裏窓のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.9

観た人
7039

観たい人
4329

投稿者:momohide 2019年06月15日

「奥さんは元気か?」


仕事で足を怪我したカメラマンの主人公。
完治するまでの7週間、暇を持て余す彼の密かな趣味は向かいのアパートの住人の生活を覗き見すること。
あまり褒められた趣味とは言えないがアパートの住人は揃いも揃ってブラインド全開なんだから仕方ない笑
いくらクソ暑いからと言って、こんなにも開放感マックスでいいのか自由の国。

前半部は主人公の情事やさまざまな住人の生活感か垣間見れて微笑ましくもあるがそこはサスペンスの王様ヒッチコック、物語は思わぬ方向へと発展して行く…。

まるでサイレント(向かい側)とトーキー(こちら側)の構成が素晴らしい。
主人公をはじめとするキャラクターも非常に魅力的でサイコの様な終始緊迫した雰囲気は無く、少し間の抜けた作風となっているが、
妻からの手紙やぐるぐる巻きトランクなど真意が最後まで語られない謎が残る終わり方、妙に明るいエンディングが奇妙でもある。


リメイクもされているみたいだが、漏れなく駄作のようなのでもう一度キチンとリメイクして欲しい。

投稿者:てんやもん太郎 2019年06月13日

本当によくできてるなーと思いながら、そんなに見えるかなという、当たり前のことを思ってしまう。
あー見えない!!みたいなストレスがもっとあった方が面白かったかも。
あと結構笑える!
お手伝いのおばあさんの存在に救われている。
市原悦子の源流がここにあった。

投稿者:goo 2019年06月13日

同じ空間のみで映画を作ったという革新的な試みと緻密な計算、こだわり抜いた演出とスタッフ、役者の作り上げた傑作。リサの登場シーンを監督が大好きなのが伝わる。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

ヒッチコックは演劇的娯楽映画作品としてジャンル分けする

投稿者:snap 2019年02月04日

今更ながら本作を鑑賞後に映画全般について言える事を見出した。
それぞれの監督作品にそれぞれの世界観がある。
当然の事ながら、自分の好みに合わせて映画を見るべきなのだろう。
ヒッチコック作品は矛盾を感じるものが多いが、そうでないものもあったので知名度の高い作品は一通り見ておくべきだと思いレンタルした。

ヒッチコック映画である矛盾を感じて酷評に徹するのはナンセンスなのは承知の上で
正直な所状況設定と言う点でまた矛盾を感じてしまった。
向かい側のアパートの窓の全てがいつも解放されていて住人の日常生活が丸見えと言う設定の違和感だった。
まるで演劇を見ているかのような状況設定。
それはある程度ディフォルメされたものだと思えば許容できる範囲だったが、重大事件を起こす犯人がいつも窓全開でいる警戒心の無さには疑問を持たざるを得ない。
こちらから見えれば相手からも見えるはずだから何をするにしても当然警戒するはずだ。
殺人シーンや遺体の隠匿以外は全て丸出しと言う展開で冷めてしまった。
中庭を挟んだ向かいの窓との距離はそう遠くはない所で、望遠レンズや双眼鏡のレンズの反射は視線と共にあり意外と目立つものだ。
逆に他の全ての部屋が開放的なのに、その部屋だけが閉鎖的と言うところに怪しさを感じさせるような演出だったら有り得る状況の様な気もする。

ヒチコック作品は見せ場を作るアイディアのための娯楽作品であり演劇的映画として割り切る見方が必要なのだろう。
あるアイディアのためのスペクタクルであったりスリルとサスペンスであったりするようだ。
アイディアのための映画を評価するか否かは個人の好みだろう。
自分としては“汚名”のような秀作が他にもあるのかどうかが気がかりになる。

矛盾のどうこうを除けばそれなりに楽しめる作品だった。


( 94件のレビュー閲覧後の感想 )

>何故にカーテンやブラインドを閉めないのかという疑問は作品自体の存在を否定するので突っ込んではいけないわけだ。
- 映画を楽しむための心得を語る文章があった。
否定と言うより映画に求める物の違いと言う事にしたい。
突っ込みどころの無い作品を見たいのが自分の本音だ。
このような作品を自分の中でジャンル分けする必要がある。
演劇的映画作品と・・・
自分がそれを望むかどうかの問題だろう。

>モナコ王妃は、確かに整っているかもしれない。けど、わたしが魅力を感じるのは・・・
- 綺麗な人だが凄い魅力的とは感じなかった事に同感。

>ローバート・キャパとイングリット・バーグマンがモデルということ、最近知りました。
- どこかの似た様なシチュエーションだと思ったらそういう事かと思う面白い情報だった。

>私がヒッチコック苦手なのはこういう「現実性のない設定」である。
>やっぱり私はヒッチコックて、つまらなーい。さぁ、次はもう借りてるから「泥棒成金>(1954)」だ。
- 自分と同意見の人が “めまい”も同じ理由で酷評していた。
ヒッチコックを評価できない人の理由はほぼ共通していた。
つまらないと言いつつヒッチコック作品を見ているのは同じで、高名な監督ゆえだろう。

窓から落ちるシーンの表現が幼稚という事に関して自分としては
昔の作品の映像技術には忖度する事ができる。
自分が望みたいのは中庭に向かい合う窓の全てが開け放たれているかどうかの本質的な事柄だった。
レビューを閲覧して映画を楽しむために寛容な人が多いと感じた。
酷評が多い自分は狭量な少数派だろう。

