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2422人
演出怖かった!
結構ぞわぞわした。
しかし、主人公夫婦が怖すぎてそっちが気になってしまうところもあった(笑)
でも邦画ホラーの良さがすごく詰まってた。
めちゃくちゃ怖い。
特に大胆なシーンはなく、“そこに存在する”というだけ。ただそれだけなのに、恐ろしい。すりガラスの窓のシーンは圧巻。
またホラーを軸に夫婦を描いていた。
夫婦の心のズレとそれに伴う事件の結末が見事。ホラー映画とは思えない後味の深みがあった。
さらに主人公の抑圧していた感情が現れるシーンは黒沢作品において不可欠な場面ですね。テーマみたいなものだと思います。
数あるJホラーの中でも傑作ですね。
この映画において幽霊は堂々とやってきて、私たちはそれを視認することが出来る。それはこちらに何か力を及ぼしてくる訳ではなくただ、いる。
定型化された幽霊然とした様子もない。(足がない描写は一箇所あるがそれはユーモアとして何故か私たちを安心させる。)
それでは私たちは何故、それが幽霊であると判断できるのであろうか?
物語上の流れによって? しかしこれが一枚の写真として切り出されたとしてもこれは断じて幽霊であると強くこちらに思わせるのではないだろうかという力がある。これは一体何故なのか。
そのことばかり観ている間考えてしまう…。
カメラが向けられた瞬間にいる/いないを繰り返すという意味では
映画において死者と生者は等しい存在なのかもしれない。
たいくつ
まだ20分ほど見ただけの状態ですが、物語の進みが遅い。じっくりと見せたいのかの知れないけど退屈。
このまま最後まで見る根気があるのかの問題?
降霊 KOUREI
何もするでもなくただいるだけの幽霊の怖さがショッキングです。それに、幽霊が出てくるわけでもなく。無音の中、主人公達が家の中を歩くシーンだけですが背後にある鏡や西日が差し込む部屋、少しだけ空いた扉の隙間。何かいるんではないか? と思わせるシーンが続き緊張感いっぱいでした。恐怖とは、見てる側が勝手に恐怖を想像してしまうのだとわかって面白い演出でした。
そのほかにも、音もなく後ろにいるぼやけた幽霊や腕だけ見えてたりと。ちょい心拍数上がるシーンがあって面白かったです。
恐怖演出は素晴らしいですが、ストーリーのほうはイマイチのれなかったです。そもそも、最初に女の子がケースに忍び込みますが。それに気付かず役所さんは持ち帰ってしまいますが何で重さの変化に気付かないのか? と思ってしまいます。
女の子を見つけた夫婦がとる行動も、間抜けなもので見ているとイライラしてしまいます。簡単に目論見がばれてしまいますし。
何故、奥さんが警察にも病院にも連絡しようとしなかったのかがわかりませんでした。
子どもを隠しておくにしても、いつまでも家の中に何の拘束しているのかもわかりませんでした。
ちょっと、中盤からの展開にはついていけませんでした。
とはいえ、真昼間から現れる幽霊というのは怖くてドキドキしてしまいました。
夫婦の夢が霊より怖い…
技師の佐藤は、霊能力を持つ妻と仲良く暮らしていた。ある日、山中で効果音を収集していた佐藤が気づかないうちに、
機材を入れる箱の中に、誘拐犯に追われて隠れ場所に困った被害者の少女が入り込んでしまう。
帰宅後しばらくして、純子の導きで少女を発見し、驚愕する佐藤。通報しようとする彼を、妻の純子が制止するのだった…
純子が通報を制止したのは、霊媒師として有名になるために、少女を利用しようと考えたからです…
自分の能力を世間に知って欲しいとか、霊媒師として有名になりたいとか、平凡なまま終わる人生が嫌だとか、
鬱屈した満たされないものを抱えてる純子…
佐藤は、そんな妻を愛してて、諭すこともせず、彼女の希望を叶えるため協力します。
夢見る妻、妻の夢に協力する夫。
いい話みたいだけど、その夢は間違ってる…
こんな鬱な作品をテレビ放映するとは、関西テレビ、すげー…
お盆の怪奇番組みたいな感覚で制作したのだろうか。
幽霊はすごくいいです!
赤や緑の鮮やかな色の服を着てたり、容貌がはっきりしない心霊写真みたいな顔だったり、
真っ黒な影のような姿だったり、グロくないのに気味が悪くてよかった。
びっくりさせる大きな効果音と一緒にでてきたりしないのもいい。
ひっそり窓辺や壁の隅に立ってたりする方がずっと怖いし。
「変な声が聞こえる」とか言っておかしくなる佐藤の同僚のエピソードもじわじわくる。
サスペンス
期待して観ましたが、あまり怖くなかったです。子供を鞄に入れたまま家に連れて帰ってしまい、家で気付くのですが、どうして子供を隠してしまうのかが疑問でした。しかも、押し付けて殺してしまうなんてかわいそう…。
黒髪ロングそして這う
純子さんも女の子も貞子みたい・・・
色
犯人の追う色が緑。奥さんが追われる(追う?)色が赤。
犯人の色が自分に入れ替わる。
殺害後夫も緑色を共有する。
夢というより無意識下の欲望の物語のようである。
夢というが夫へのいきどおりと自分の能力の混合したものの外在化という内容だ。
それが失敗する。
夫の幻視も妻の撲殺と焼身自殺を暗示するほの暗い欲望だ。
箱に少女が入ったという偶然が不確定なものをグロテクスに確定しだす。