オデッサファイルのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.4

観た人
626

観たい人
272

投稿者:LEONkei 2021年03月03日

『ジャッカルの日』や『戦争の犬たち』などスパイ・戦争もの小説を得意とし、緊迫感とリアリティーに溢れる描写で世界中で人気を博したイギリス人作家〝フレデリック・フォーサイス〟の原作『オデッサ・ファイル』。

作家活動中もMI6(イギリス秘密情報部)に協力しスパイ活動をしたり、内戦が続く赤道ギニア共和国へのクーデター支援など小説さながらの異色作家。

この『オデッサ・ファイル』は今観れば陰謀論や都市伝説のような在りそうで無いプロットで、ドイツ・ナチの残党が世界に密かに蔓延りイスラエル国家を再び攻撃する計画を入手してしまう新聞記者(ジョン・ヴォイド)はどうするか…。

在りそうで無い、無さそうで在る、無さそうで無い…。

それは当時の公開時期と世界情勢を透かして見れば戦争体験者も多く東西分断の冷戦時代の真っ只中で、〝在り得ないが在るかも知れない〟と思った人々は少なくはないだろう。

陰謀論や都市伝説はいつの時代も世の中に蔓延るが、マスメディアの切り取り報道や偏見報道に惑わされてはいけない..★,

投稿者:yuukite 2021年01月07日

むかし地上波で。ジョンボイドのスパイサスペンス。いまや娘アンジェリーナのお父ちゃんな感じだが、この頃は売れっ子俳優。真夜中のカウボーイあたりからチャンプあたりの主演作はヒット作が多い。

投稿者:空海花 2020年12月26日

ロナルド・ニーム監督作品
原作はフレデリック・フォーサイス

舞台は1963年11月22日、西ドイツのハンブルグ。
ルポライターである主人公ペーター・ミラー(ジョン・ヴォイト)は偶然見かけた事件から、自殺した老人の日記を入手する。
老人はナチスの収容所で残虐行為を先導した男を探していた。
カーラジオからケネディ大統領暗殺のニュースを耳にする導入がリアリティと彼の性格を表して、引き込まれた。
街はXmasに色づき始める。

“オデッサ”とは元ナチスSS隊員で作られた組織。
彼がある事件から浮かび上がったその組織に潜入していくサスペンス。
オデッサは元SS隊員をいわばナチ狩りから逃れさせるための秘密結社だ。

若きジョン・ヴォイトの正統派アクション。
アクションに色をつけたのだろうが
大袈裟すぎない演技がクールで嫌いじゃない。
ルポライターがどうやって?と思うが
潜入する訓練が面白い。
もう少しエンタメとしてうまく盛り上げれば評価は高かったと思うが
史実に考えを巡らせるには悪くない気もする。
それでも突拍子もない安直なところもない訳ではない。

原作の著者フォーサイスはイギリスの作家。(「ジャッカルの日」の原作者)
元ロイターやBBCの記者で、作品にも膨大な情報量が盛り込まれている。
作品中では
生涯約1100人のナチス戦犯の逮捕に貢献したと言われているサイモン・ヴィーゼンタール
“リガの屠殺人”と呼ばれたナチス戦犯エドゥアルト・ロシュマンが登場して
物語を引き締める。

アンジェリーナ・ジョリーのパパ、ジョン・ヴォイト
姉弟共演のマリア・シェルとマクシミリアン・シェル
「ポセイドン・アドベンチャー」のロナルド・ニーム
と、期待度は高そうで
史実の絡むシリアスさと結末はいい意味で想像を裏切ってきたけれど
せっかくなら重厚感をたっぷり味わいたかったかな。
原作はかなり面白そう。


2020自宅鑑賞No.47/total156


最近、マイリストの配信終了作品がいっぱいあることに気づいて、何となく追われ気味です。結局追われる(笑)
Xmas映画はもう別にいいかと思ったけれど
ドイツのイルミネーションを少し見れたのでこれでOKです!(笑)

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

観たかったので満足しました

投稿者:スーパーカブ 2019年04月18日

強烈な反ナチストーリーで、過去に一度見て、また見たいと思っておりましたが、現ドイツへの忖度?か、地デジ、BS,JCOMなどで放映される数ある映画の中に全く出てきません。フォーサイスの小説も読んだことがあり、懐かしく鑑賞させていただきました。あまりにも残酷なカットが沢山出てくるのでどの局も放映をためらっているのでしょうか。こうした歴史的事実は、次の世代に語り継いでいくべきだと思います。
レンタルは初めてですが、迅速な配送や返却手続きに満足しております。

史実が裏付ける「オデッサ」の正体

投稿者:カマンベール 2017年02月19日

主人公のルポライター、ペーター・ミラーが、
元リガ強制収容所所長だったロシュマン(マクシミリアン・シェル)を、どこまでも追い詰める「真の動機」は、映画の最後の最後に
明らかにされます。

「ジャッカルの日」とこの「オデッサファイル」が、代表作の、
フレデリック・フォーサイス原作のサスペンス映画ですが、
映像や脚本、撮影から俳優の風貌まで、実に格調高く、
本格的な感じが隅々にまで行き渡っています。
見応えありました。

