第三の男のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.8

観た人
4133

観たい人
3557

投稿者:あらた 2019年08月20日

よくできたサスペンスであり、男女の物語でもあるけれど、その根底にあるのは戦争だ。
ハリーを変えてしまったのは、戦争だった。
それでも変わらないのが、女だ。

投稿者:えだまめ 2019年08月14日

第二次大戦後、四ヵ国の統治下にあるウィーン。
アメリカから作家のホリー・マーティンスが、親友のハリー・ライムに会いに来る。
彼のアパートでホリーは、ハリーが交通事故で亡くなったことを知る。
事故に居合わせたのはハリーの知人ばかり。食い違う目撃証言。
ホリーは管理人から、現場に正体不明の三番目の男がいたと知らされる。

真相究明と第三の男のミステリーで引っ張り、アントン・カラスのツィターの音色が暗さを和らげる。
映像も予定調和も、良い意味で斜構に行く。期待をズラされて吹き出してしまったり。
光と影、影の強調。猫、子供、風船の使い方。アンナ・シュミット、HLのパジャマ、回想など入れてこない。
一本の並木道、二人を映すあのラストには参った。
古い名作は、ネット等で初見殺しされてしまうのが辛い。

投稿者:machan 2019年08月13日

あー!この曲ね!
ビールが飲みたくなります。
映画の内容とちょっと合わないかもーと思ったりもしましたが、うんうん、この曲。

モノクロはいいですね。
影をうまく操った映像技術の効果はモノクロならではのものかと。
インパクトある台詞、音楽も活きているし、地下道の逃亡劇の緊迫感も凄い。
映画史に残ると言われるラストシーンの並木が美しく、そして切なかった。

「市民ケーン」に続けて観て良かった。
オーソン・ウェルズがいいですね。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

光と影

投稿者:趣味は洋画 2016年07月24日

多くの映画ファンに支持されている名作...そう呼ばれるものには名シーンがつきものだ。
最も強烈な効果を挙げているのが、遊園地の大観覧車でハリー(オーソン・ウェルズ)とホリー(ジョセフ・コットン)が出会う場面。 ⇒ いわゆる「斜めの構図」
コントラストの強い劇的な照明(ラスト近くでハリーがイギリス軍人たちに追い詰められる地下水道の場面)と光、影、靴音などの効果的な使用。
そして、ラストの並木道のシーン。

第二次大戦直後のウィーン。
アメリカから親友ハリー・ライム(O・ウェルズ)を訪ねてきた小説家のホリー・マーティンス(J・コットン)は、ハリーが事故死したことを知らされるが、事故時の状況に釈然としないものを感じる。
現場にいた2人の他に、もう一人謎の人物が目撃されていたのだ。
その‘第三の男’を探して、ハリーの元愛人アンナ(アリダ・ヴァリ)などにハリーのことを聞いて回るうちに、ホリーはイギリス占領軍少佐から、ハリーが実は生きていて、戦争中に粗悪なペニシリンの闇取引で多くの死者を出したために地下に潜っているのだと聞かされる...

男同士の友情に一人の女を介在させたミステリー仕立てが心地よい。
その女、アリダ・ヴァリ。
底知れぬ湖のような瞳のミステリアスな女優。出演時は28歳だった。

名作の立役者がもう一人。
チターの名手、アントン・カラス。
本作のために彼が作曲したテーマ音楽の親しみやすさと素晴らしさ。

印象的な要素には事欠かない名作中の名作。
何度観ても、映画の原点に帰れるような気がする。

第三の男

投稿者:片山刑事 2014年12月25日

 序盤は、親友の死に立ち会った人物達に話を聞いていき。そして親友の恋人とのやりとりが続きますが。これがちょっと退屈でした。45分過ぎに事件の目撃者の門番の死をきっかけにしてやっと転がり始めるといった感じでしょうか。それでも、第三の男が暗闇から姿を現す有名なカットが出てくるまで。ここに来ないと動きが遅いようにも思えます。

 事故現場に居合わせた第三の男は誰なのか? から第三の男の正体。第三の男の目的、悪の論理。ちょっとわかりずらかったのは、ハリー・ライムの目的で。映画に登場するまでの背景が全くわからないので主人公と20年来の親友というだけの情報しか与えられないので、主人公が盲目的にハリーを信じるのがわかりずらかったです。

 とは言いつつ、話の強弱のつけ方は最高で。緊張感あるシーンが続くかと思いきやコミカルなシーンが差し込まれたりして意外性を感じる作りになっていました。タクシーで拉致されたと思ったら講演会ってくだりは最高です。
 今見ると、陰影を強調した映像にやたらと斜めの映像はちょっと狙いすぎでしつこい印象を受けました。
 
 それに、ペニシリンを安く売りつけ使用した人たちは廃人になってしまうことを知り犯罪は許せず友だちを売ることになりますが。ヒロインの存在により、何故か主人公が悪くなるような展開がものすごい切ないです。

 何といっても、この映画はラストカットが素晴らしくこれだけのために100分間見てよかったと思えるくらい美しくそして悲しいショットで最高でした。

投稿者:まみもぉ 2014年11月16日

オチが分かっていても、何度でもゆったりと寛いで観ることのできる名画。
飄々と我関せずな音楽もほぐし効果絶大。
今も変わらないところが多いだろうウィーンの街も楽しめる。

そこが下水道路であっても美しい石畳。
敷き詰められた丸い石が反射する光も丸く柔らかい。
丸い石、猫の肉球みたい......と思ったら、
そこを歩く猫が輝いて見えてきた。
建物の角から現れゆっくり歩いてあの男の足元にすりよる猫…名演技。
ではあるけれど、その猫に、ではなく、
今までは犯人を示唆する猫を使ったこの演出、光と影の使い方に感心していた。
この再見で、その肝心の光を手玉にとって影を活かしていたのは、けっしてかわいい!とは言えない猫だと思った。
そう思ったら、『めし』に出てくる貧相な猫が思い出された。あの猫もそうだった。
ゴッド・ファーザー、マーロン・ブランドの膝の上で撫でられていた猫もよかったけど、
やっぱり猫には歩いてほしい。運転席から道路をゆっくり横断する猫の姿にいつもみとれている。
歩く猫......『老人と海』にもいた。倒れて横たわる老人の横を通り過ぎていった猫。
こういう記憶の一本釣りができるのも映画の魅力のひとつですよね。
秋の夜長の名画鑑賞、豊漁でした。




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クチコミ・レビューTSUTAYA

名作

投稿者:ヒロ 2012年01月18日

オープニングの曲や演出などストーリーがおもしろい。昔の作品ですが今見ても楽しめます

光と影

投稿者:正宗 2004年02月03日

オープニングの曲があまりにも有名。内容もさることながら光と影をうまく使ったカメラワークは後の映画にも多大な影響を与えた作品ですね。

ダントツ

投稿者:ゆき 2003年09月07日

映画好きで古いのだと1920年代のサイレントから観てる私だけど文句なしのベスト作品です。ウェルズの存在感に極上のストーリー、地下水道での追跡やいまや伝説のラストシーンなど、何をとってもサイコーじゃない!?
ちなみに個人的にはウェルズより主役であるはずのコットンの方が私は好きです。

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