不実の愛、かくも燃えのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.6

観た人
51

観たい人
65

投稿者:くれお 2020年10月25日

設定が面白い

ただのドロドロ不倫の話しだったら
最後まで観なかったかもだけど

時間軸が何通りもあったり
登場人物達の設定が謎だったり
回顧?妄想?懺悔?脚本?
て、考えながら観ているうちにいつの間にか没入

上質な作り込み方




投稿者:Riy 2020年03月21日

マリアン役のレナ・エンドレ、後半の娘を想う場面での演技は本当に魅せてくれました。夫婦や大人たちだけの問題なら、愛憎のゴチャゴチャでもいいのだけれど、ね。 
凡そ2時間半、じっくり鑑賞出来ました。

投稿者:ozabon 2020年03月20日

邦題がお粗末で残念。自らのしょうもなさを自身で回想するのじゃなくて過去の不倫相手に語らせるというスタイルを実際の不倫相手に監督させるベルイマンの、かっこつけなさ、美化しなさ、言い訳しなさはすごい。これと「ある結婚の風景」の2本のしょうもなさはベルイマン本当にすごい。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

「良い不倫」「悪い不倫」

投稿者:casey25 2012年11月10日

すごく内向的な映画だ。その内面を表現できる俳優の卓越した演技力なしにはこの映画は成立しない。主人公の女性の不倫相手のデービットはただのろくでなしだ。だが女性は「愛欲地獄」に落ち込んでゆく。娘に対する罪悪感から自分に対する当然の処罰を望んでいるかのように深みに嵌っていく。
そして最後に登場する夫の長年の愛人。まさに底なしの愛欲の世界。人間の「業」とも言える。
もし「良い不倫」と「悪い不倫」があるなら良い不倫は理性のかけらを少しでも持ち自分の子供を傷つけないことかもしれないがそう都合よくいかないのが現実だ。
早めに切り上げるしかない。ろくでなしや性悪女を想像力で世界でただ一人の女性(男性)と美化する前に。

深刻なのに滑稽、悲劇なのに喜劇

投稿者:港のマリー 2012年10月25日

ネタバレしています。
リヴ・ウルマンは、ベルイマンのあまりの多情さ、桁外れの女性遍歴についにあきれて、もう笑うしかないという境地に至ったのではないでしょうか。
本作の山場のひとつ(だと思う)、マリアンとダーヴィッドの浮気の現場に、マリアンの夫、マークスが踏み込んでくる。
すっかりあわてたダーヴィッドは、まずシャツを着てしまう、パンツをはくのではなくて。シーツをまきつけるまでの間、一瞬、映画では下半身にぼかしが入る。
ずり落ちそうになるシーツを押さえながら、左右に立つ興奮した夫婦を交互に見て、ベッドの上でおろおろするダーヴィッドの姿はなんとも滑稽で笑わずにはいられない。こういう喜劇的な場面は、ベルイマンの映画には見当たらない。福祉局の職員との応答での逆上ぶりも可笑しかった。
あなたって、こんなにみっともないんだから…かつての恋人は辛辣だ。
辛辣なだけではない。男たちの激しい嫉妬と暴力的な性欲に苦しめられたと主張するマリアンの一人語りで展開する映画は、リヴ・ウルマンは不実な愛に苦悩した誠実な女性だ、被害者なのだという印象へ巧みに人を導く。
愛欲に溺れながらも、私は罪悪感に苛まれ続けたわ。とくに娘のことではどれほど苦しんできたか。それなのにあなたはすぐに別の女と…悪いのはベルイマン。

もとよりベルイマン映画には、人間の恥、醜悪さ、卑劣さなどを、背筋が凍り付くような切れ味で突きつける部分がある。
自分のスキャンダルな女性関係をそのままに「自己演劇化」したら、もっとすさまじい映画になっていただろう。リヴ・ウルマンが監督することによって、微妙な間が生まれた。ちょっと常軌を逸した三角関係として、観客の苦笑を誘う余裕が生じた。それでも充分重苦しいが。
それにしても子どもはいい迷惑だ。マークスが最愛の娘に「心中」を提案して断られたことが、語られる。断る理由は「怖いから」と、9歳の娘は冷静だ。おとなたちの身勝手さと愚かさを嗤う、これはブラックユーモアではないかと感じた。
スウェーデン王立劇場の名優たちによる、舞台向きというか、声を張り上げて身振り激しくハイテンションな、ナチュラルではない演技がすばらしい。
脚本担当も監督も、自分たちの感情を演劇化して昇華させたいという思いは、共通のようだ。
それが決して独りよがりにはならない(取りあえず私はそう感じない)ところが、力量なのでしょう。こってりと濃い劇的空間に154分、たっぷり遊んで満足でした。


とても面白かった

投稿者:pino4 2009年11月17日

人間とはこういうものだ、と言われてしまえば
そうなのかも知れません。

こういう生き方を選ぶ女性もいるのでしょう。
人の心はうつろうもので、信じてはいけないのかもしれない。

ちょうどベルイマン監督の「不良少女モニカ」を観たあとなので
比較しやすいですね。
どちらの映画も
愛欲に溺れ、輝く季節を手に入れたかのように
思い切り「生」を謳歌したあと
男と女は やがて淡々と「終焉」にむかう。

それを「愚か」と 誰が言えるだろう。

「君を抱きたい」男は正直だった。
女はそれに応えた。

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