この映画では1963年頃にエジプト政権と共同で、
イスラエル壊滅作戦が、実行される予定だった・・・真偽のほどは
分かりませんが、第二次世界大戦後0年を経ても、ナチスの残党
(親衛隊通称SS)は秘密組織「オデッサ」で元SSSの海外逃亡や、
資金的援助を続けていたとは?
ヒトラーの遺産は、終戦で全てが終わった訳では、なかっのです。
最近観た「コロニア」でも南米チリ政権に深く潜入した、
ナチスの残党が「コロニー」を作り、そこで政治犯を残虐に
痛めつけるリンチを行っていて、しかもそれは、ドイツ高官が
容認している・・・1970年代の実話です。
ナチス思想の根絶はとても一筋縄では行かない事を実感させられる、
作品として現在にも繋がる作品でした。

緊迫のサスペンス

投稿者:趣味は洋画 2017年02月13日

フレデリック・フォーサイスのベストセラー小説を映画化した、ナチズムの復活に対して警鐘を打ち鳴らすドラマ。緊迫したサスペンスの展開から、最後まで目が離せない。

1963年、ルポライターのペーター・ミラー(ジョン・ヴォイト)は、西ドイツのハンブルグで母(マリア・シェル)の家を訪ねた帰り、運転する車のラジオで、ケネディ大統領暗殺のニュースを聞く。その直後、ある老人の自殺現場に出くわしたミラーは、旧友であるハンブルグ警察の警部補から、老人が残した日記を見せてもらう。その日記には、ラトビアのリガにあったナチ収容所での残虐な実態が綴られていた。老人は、リガ収容所長だったロシュマン大尉(マクシミリアン・シェル)の非人道的な行為を呪い、復讐を考えていたが果たせず、絶望して自殺したというものだった。
ミラーは、元ナチスの残虐な殺人組織「オデッサ」が健在であることを知る。以来、オデッサについて調べるミラーの周囲で、事件が頻発する...

映画の中で説明が入るシーンがある。
オデッサ...残虐の限りをつくした、元ナチSS隊員で構成された組織で、終戦時に結成された。
目的はSS隊員を国外へ逃亡させ、全く別の人間として仕立て上げること。
そして既にドイツをはじめ、近隣諸国に、あらゆる職業人に成り代わって社会に潜り込んでいる。

映画全般を通じて緊迫感が漂うが、なかでも、オデッサの幹部で福祉局の人間に成りすましているクラウス(デレク・ジャコビ)と、ミラーのやりとりはその最たるものだ。
ミラーはオデッサに潜入するため、元SS隊員で警察に追われているという設定で、オデッサの幹部に会うことに成功するのだが、その幹部将校クラウスは、矢継ぎ早にあらゆる質問をミラーに投げかけてくる。事前に十分な知識を頭に叩き込んでいるミラーも堂々と答えるが、緊張して汗ばんだ顔になっている。

ラスト、オデッサの殺し屋(クラウス・レーヴィッチェ)とミラーの闘い、ロシュマンとミラーの一騎打ちも迫力がある。

主演のジョン・ヴォイトがまだ若々しい36歳のときの作品だが、マクシミリアン・シェル、マリア・シェルの姉弟が揃って出演(マリア・シェルの出演シーンはわずか)、そして曲者のドイツ人俳優が多数出演するなど、キャストの顔ぶれをみても興味深い作品となっている。

何十年かぶりに観て、興奮が甦ってきた。



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クチコミ・レビューTSUTAYA

M・シェルが強烈

投稿者:よすたかず 2013年02月10日

 幾重にも張られた旧ナチス側のチェックをかいくぐる場面をはじめピンとした緊張感が全体を覆い一気に観れる。追われる戦犯M・シェルは出る場面は少ないが人でなしの役で強烈な印象だ。「大脱走」の収容所長H・メッセマーほか戦争映画でよくドイツ軍役をする俳優らがちらほら出ているのも一興。車が丸一台入る木製の箱のエレベータで地下に降りると1車線の長いトンネル道路が出る場面があったが、あんなのが実在するのだな。

娯楽劇 or テーマ劇

投稿者:マツガエ 2002年07月03日

 「ナチス」ときくと若干陰湿な印象が義務教育的にフツフツわいてしまいますが、エンターテイメントに持ってこいの好題材。自称”少年の心”を持つ方あるいはサスペンス好きなら思わず手に取ってしまうかも。 フォーサイスについてはその著名な名を知るだけの私ですが坦々と観れる。しかし話が展開するほど序盤からの疑問がふくらむ。日記から情報を得たフリーの報道記者がロシュマンを懸命に追うのは一体・・・、(メアリー・タムに見惚れていたスキに肝心の場面を見逃したかと訝りながら考える私)、スクープを取るため?虚栄心?金?、うーん動機としては弱い。どうして・・・? 終盤それは、簡明ながらそれなりの説得力を持って明らかに。腑に落ちるその場面は相手の反応も含めて秀逸。 あと、日記の文言として「国家の一部として働いた私ではなく、個人としての私を慮って(祈って)くれ」みたいな意味合いの表現がハジメと終わりにあって、テーマでもあるのですが、これもわかりやすい。「全体主義より個人(資本)主義です」風の、戦勝国共通の思想啓蒙を目にするとややトーンダウン。 思うに評価の分かれ目は、それを短所と採るか看過するかで決まるのかな?

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