自分が敬愛する小津映画にも演劇調の演出は有る。
セリフの棒読みと大根演技である。
しかしそれを非現実的とは受け取れない。
小津監督は役者の演技よりも構図を重視したのであり現実味はにじみ出るもので表現している。
その世界観があるように、ヒッチコック作品を見る以上、その世界観を楽しむべきなのだろうが、やはり自分が期待する部分とは異なる。

だからヒッチコック作品は見ないという事なら話は早いが、“汚名”のような自分が望む秀作が一つあった事でヒッチコック作品にも期待してしまう。

(引用した文章のレビューには投票させて頂きました)

カメラマンの足のギプスの問題

投稿者:ちゅく 2017年06月19日

最初、カメラマン(ジェームズ・スチュワート)は撮影中の交通事故で、左足を骨折して、ギプスをはめています。
ギプスに「Heve lie the broken bones of L.B.Jefferies」とマジック書きされています。
ギプスの左足が痒(かゆ)かったので、「孫の手」で、ごそごそ掻(か)く。

彼の部屋から見える、向かいのアパートは、全部の部屋、建物がセットだ。(当時のハリウッドの値打ちだろう。)
猫が昇る下の石段も、セット。

車いすで動けるときに、グレースが訪ねてきます。

その前に、山岡久乃さんのような、しっかりした老嬢が出てきて、カメラマンにしっかり説教をします。
「今だってそう でもずっと愛し合ってる」 年貢の納め時だと言っている。
「結構だね サンドイッチを頼む」
「いいわ “常識”をはさんどいたげる」

いい会話。
そのあと、「リサ」(グレース・ケリー)自身が訪ねてくる。

彼女は、カメラマンに惚れている。初老のカメラマンが彼女に惚れているように……いいえ、それ以上に惚れている。
彼女は、こんど、ファッション・ショーで着る衣装を、彼に見てほしい。

ヒッチコックは、グレース・ケリーを美しく描く宿命にあった。
彼女の美しさに魅かれていたし、彼女の主演映画を、絶対にヒットさせなければならなかったから。

では、ギプスの問題に戻ろう。

女と男が議論しているとき、「高度4500メートル零下20度の寒さに耐えた事は?」という場面。
男の右足がギプスにように思えるが、足を組んでいるので、それは左足だった。

映画では、だんだんギプスが薄く蒼くなり、指先も裸になってきています。左です。

最後、真犯人と闘うときに、フラッシュを使うところが、カメラマンらしい。暗やみでは、武器になります。

彼がいつも、のぞき見していた向かいのビルの男女が、フラッシュの異常な点滅と、彼の大声で、注目する。

しかし、彼は男から痛めつけられる。彼は階下へ落下する。

最後の両脚のギプスは、そのときに折った、もう一足(右足)が加わったためであったのです。

この映画で、ヒッチコックは、少なくとも、ギプスの問題でミスは犯していないということが分かりました。

ギプスの問題で書いてきましたが、それは傍系・カルトの話題です。

なかなかの秀作ではないでしょうか……。

ちゅく

裏窓から覗く様々な人生

投稿者:カマンベール 2017年06月19日

足を骨折して静養中のカメラマンのジェフ。
暇つぶしに覗いてる向かいのアパートの住民たち・・・その様々な人生が垣間見えます。
ほぼ、ジェフのアパートの一室と、見える向かいのアパートの住民たちが全て・・・という映画ですが、面白いです。
3回目なのに、ほとんど忘れてます。

妻を殺してバラバラにしたのではと、疑われるセールスマン。
ミス・ロンリーというあだ名の寂しい独身女性。
いつもピアノを弾いている作曲家。
越して来た新婚さん。
いつも半裸でエクササイズをしているバレエダンサー。
犬を可愛がる老夫婦。
カメラがパンするたびに違う人の違う人生が面白く飽きさせません。
主人公のジェフ((ジェームズ・スチュワート)は、殆ど身動き出来ないのです。
この設定が、この映画を面白くしています。
恋人のリザ(グレース・ケリー)に、結局は「事件捜査」の実行部分を
任せてしまい、犯人のアパートでリザと犯人がもみ合うのを、
指をくわえて眺めるという、なんとも男らしくない展開をするのですから・・・。
ラストは大笑いでした。
なんと、ギブスした足が、二本になっているんですもの!!
ゆめゆめ、身動き取れない状態で、殺人事件に首を突っ込んではイケません。
それにしても、貧乏アパートに降り立ったレディの、
ファッション・モデル並みのオートクチュール衣装の豪華さ高価さに、垂涎でした。
グレース・ケリーは大人っぽいですね。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

ビュ-ティフル!

投稿者:カズイチ 2014年11月25日

半世紀以上前の作品なので、今の観点から見るとツッコミ所も多いが、グレ-ス・ケリ-の美しさを見るだけでも充分満足出来る!

是非見てください、傑作です!!

投稿者:ドドリアン 2013年04月13日

自分が見たヒッチコック作品の中でもオススメの映画です。ミステリーとしてももちろんですが、演出も素晴らしいと思います。(日本でいえば団地みたいな)アパートに住む人々の生活感が伝わってきて、自分も映画の世界にいるような気分になります。ラスト10分間は心拍数MAXです。

サスペンス良作

投稿者:mrs.jones 2012年04月29日

裏窓から事件を追っていく点がよくある刑事物やサスペンスと異なり興味をそそられます。望遠鏡や双眼鏡からのぞくような映し方が、観客も主人公の視点からこっそり事件をのぞき見ている感覚にさせてくれ、その斬新さがヒッチコックらしいです。G.ケリーの美しさもさらに作品に光を与えています。

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