織田作の世界
いいでは ないですか
かわいい夫婦善哉
5点 最高です。
むかし、豊田四郎という監督、森繁久彌、淡島千景で、この映画を撮った。
織田作之助の名作ですわ。
この物語は、男と女が、どう生きていくか、という普遍的なことを、あたりまえに描いて、結論を出している。
だらしない男、しっかりした女。
経済学的にいうと、一銭の儲けもありません。
男は、ぼんぼんで、金の苦労をしたことは、一切なし。世の中の「たいがいのもんだい」は、「金でけりがつく」と、思うとる、「アホ」です。
女は、貧乏暮らしで、世の中は金でけりがつく以前の、苦労をしてきた。
こんな二人が愛しあう。
それが、人生の不思議。
男は、極楽とんぼで、「おでんや」を始めるが、経営というより、そもそも経済の観念がないので、借金は増える。
女は、甲斐性があるので、座敷を増やして稼ぐが、追いつかない。
男は、一生懸命なのだが、飲食業も、株も、才覚は、ないようだ。
女は努力する。
なぜ、この女は、こんな馬鹿で、無能な男に、つくす のか。
野暮だから、言いいません。
演技派と呼ばれている二人の演技力
尾野真千子はやはり演技は上手いと思ったがやはり売れっ子の芸者役なので色気が足りないと思った。
男の主役森山未来もやはり演技が上手いと思った。
ダメダメ男なんですがまあ男の色気があるんですね遊び人の男独特な悪い男の色気がその色気に女は結局駄目な男だとわかっていながら離れられずにというのがよく出ていた結末が悲劇的な結末じゃなくて本当に良かったと思ってしまった。
最後はヒロインもやっと幸せになれるので今まで本当に尽くして良かったねと尽くしたかいのある男になってくれたので本当に良かった泣けてしまった。