セデック・バレ 第一部:太陽旗のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

4.0

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投稿者:nottara 2020年11月28日

戦いのシーンが凄い!
でも流血描写は少なめで観やすい。

ほんとにいい体をした男性たちが大勢出てる。
確かパンフレットに「屈強なセデック族を演じられる人を探すのに苦労して、最後は軍人に協力を頼んだ」とあった気が。

吉村、嫌な奴だった。
卑屈で執念深そうで。

多分、吉村はモーナに恐れを抱いてたんだろうな。
どんなに立場を強調して威嚇しても、モーナを本当の意味で服従させた、という実感がどうしても湧かない、というか。

自分より劣る「蛮人」の筈のモーナに常に畏怖を感じ、自分がコケにされ、惨めな存在になったように感じてしまい、それで苛立ってるように見えた。
実際、タダオや他のマヘボの若者には暴力を振るってたけど、モーナには絶対出来なかったと思う。

確かに、マヘボを取り仕切るのが吉村じゃなく小島だったら、随分違ってた筈…。

モーナ、バワン、タダオ、バッサオ、サプ…。
出てくるセデックの男たちが大好きになる。

あ、タイモ・ワリスも。

投稿者:DAI 2020年11月24日

日本による台湾統治時代に発生した、先住民による大規模な抗日運動「霧社事件」を映画化した歴史大作。
文化や風習を否定され、野蛮人として扱われたセデック族が、
部族の誇りを懸けて武装蜂起するまでを描く。
監督は、『海角七号/君想う、国境の南』のウェイ・ダーション。
主人公の部族の頭目を、映画に初めて出演するリン・チンタイが熱演するほか、
安藤政信、木村祐一など日本人キャストも出演。戦闘シーンの過激さに驚くとともに、
彼らのさまざまな苦悩が観る者の心に突き刺さる。

実際に起きた事件なのですが、かなり想像によるアレンジが加えられてる映画。
しかし過去にこのような事件が起こされたというのは紛れもない事実。
戦争においては善悪だとか、どっちかが正しいなんて事はない。
「正義の敵はもう一方の正義」という事。

この映画で好感が持てるのは、日本人にしろ台湾の部族にしろ、
どっちかの主観によって描かれていないという事。
台湾の先住民にしろ、日本人にしろいい人もいて、悪い人もいる。
それぞれがそれぞれの主義や価値観をもって一生懸命生きている。

やはりお互いの対話がしっかりとなされず、
ちょっとしたすれ違いがエスカレートして起きてしまった悲劇の事件。
中でも先住民の人達の自殺のオンパレードは心が痛みます。

当時台湾の映画史上最高の予算で作られた映画だけあって、
それなりにスケールは大きいです。
でもやっぱハリウッドなんかの最新技術と比べたりすると、
CGなんかのレベルは甘いし、
戦いの際の残酷描写がわざとらしいくらいカットされていて、
もうちょっと刺激があるほうが伝わるんじゃないかなとも思いました。

1部2部合わせて4時間以上あるので、時間がある時にまとめてみるのがイイかなとw

投稿者:メッシ 2020年11月21日

台湾のセデック族が日本軍に統治され武装蜂起するまでを描く。

こんな首狩り族がいて、こんな事件があったんだ!と知れた。

首狩りの小気味良さとアクション時の疾走感とキム兄の名演技。

中だるみが激しい。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

先祖代々守り継がれてきた縄張りを何故断ち切らねばならないのか

投稿者:中国百科映画館 2018年01月16日

セデック族は祖先から受け継がれてきた自分の縄張りを守ることに命を懸けてきた。首を狩ることは自分の縄張りを守るためにはお互い認めあってきた。ある日突然、それが断ち切られ、理不尽にも服従を強いられる。勇者としての誇りは泥靴に踏みにじられた。セデック族の戦士としてこれ以上の屈辱には耐えられないところまで追い詰められた。
 一方日本人から見れば、よかれと思って野蛮の地に進出して、文明化のための施策はした。
 この両者の大きな思い違いが悲劇を招く。しかし、他人がそれなりに生活を営んでいる土地に出かけ、文化を与えるという行為が思い上がりといわねばならない。植民地政策の根幹に係る問題を鋭く暴き出した作品。

セデック・バレ 第一部:太陽旗

投稿者:片山刑事 2014年10月15日

 深い緑色の山の中を駆けて、大地と共に生きている先住民たち。敵対する同じ先住民もいて、彼らで首を狩って成人として認められるという文化。そして緑の映像の中に印象的な真っ赤な桜。
 映画全編を通して印象的なのは美しい歌で、決意をするとき、戦闘シーンでも歌が流れます。
 
 序盤は同族との戦いが描かれ、侵入してきた日本軍との戦いがあり降伏して時間が流れて日本統治時代。インフラは整備されるけど、セデック族は虐げられている。主人公の頭目は、若い人たちから日本軍との戦いを決心するように迫られるけど日本軍の強さを知っていて間に挟まり苦悩します。
 セデック族にも日本人と同化しようとする人たちもいて日本人として生きる道を選んだ人たちもいたり。セデック族を見下す日本人だけでなく、彼らの文化に理解を示す安藤政信さん演じる軍人がいたり。

 単なる勧善懲悪ものではなく、誰が正義で誰が悪なのかが判断できない状況なのが面白いと思える要因の1つでした。それに140分とい長い時間なのに、スピード感ある展開。
 そして「死」というものを恐れず、むしろ虹の橋の先に祖先の魂の家があると思っていて日本人を皆殺しにするクライマックス。今の教育から見ると考えられないような先住民の考え方ですが、こういう文化もあると知ることができました。

 個人的に面白かったのは先住民を軽蔑してステレオタイプ的な軍人役の木村祐一さんで、こういう役はカッコ悪く退場するのかと思いきや。襲ってきたセデック族に「オレも武士の末裔だ!」と上官を逃がして自らサーベルで戦うという。結構な見せ場があったのは面白かったです。

 日本軍の強さを理解し死ぬとわかっていても立ち上がらなければならない。狩り場を守るための戦い。誇りを取り戻すための戦いを決意する主人公の頭目。その決意をしてから太陽に向かっての踊りは最高に美しかったです

首チョンパが話題ですが

投稿者:恋次郎 2014年06月13日

首を狩るシーンが話題ですが、かなり真摯な作品です。

モンゴロイド系の先住民族の支配するものされるものの史実を基にしたものはアメリカならインディアン。日本ならアイヌ。中国はモンゴル、ウイグル族、チベット(西蔵)とさすがに手広いのですが

台湾の山岳民族については知りませんでした。

第Ⅰ章はセデック族の蜂起で虐げられし者たちの勝利で終わるのでカタルシスが満点ですが、その後は歴史が教えてくれているから

日本人としては微妙な感情です。

アイヌを描いたカムイの剣という小説がありますが、何だか思い出してしまいました。

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