俺にさわると危ないぜのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.4

観た人
23

観たい人
27

投稿者:あチャラかレインズ 2019年12月14日

 色彩の暴力であると書いてしまえば楽なのを、そうは言ってられない『俺にさわると危ないぜ』。

 画面の隅々にまで原色が散りばめられる最中を、純白の松葉智恵子が突き破っていく。その肢体から顔面までを白スプレーで塗られる場面はまさに白眉で、思わずドキドキした。ボディダブルなしで撮るとは…。

 戦場カメラマンの小林旭が彼女を追うというよりかは、あらゆるスパイ組織に巻き込まれながら進む。

 その際に、荒唐無稽な道具の数々を駆使して、その場、その場をしのぐのだ。
 特にあの忍者研究家秘伝の大砲でヘリを狙って、あらぬ方向に弾道がいってるにも関わらず、着弾する箇所には腹を抱えて笑った。

 女忍者の使う忍法オクトパス・ポッドを笑いガスで、筋肉を弛ませて退けるギャグに笑わない奴は、メル・ブルックスでも見てればよい。

『青髭8人目の妻』のパジャマのネタがあったように、これこそがワンクッションおいたギャグなのだ。

 そうした奇抜さのみならず、金粉を塗って踊る男女の奥を杖を伴って歩く脚が通り過ぎるショットや、女忍者が死ぬときに背後でペンキ缶が倒れて青い血が広がる箇所はまさに演出だ。

投稿者:kakaka 2019年07月06日

近代くノ一集団「ブラックタイツ」というパンチライン!!
ガムを相手の目に吐きつけて、必殺ゴムゴム弾!
レコードぶん投げて、円盤手裏剣!
メジャー式刀!
極めつけは、手筒大砲でヘリを撃墜する小林旭。
冗談みたいな事をメジャー映画で真面目に作れる自由さがうらやましい。

投稿者:スギノイチ 2019年03月13日

長いこと無国籍アクションというジャンルを冷ややかな目で見ていたが、ここまで突き抜けると凄い。

戦場だの忍法だのスパイだの沖縄埋蔵金だのヤクザだの国際ギャングだの、色んなジャンルが節操なく錯綜。
松原智恵子も珍しく体を張っていて、郷鍈治にブラとパンツに剥かれた上に白粉塗れにされる。

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沖縄返還6年前の映画

投稿者:あるちゃん 2015年04月21日

隠匿物資がらみのストーリー。
ネタバレになるから言わないけど、ラストはこれからの日本の将来を暗示するかのようだw
こういった映画が、後にゴルゴ13やルパン3世とかへの流れに繋がるんだろうけど、
予算ケチると実写のアクションはセコくなるな。やっぱり。
アニメが栄えて行ったのも納得行くわ。

なにごとですか!

投稿者:ヤマグチタカ 2010年05月19日

60年代って凄いですね!アクションあり、お色気あり、笑いあり、下ネタあり、忍者あり、大仏ダンス、ブラジャーダンスあり…。そして左ト全あり!拷問がペンキ塗りですから!気恥ずかしくなんてない!見る人を「なにごとですか?!」と驚嘆させる勢いに満ちあふれています。そういえば、この2年後に東映が撮った加山雄三の「狙撃」もすごかったもんな。あっちは加山&浅丘のアフリカンダンスや、濡れ場とライフル発射のカットバック、やりすぎなほど赤い太陽など「勢い」に満ちていたけど、こっちも負けてません。

はなから洒落た映画だぜ

投稿者:ムーン 2010年02月15日

少しアゴの辺りに贅肉が付きだしたマイト・ガイ。

今、龍馬伝、デデン、デン、デン、で福山龍馬のお母さんをやっている松原智恵子さんも、若い頃は、セミヌードで顔から体中、白ペンキ塗られて頑張ってたんですね。どこか浅丘ルリ子さんに似ているのは、誰かの趣味でしょうか。

日活のアクション物は、アニメ「ルパン三世」に通じるスマートさと、ロマンポルノに行き着くお色気の見せ方が魅力。東映さんとは路線が違うんですね。

後に作家となった筑紫道夫さんが脚本に絡んでいるので、「シーザーの物はシーザーに(返せ)」とか、どこか格調を感じます。

オープニングもカクテル光線の中、ムチムチのお色気ダンサーズが山本直純氏の音楽に乗って踊っています。鈴木清順監督ゆずりの、色の使い方は、ゴダールのようでゴダール以上。

外人俳優の声を『スパイ大作戦」とかの若山 弦蔵さんというのも懐かしい。最近。雑誌のCMで「スパイ大作戦」のDVD付きシリーズ売り出していますが、迷うなー。

旭さんの下宿の大家さんが忍術研究家の左卜全さんで、007よろしく秘密兵器をくれたり、二味目半の旭アニキだったり、楽しい一本です。

この前お亡くなりになった、長谷部安春監督の一本立ち記念碑作品です。

栴檀は双葉より芳し。

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