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146人
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125人
アル中でスリの男の話。
アル中の原田芳雄がスリ稼業を復活させて意地を通す様は見ててカッコイイ。
その他の登場人物の描写が薄口すぎて、ちょっと理解できない箇所もあったし、混乱した。
当時の若手陣もなんとなく頼りない。
原田芳雄だけをみていたかった。
やっぱり、
黒木和雄と原田芳雄のコンビは信頼出来る。
2人が住んでる部屋が、映画ディーバの青い部屋を何となく彷彿とさせた。部屋の雰囲気は全然似てないけど。
黒木和雄の変遷がおもしろいな
原田芳雄への絶対的な信頼を感じる
画面が力強いのは役者だけの力ではないだろう、監督がかつてドキュメンタリーを撮っていたというところにも起因している気がする
センスが光る
でてくる絵画や流れる音楽、ちょっと入っているユーモア(海藤が犬が苦手で驚く姿がおもしろい)など
オープニングで流れてる曲は今から何が始まるのだろうとワクワクす感じでした
黒電話がでてきて懐かしくバスタブがオシャレ
キャストのチョイスもよく迫力ある作品でした
真野きりなは迫真の演技で
原田芳雄派完璧に役にはまっていました
あと香川照之の暴れるシーンにも迫力を感じ、さすがと思いました
石橋連司と原田芳雄の関係も見どころだと思います
世紀末のATG
「龍馬暗殺」「祭りの準備」などATGの鬼才としても知られる黒木和雄監督の2000年の映画です。
共に手を取り合って進んできた原田芳雄の存在感は相変わらずで、素敵の一言です。石橋蓮司の助演も注目に値します。
それでも、疑問符がつくのは映画全体を覆うリズム感の悪さです。意識してぶつぎりにしているとしか考えられないテンポのなさは、上記2作のような1970年代中盤のATGの匂いがあります。それにどっぷり浸かっていたはずの当方ですが、この映画を今観るには少々時代が違うような気がします。
脚本は黒木のほか堤泰之(舞台演出で最近活躍してます)、真辺克彦の2氏。どういう割り振りをしたのか分かりませんが、その辺りにも何か問題があったのでは、と考えてしまいます。
個人的評価B
良かったところ
原田芳雄最高です!他の役者陣も良く、物語も見応えあり、です。世の中では「悪」であったり「失格」である人間たちが、それでも「人」としてもがき苦しみ生きている…。そんな映画です。
気になったところ
黒木和雄監督は広島をライフワークとしている人だと思います。その監督にしては異色なのかも知れませんし、テーマも小さいのかも知れません。だからこそ、息を抜いて作っているようです。それにより、テーマ力が少し弱い気がしました。ぼーっと見ていると、「結局何が言いたいの!?」と思えてしまうかも。決して娯楽作ではないので、主題のインパクトが弱いとこうなっちゃうのかな。
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