ウディ・アレンの重罪と軽罪のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.8

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投稿者:好きと言っていいでしょう 2021年06月29日

最近好きな監督の作品が続いています。

重罪と軽罪というタイトル通り、2つの物語が並行して進んでいきます。当然ウディ・アレン側が軽罪というわけですが、重罪の方は結構シリアスで、そのバランスが面白かったです。

そしてラストはいつも以上に皮肉な終わり方で、恋のロンドン狂騒曲のような感じでした。

ミア・ファローとウディ・アレンとジェリー・オーバックの三角関係が面白かったです。

あと妹のとんでもない男性に出会った話が、ぶっ飛んでて面白かったです。うんちは確かに最悪だ…。

投稿者:たかみづ 2021年05月23日

2021-107

「主人公はタフな悪人だ」
っていうウディアレンの言葉が印象的だった。そんなタフな主人公が蔓延る世界…今も昔も…
何を信仰するか、何を正解と思うかが人によって全然違うんだから、そりゃあ平和な世界なんて存在しないよね、と思いました。

内容がかなり哲学的だったのも良かったし、一人一人の心情の機微を捉えるカメラワークが絶妙だった。

投稿者:R 2021年04月16日

この作品、ウディ・アレン監督によって描かれたシリアス&クライム&コメディなどがミックスされた不思議な楽しさの映画だった。
特筆すべきは、冒頭テロップで知った「撮影監督:スヴェン・ニクヴィスト」。
やはりスヴェン・ニクヴィストの切り取る映像は美しく、パーティ場面の光、重罪に悩んだ眼科医が生家を訪れて過去の風景を見ながら自分も会話に参加するシーンの不思議さは見事!

物語は2つの話が並行的に描かれており、眼科医(マーティン・ランドー)は妻子持ちであるにもかかわらず元スチュワーデスの女性(アンジェリカ・ヒューストン)と2年の不倫関係の果てに「妻に関係をばらす」・「基金の使い込みもばらす」と脅迫されて苦悩する眼科医。
もうひとつの話は、さえないドキュメンタリー映画監督(ウディ・アレン)がやはり妻がいるにも拘らず、テレビ関係者の女性(ミア・ファロー)に恋をする。
そして、さまざまな「罪」を感じる事件などが起こるが、全編にわたって楽しい映画だった。

また、この作品、ウディ・アレンが少女を連れて映画鑑賞するシーンが何回か出て来るのだが、4~5本チラリと登場した映画は全く判らなかった。でも、ウディ・アレンたちが出て来た映画館の看板が『スミス夫妻(Mr.&Mrs. SMITH)』だったのだが、「ヒッチコックのスミス夫妻にあんな場面あったかな~?」と思っていたら、エンディング・クレジットで確認したら、やはり『スミス夫妻』だった…(汗)
…『スミス夫妻』観直しが必要だと思った。
それ以外は、エンディング・クレジットによれば、『Last Gangster』、『拳銃貸します』、『Francis』、『Happy Go Lucky』の“クリップ使用”とのことだが、『スミス夫妻』以外は未見。…まだまだ自分など未熟者だと思ったりした。。。

繰り返しになるが、スヴェン・ニクヴィスト撮影の映像が、やはりベルイマン監督作品的であり見事なので、観る価値が高い映画の1本だと思う。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

結局、人間は自己正当化するんだよっていう話

投稿者:Yohey 2020年08月22日

主人公が二人。それぞれの物語が進んでいき、クロスしていくのかな、と思ったのですが、特に流れがからむこともなく、最後で出会って語り合って終わるという話。

社会的地位があって人格者、よき家庭人である男と、哲学的思考を持ちつつ現在の世界にやるせなさを感じている男。対比になっていたわけではないのですが、結論として最後は「結局、人間という生き物はどんなやつであれ、自分を正当化して、世の中の方が自分に合っていないのだと思うもの。」っていう感じで終わります。

まあ、その考え方自体は間違ってはいないんだけど、長々とやって、最終的に描きたかったのはそれなのか、と思うとそんなに・・・奇しくもマーティン・ランドーが「変わった話をしてやろう。」と得意げに語っていく彼の一連の出来事が、言葉で表すと陳腐な物語でちっとも面白くなかったように、あっそっで終わる、そんな作品でした。

タフな悪党 vs. 小心な善人

投稿者:daichan 2017年01月15日

人生の岐路に立ち どういう選択をしたか それによって人は自分を知る
人生とは選択の積み重ねである(劇中のナレーション)
なるほど
男はたいてい浮気をする そして浮気相手に離婚をせまられたり 奥さんにばれたり
(この二つは同時におこることが多いけど)男は窮地に立たされる
そのときの選択
劇中の眼科の先生は極端な選択をします
自分ならどうするか 男なら(女でも?)考えさせられます

小さな悪事を隠そうとすると、更に大きな悪事を働くしかなくなる

投稿者:hiro 2016年07月26日

不倫を隠すために殺人を依頼したとなるとジョークでは済まなくなる。
シリアスな内容で、倫理とか罪とかについて考えるきっかけになる。

原題を直訳すると「罪と非行」とでも言うのだろうか。

ローゼンタール医師は、不倫を隠すためにチンピラの弟に依頼をして不倫相手を殺してしまう。とは言っても、自分は手を汚していないし、刑事にも疑われてもいない。良心の呵責に苛まれたが、朝起きたら家族も居るし甘い日常が帰ってきた。
罪の意識は薄らいで行く。
ベンの娘の結婚式でローゼンタール医師は、映画監督のクリフ(ウッディー・アレン)に得意げに殺人事件のあらましを話すが、クリフは自分なら犯人に自白させると言う。

ウッディー・アレンがN.Y.で生まれ育ったユダヤ人で、ユダヤ教に反発しながら育ったらしい。それなのに、結局はモラルを大切にすると言う価値観を身に着けている事が良くわかる。

お世辞にも良い男とは言えないアレンがブツブツと呟く愚痴っぽいギャグが面白い。いかにも頭でっかちという一般的にはもてそうもない風貌にも妙に親しみが持てる。笑 ファッションにも。

ミア・ファーローとも現実に同居していたくらいなのに、本作中ではフラレることになっていてなんだかこれも自虐ネタなのだろうか?


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クチコミ・レビューTSUTAYA

浮気くらいで殺すのはちょっと‥

投稿者:hysk 2004年07月25日

ウディ作品としてはあまりひねってない。愛人を殺す動機がちょっと弱いし医者の弟がマフィアらしいのは都合よすぎ。自分で殺すまでの葛藤とその後という設定にした方が見てるほうも納得。2組の夫婦の対比も対照的にした方が面白かったと思う。

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