再会の時のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.2

観た人
143

観たい人
244

投稿者:ジャン56 2020年09月17日

原題、「大幻滅。」
葬式ついでに同窓会やるべっていう謎流れの話。むしろ酒の肴にされたケヴィンコスナーをコスった方がオモロかったんじゃないかというくらいド地味で、確かに大幻滅という感じ。

投稿者:SPNminaco 2020年09月16日

友人の葬式で再会したかつての仲間の群像劇。1本の電話、次々動き出すキャラクター、ズボンを履きネクタイを締めスーツを着たその腕に傷跡。台詞でなく、そんな冒頭のカットバックで旧友の死をさらりと物語るのが巧い。また、場面ごとの挿入曲はさりげなく時代を遡っていき、久しぶりに集まって過ごす数日間を彼らの青春時代の曲が彩る。そして他愛なく戯れ合うエピソードの断片が、パズルのようにほろ苦い人生模様を形作っていく。はぐらかして触れるのを避けても、それぞれの人生に欠けたピース、今この場所この時間に欠けたピースがある。それを象徴するアレックスの不在。
演出や脚本構成が既に古典的王道というか、「同窓会映画」のお手本だ。けれど、アレックス含め過去から現在の「何故こうなったか」という説明などないのが良い。誰かに訴えるでもなく仲間内だけで共有する感傷、分かち合うひと時の“Big Chill”、それ以上は見せずに終わるラストの切れ味がまた心憎かった。ケヴィン・クライン、グレン・クローズ、トム・ベレンジャー、ウィリアム・ハート、ジェフ・ゴールドブラムら錚々たるキャストがみんな若い!更に、まったく顔を見せないアレックスがケヴィン・コスナーだとは。
(自分たちを「まるで80年代の映画みたい」と言及する)2014年のジェシー・ズウィック監督『アバウト・アレックス』は、明らかにこれを下敷きにしてあるとわかった。

投稿者:CHEBUNBUN 2020年07月24日

【You can't always get what you want】
『死ぬまでに観たい映画1001本』に掲載されているローレンス・カスダン監督作『再会の時』を観ました。ローレンス・カスダンといえば、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の成功以降数多くのシリーズ脚本を手がけ、それだけではなく『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』や『ボディガード』といったヒット作を手がけている名脚本家。彼は脚本家だけでなく監督も何本か務めており、本作はその中でも傑作と名高い作品だ。ただ、豪華キャスト会話劇にありがちな非映画的もとい演劇的手法からFilmarksでは評判が高くない。実際に観て確かめてみました。

旧友アレックスが死んだ。その葬式のために大学時代の友人たちが集まってくる。アレックスを《過去》へ導く存在としてのマクガフィンへ仕立て上げるためにアレックス役のケヴィン・コスナーは登場しない。この的確な選択によって映画は強固な過去を女々しく舐め回す者の話へとなっていく。どういうことだろうか?ローリング・ストーンズの"You Can't Always Get What You Want"がピアノ演奏からミック・ジャガーの肉声へとシフトし、奇妙なことに送別式参加者はテラスハウスがごとく共同生活することになる。

ミックジャガーが、
You can't always get what you want
But if you try sometimes well you might find
You get what you need
(欲していてもいつも手に入るとは限らないんだぜ。
でも、時にはやってみたら見つかるかもしれない。
あんたが必要としているものをね。)

と語っているのを背に、旧友たちは失ってしまったアレックスを媒体に、あの頃の青春を取り戻そうとするわけだ。アラサーになり、金も女もいる。中産階級として、豪勢にご馳走を用意し、酒にドラッグに色恋に明け暮れる。ただ、そこにあるのは人生の停滞から目をそらそうとする痛々しさだ。ある女は、子どもが欲しいのに夫が許してくれず堕胎したと語る。でも、子どもが欲しいからまた出産したいと語り始める。晩餐会では、男が大して上手くもないアレックスのジョーク「さてデザートにしようか。」というのを披露する。そこに笑いがあるもんだと、一人が下品な笑いをし場を凍りつかせる。俳優になった者は、彼のかつて出演した安っぽいテレビ映画を皆で観ることになり赤面する。

彼らの時代は、第二次世界大戦後のベビーブーム世代。戦後親世代との断絶と戦ってきた世代であり、カウンターカルチャーで大人へ反発し、そして大人社会に抗うことができず、順応する形で大人になっていった世代だ。マーヴィン・ゲイの"I Heard It Through the Grapevine"やビーチ・ボーイズ"Wouldn't It Be Nice"、パーシー・スレッジ"When a Man Loves a Woman"、ザ・バンド"The Weight"といった60年代の名曲が安っぽく引用される。すっかり成熟し、ギラギラしていたカウンターカルチャーの《カウンター》が削ぎ落とされ、すっかりアメリカ社会に飲まれてしまった彼ら/彼女ら。音楽も歌詞まで深く嗜むのではなく、表面的なノリでしか楽しまなくなった者のデカダンスを本作は捉えているのだ。故に退屈な作品でありながらも、その退屈さが魅力的な作品に仕上がっている。

ローレンス・カスダン自身、第二次ベビーブーム世代の人。彼が自分のアラサー、アラフォーの危機と、同世代が持つスノッブで枯れてしまった文化を批判的に描いた秀作と言えよう。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

