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狂ってるのはトラヴィスなのか社会なのか。いや、全部狂ってる。おかしいよね、それに気付かない振りして生きてる。そこに蓋を出来なくなったんだ。
狂人で英雄だという皮肉は観賞後もスッキリしないし、このモヤモヤがそうだ、スコセッシ監督だったわ。
無知とズレた感覚のせいで社会から疎外された孤独な男が狂気を帯び、「社会のゴミ」を一掃するため無差別殺人をする。悪に染まったように見えるこの殺人鬼は、しかし家出少女を「社会のゴミ」から守ったという観点から見るとヒーローになる。社会的評価を得て初めて歯車が噛み合い、社会復帰するのだった……見えないところでこういう鬱屈した人が考えると手放しで拍手できない寒さがあった。
サングラスを掛けて目線を隠した主人公がじっと喧嘩相手を見つめるシーンは何を仕出すのか分からなくてゾワゾワする。ロバートデニーロの演技が素晴らしかった。
それから映画『ジョーカー』にたくさんのオマージュがあるのがわかって面白かった。
「奴らを根こそぎ洗い流す雨はいつ降るんだ」
「一生自分の殻に閉じこもって良いはずがない。もっと普通に人並みの生き方をするべきだ」
「タクシーなら俺のに乗りゃ良いのに」
「どこにいても俺には寂しさが付きまとう」
映画界に大きな衝撃を与えた傑作
久しぶりに見直した
今、観ても、強烈な衝撃は変わらない
マーティン・スコセッシ監督と
ロバート・デ・ニーロの名作
第29回カンヌ国際映画祭
パルム・ドール受賞
映画史に残る傑作
デ・ニーロのトラビスが
次第に鬼気迫る姿になっていく
狂気が凄い
頭を殴られる程の
衝撃のクライマックス
ラストでトラビスは
何を見たのか?
映画史に残る永遠の謎だ
まったくわからない
全編に渡って頭のおかしい青年を淡々と見せられているような映画。
特に起伏もなく、話も滅裂なので、当時の背景などがわからないとまったくわからない映画。
今となっては哲学的な映画になってしまい、見ても内容がさっぱりわからん。
タクシードライバー
おおよそ、半世紀前にロードショーで見た映画でした。其の当時、フランスのヌーベルバーグの潮流で、アメリカでは、スコセッシ監督のものを映画好きな若者達は見ました。”沈黙”を見て、もう忘れていた”タクシードライバー”が見てみたいと思ったしだいです。内容は薄らぼんやりとしか覚えていませんでした。ロバート・デニーロが若くって、スリムで、どこかアラン・ドロンにも似ていて、懐かしくて、少女役で、ジュディ・フォスターが出ていましたね。流石に上手かったですね。世相を反映した、お金のかかっていないハリウッド映画なんでしょうね。
全盛期の輝き!
リアルタイムでデ・ニ-ロ作品に接する事ができた人には、たまらない代表作の1本! 撮影も音楽も素晴らしい。
この映画を傑作と思えるようになったら
シネフィルと自身を認定してもいいのかもしれない。トラヴィスの、不気味で、ある種イノセントな薄ら笑いと、若きジョディ・フォスター演じるアイリスの美しさが観られただけでも自分にとっては良き作品だ。自分の生まれる前の映画なのか。そうはとても思えないな。
何をやらかすか目が釘付けに
あのR・デ・ニーロが細く若く狂気に変わるベトナム帰還兵。モヒカン頭に豹変し拳銃数丁で無言のまま悪党を成敗する場面は衝撃的。大統領候補を狙う意図はなんだったのか。選挙サポータのS・シェパードは当時こんないい役があったのか。J・フォスターはこれでオスカーか。H・カイテルは若い時も相変わらずクセモノか。と、いろいろあるが、何といってもデ・ニーロ氏が次に何をやらかすのか目を釘付けさせるM・スコセッシ監督、意識しては観てこなかったが、この強烈さにしびれ、これまでの作品を拝見したくなった。