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過去鑑賞。映画館にて。
終盤の展開がなければ個人的にはすごく面白い作品だったのに残念。
なによりも藤原竜也さんの演技がすごい!さすがです。(拍手)
見てる側を腹たたせる程の演技力!!
どの登場人物の感情も共感できるところがあって深い作品だと思った。
仕事をまっとうする人、お金に苦しんでいてなにがなんでも10億円を手にしたい人、本当に犯人を憎んでいる人。いろんな人の気持ちや背景を考えながら見るとすごく残酷。
後味の悪いけどラストの2人のシーンで少し救われた。
三池映画は得意じゃないけどエンターテイメントとしては良いと思う。藤原竜也はやっぱり上手い。
守る価値のない命を、法律が守る
2013年。三池崇史監督作品。
『藁の楯』のハリウッド・リメイクが決定したと言う。
今秋には撮影が開始される。
この映画は、ツッコミ所が多く、特に高い評価ではないらしいですが、始まってから125分間、飽きる事なく興味深く観る事が出来ました。
少女誘拐殺人犯の清丸(藤原竜也)は、以前にも同様の犯行で
服役して仮出獄中に、今回の少女誘拐殺人事件を起こして、
逃亡中でした。
殺された少女の祖父・蜷川(山崎務)が、新聞全面広告で、
「この男を殺して下さい。清丸国秀。御礼として10億円をお支払いします」
この前代未聞の金額と殺人の依頼。
早速に、逃亡を助けていた友人に清丸は殺されかける。
身の危険を感じた清丸が福岡県警に自首したことから、
福岡から東京の警視庁へ移送するというミッションが、開始されるのだ。
犯人自首・・・開始早々に意外な展開で始まり、興味を引かれました。
その移送には警視庁警備課SPの銘苅(大沢たかお)、白岩(松嶋菜々子)他、精鋭の警察官があたります。
移送は航空機のアクシデントにより、新幹線を使うことになります。
その新幹線に乗るまでの、機動隊車両5台(その中の一台に清丸が乗る)を
連ねて行くのですが、高速道路で大型タンクローリー車が逆走して衝突して来る。
清丸の乗る車両に届かなかったタンクローリーの運転手は、
自らタンクローリーを爆破し、大破炎上する。
移送の発端が一番派手なのです。
そして清丸を守る筈の警官たち、機動隊員、市民。
多くの者が、蜷川の提示した10億円に狂って行きます。
もう移送ではなくて、逃亡のロードムービーになってしまいます。
清丸が、人間の皮を被った鬼畜で、演じる藤原竜也の憎々しい演技は
心底腹が立ちました。
守る価値の無い人間が、「法律に寄って裁く」
そのためだけに生かされて、犠牲になる警察官や市民。
もう戦争のようでした。
なのに終盤は、なんともショボい展開になって、笑いが込み上げて来ました。
しかし意表をつく面白さも随所にあります。
七転八転するストーリーは、意外性も多くあり、結構楽しむ事が出来ました。
それにしても、たったひとりの極悪人のために、何人の人が命を無くしたことでしょう。
「法律で裁く事の限界」を感じる、そして考えさせられる映画でした。
ハリウッド・リメイクが楽しみになりました。
悪人の楯
殺人犯に10億円の懸賞金。
そりゃ、殺したくなりますね。
そんな犯人を福岡から東京まで護送する。すごい仕事です。
終始SPのすごさに圧倒。
あの人たちの護り方ってすごいですね。
そして犯人のクズっぷり……もですけど、ほとんどの関係者がクズですよ。
そう――世の中はクズばっかなんです。そういうもんなんです。
10億をちらつかせられたら……行動するかも。
最後は衝撃的というよりも、あっさりとしすぎて驚きかな。
映画内で刑法上大きな誤りがあります。
蜷川は殺人教唆とありますが、不特定多数の人間に働きかけても教唆犯は成立しません。
特定の人間に対して特定の犯罪行為をするようにそそのかした場合だけです。
つまり「殺したら10億円あげる」は教唆犯にはなりません。特定の人物だけに言ってないので。
また、岸谷五郎演じる刑事が位置を常に知らせてましたが岸谷自身は殺人目的ではないので
岸谷をそそのかしても殺人の教唆犯にはなりません。
ただ岸谷自身は殺人をする可能性のある人間たちを助ける役目をしてるので
殺人の従犯になります。その従犯をそそのかしてるので蜷川には「殺人ほう助の教唆犯」が成立するにすぎません。
豪華キャスト
演技が上手な俳優さんばかりなので、見てて引き込まれました!!
考えさせられる部分も多かったです。
抜け落ちてる感が否めない
どうしてそうなるの?なんでそうなっちゃってるの?と、ツッコミどころ満載。色んな部分が欠落している隙だらけの展開に腹が立ってきます。面白いのは前半だけでした。
最高の作品
最近の邦画では一番のお奨め映画。
是非、観て下さい。