学生時代・・・苦楽を共にした友は優しい。

投稿者:カマンベール 2017年10月30日

自殺したアレックスの役がケヴィン・コスナーで、出演シーンを
全てカットされたのは有名なエピソードです。

ベトナム戦争前後の70年代に学生運動で結ばれた友達。
10数年後アレックスは自殺して、旧友たちが7人葬儀に集まる。
集まって過ごす家は友達の中で結婚して事業に成功しているケヴィン・クラインとグレン・クローズ夫妻のアトランタの邸宅。
この夫婦が実に包容力のある二人で、感動してしまった。
アレックスを救えなかった悲しみ。
ベトナム戦争で不能になったウィリアム・ハート。
新聞社のゴシップ記事専門記者のジェフ・ゴールドブラム。
テレビスターで成功しているトム・ベレンジャー。
劇中劇のシーンが可笑しくて笑う。
友達が自殺して再会した旧友たち。
なのに湿っぽくはない。当時流行っていた明るい音楽がBGMで、
みんな再会を懐かしんでいる。
メグ(メアリー・ケイ・プレイス)のたっての望み。
子供を産みたい・・・それを夫(ケヴィン・クライン)に了承させる
サラ(グレン・クローズ)。
なんか暖かい気持ちになる映画です。

7人の同窓生+1人

投稿者:趣味は洋画 2017年10月26日

1983年「再会の時」(ローレンス・カスダン監督)
もう34年前の作品ですが、年数を感じさせない新鮮さが残りました。再見です。
今となっては、これだけの名優を揃えたカスダン監督の眼力たるや敬服します。

学生運動の同志7人(ミシガン大学生)の10数年後の再会を描いた映画です。
その7人とは...
ケヴィン・クライン(ハロルド)・・・運動靴のチェーン店を持つ実業家
グレン・クローズ(サラ)・・・ハロルドの妻で医者。同窓生同士で結婚している。
トム・ベレンジャー(サム)・・・TVスター(私立探偵役で有名に)
ジョベス・ウィリアムス(カレン)・・・学生時代、サムが好意を寄せていた。今は人妻。
ウィリアム・ハート(ニック)・・・麻薬の運び屋。かつてベトナム戦争で性的機能を失っている。
ジェフ・ゴールドブラム(マイケル)・・・「ピープル誌」の記者
メアリー・ケイ・プレイス(メグ)・・・不動産屋の弁護士。独身。

7人がハロルドのサマーハウスに集まり、互いの現在の生活や、反戦運動の振り返り、学生時代の思想的な事柄などについて話し合います。
そもそも何故7人が集まったのか...仲間の1人だったアレックス(ケヴィン・コスナー/写真のみの登場)が自殺し、その葬儀のために皆は駆け付けたのでした。
サマーハウスでのやりとりは葬儀後に始まりました。
知っているようで互いに知らなかった事、男女の関係、会話に熱が入っての口論、等々。

勿論、出演者は7人のみならず、カレンの夫役でドン・ギャロウェイ、死んだアレックスの恋人だった役メグ・ティリーも出ています。
そしてカスダン監督の妻であるメグ・カスダン、息子のジョン・カスダン、ジェイク・カスダンも出演。

元々は脚本家のカスダン監督ですが、81年「白いドレスの女」、88年「偶然の旅行者」では共にウィリアム・ハートを主演に起用、脚本の素晴らしさが作品のヒットを生んだと思います。
そして本作では写真のみの出演だったケヴィン・コスナーですが、85年「シルバラード」ではクレジット上位に名を連ね、94年「ワイアット・アープ」で見事主演を務めています。
(92年「ボディ・ガード」でのカスダンは脚本・製作での参加)

女優陣ではメアリー・ケイ・プレイスがいいです。ミステリアスな雰囲気で。
名優7人、それぞれの30代の頃の演技、表情が楽しめます。

ある種ファンタジー作品

投稿者:Yohey 2016年04月09日

おそらく同年代の人が観ると、色々と思うところはあるんでしょうが、年代が関係ないものが観ると「あっそ」って感じで終わります。TVドラマとかでありがちな、同窓生たちが、なにかのきっかけで集まって色々とコトが起きるっていう話。2時間の枠の中にそれを描いているんで、場所もあまり変わらず、なぜ彼らがずっと一緒にいるんだろうかという部分もいまいち分からず、話は進んでいきます。

まぁ、現実味がないなぁ、と最後思って終わりました。役者たちは豪勢ですね。ってこういうことを思う作品だから、やっぱり年代がドンピシャはまっていないと、面白いと感じるのは難しいかなと思います。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

無情の世界

投稿者:チャンカ゛の復習 2011年09月06日

某映画関連サイトでは驚くほど評価が低いので何故日本では受けないのか考えた。一つには時代背景。そしてもう一つは挿入される楽曲(名曲多し!)とその歌詞の内容を知らないと共感しにくい点。 葬儀の出棺のシーンでのローリンク゛ストーンス゛の曲の使い方は秀逸。そして自殺したアレックスが好きだったその曲は「You can't always get what you want(邦題:無情の世界)」だったというのが人物像を偲ばせるし、作品の根底にある要素の一つだと思う。 劇中ヒ゛テ゛オカメラで撮影しながらトークをする場面で、マイケルがサムに「理屈で自分を納得させる事はセックスよりも大事だ」と言うが良くも悪くも実にアメリカ人らしい台詞で印象的。 あと、ク゛レン・クロースのヒッフ゜がステキ。 若い人よりも団塊の世代の方々にはオススメです。

なんかいい映画。

投稿者:カニ 2001年08月20日

冒頭にでてくる”BODY”は、ケビン・コスナーだと、だれかが言ってた。ウィリアム・ハートが乗ってるボロボロのポルシェが、かっこいい。挿入歌のローリング・ストーンズもかっこいい。なかなか、ええ映画でっせ、これ。

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