いれずみ突撃隊のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.5

観た人
64

観たい人
61

投稿者:yusukepacino 2020年11月08日

石井輝男と高倉健は『網走番外地』シリーズの名コンビ。そのシリーズよりも前の作品。
慰安婦と兵隊。珍しくよく喋る健さん。それぞれ違えど世のため人のため命をかけて戦っているのには変わりない。しかし一方だけが英雄として扱われるのはおかしい。戦争は何を残したのだろうか。

投稿者:しじらみ 2020年11月03日

泥まみれになった高倉健の顔にパゾリーニを思い出した。であるからにして、もっと汚いものを見せてほしかったな〜という気持ちに。

投稿者:垂直落下式サミング 2020年05月26日

大映の『兵隊やくざ』の亜流かと思いきや、制作・公開年はこちらの方が先らしい。「東映はパクる」という先入観。時代劇が下火で新たな路線を模索してる時期の東映で石井輝男監督が手掛けた本作は、混沌とした60年代半ばの、日本がまだまだ野蛮な状況にあった時代の空気を象徴するように、かつての戦争をごく身近なものとする距離感で、世の中の汚い事を直視している。
勝新が演じる大宮一等兵のイメージが強いためか、高倉健さんが似たような役を演じるのをみると、優等生が悪ぶっているような若干の危うさは感じるものの、組織に使い捨てられていく若者に死と悲哀を背負わせることにかけては、東映が十八番のスタイルである。
『昭和残侠伝』『網走番外地』などの代表作で任侠道の象徴化していく前の高倉健のチンピラ役は貴重であるが、彼に乱暴者の記号として「刺青」を与えると、過去の傷のメタファーとして機能してしまうのはミスキャスト。バカ役を演じるには、あれこれ余計なものを背負っていそうで心配になってしまうが、石井輝男監督がペーソスな演出に徹していてそこまで暴れておらず、脇役の配置にも安定感があるため、主役に思い入れずとも、そこまで気にせずに鑑賞できた。観客の憎悪を一手に引き受ける悪役に定評のある安部徹。愛し戦い美しく生きる三原葉子。他にも、若々しい津川雅彦と朝丘雪路が共演していて微笑ましい。
慰安婦たちの描きかたについても、その扱いにリアリティが貫かれており、ひとりひとりが悲しみを背負いながらも兵士に守られるだけでなく、それぞれが尊厳をもって戦い、それでいて女の情念めいたものがドロドロしていなくて、あくまで軽快に「戦争に消費される存在」から脱却してみせる。
「靖国神社も金鵄勲章も糞くらえ」という、ネット時代であれば大炎上必死の予告編テロップに絶句すべし!でも、これがフロントラインの本音だろう。

レビューをもっと見る・投稿する

クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

いれずみ突撃隊

投稿者:片山刑事 2015年10月16日

 日中戦争の戦場でチンピラヤクザが大暴れする話。

 冒頭で主人公の高倉健さんが、馬に乗ってやってきて。どんな配属の仕方だよと思ってしまいますが、中盤で馬車に乗って八路軍に追いかけられながらのチェイスシーンなんてまんま「駅馬車」のようなアクションがあったり。慰安婦をはつらつと描いてたりと当時の娯楽アクションとして楽しんでみることができました。

 新兵いじめをする上官たちに正義感で立ち向かう主人公。いきなり刺青を見せて「おひかえなすって」と始めちゃいます。そんな主人公は慰安婦から人気を集めますが、人気ナンバーワンの慰安婦のことが好きな上官から主人公は目をつけられてしまって、その上官との対立や別の上官の武闘派ヤクザを慕ったりします。

 最前線に送られて、八路軍に囲まれての死闘があって…。とみんな楽しそうに演じていて、石井輝男監督らしい娯楽映画として90分楽しい映画でした。

レビューをもっと見る・投稿する

クチコミ・レビューTSUTAYA

レビューを書いてみませんか?

レビューをもっと見る・投稿する