わたしはロランスのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

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投稿者:あぴ 2021年01月22日

マイノリティ故の苦労苦しみがあるのはわかる(わかるって表現もどうかと思うね)けど
それにしたってちょっとロランスは勝手すぎないかな?

フレッドがカフェでぶちぎれるシーン、あれはロランスのためだけに怒ってるわけじゃないものね

投稿者:しゃび 2021年01月22日

こんなにも愛であるにも関わらず、
ぼくらは常に孤独である。


だって一緒にいるのに離れてるんだもん。


そんな世の中を受け入れるしかない。
そうしたら、瞬間的に愛と愛が降りてきてどんとぶつかることがある。


世界をそのまま映しては、あまりに寂しすぎるじゃないか。葉っぱや雨や洗濯物を降らせでもしないとやるせない。


いつかカメラをたくさん動かさずに、
一緒にいられる世界になったらいいな。

とにかく私とあなたなのだから。

投稿者:どりみ 2021年01月22日

ドラン好きからオススメされて鑑賞。

愛している彼から、「女になりたい」と言われたら私はどうするんだろう。気づいてあげられなくてごめんねと言えるかな、

ピンヒール、スカートで教壇を出る時の緊張感、すごかったですね。私でいう全裸でみんなの前立つみたいな事ですもんね。

沈黙の時間が長かったので、どうここから切り抜いていくのか考えてしました。罵倒か?質問か?肯定の言葉か?
「先生わからないところがあります」と通常通り授業を進めていく生徒で話が進みましたね。何も指摘せず、いつも通り接するのが受け入れるというか、優しさというか。先生の気持ちを察してできる言葉だなと。印象的なシーンです。

ロランスとブレッドが何度も傷つけ合いながらも別れて、会ってを繰り返してましたね。女になりたいとカミングアウトしても、ブレッドは彼の腕の中にいたいと。そんなこと思える人、私出会えるかな。本当に好きだから、傷つけられても会ってぶつかってしまうのでしょうね。

色彩展開や音楽もとても素敵でしたが、私はストーリー展開が好きでした。23歳で監督してこの作品か〜!すごすぎる

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

ロランスの決意

投稿者:飛べない魔女 2020年04月17日

今でこそ性同一性障害という言葉も普通に耳にするようになったし
現に息子の同級生にもいた。
小学校を卒業を期に女子から男子に変更して中学に入学。
それからは男性として過ごしている。

ロランスは体と心が一致しない。
単に女装をしたいからとか、男に惹かれるからとかいうのではなく(実際男には惹かれてはいない)
自分の体を受け入れられないだけなのだ。
何故ならロランスの心は女性なのだから。
それでも恋人であるフレッド(名前は男性的だけど女性)への愛は変わらないし
普通にセックスも出来る。
心は女性ならば、その行為はレズビアンということか?と思うと
なんか複雑な気持ちにはなるが。。。
1990年代、まだ世間からは理解されない時代。
好奇な視線がやまないことを承知である日から女性として生きていきたいと決意するロランス。
そのことをどうしても受け入れなれないフレッド。(まあ、それが普通の反応でしょう)
かといって別れたいわけではないロランスに戸惑いを隠せない彼女。
でも愛する人の決断ならばと一度はロランスを支えていこうと決意するフレッドだったが
次第にその心は明らかに不安定になり壊れていく。

ロランスの物語であると同時に、恋人のフレッドの物語でもある。
自身もゲイであることをカミングアウトしているドラン監督(この映画は23歳で撮っている)らしく
ロランスに向ける視線は厳しくも優しい。
そして、映像の華やかさ、美しさ、カメラカットの巧みさ、音楽の使い方、どれをとっても私好み。
何よりラストに二人の出会いを持ってきたところに、胸がキューンとなってしまった。
ロランスの実に魅力的なウィンク。
あのウィンクでフレッドはたちまち恋におちたのだ。

人である前に性別とはどんな意味があるのか?
自分が納得するのなら
誰かを愛することは性別とは関係ないのだ、
ということをグザヴィエ・ドランは教えてくれている。

しんどかった

投稿者:レビュアー名未入力 2018年10月08日

しんどかった。長かった。その長さが苦しくて、早く終わらんか?って、実は思った。役者は、みんなうまいのね。はなから上手な人を出してるから、こけないけど、この監督のちょっとした演出は、実はしんどかった。好きな人は、好きだと思う。色気がある俳優を使ってるから、ハマれば面白いと思うが、今回のプポーの映画での使い方、しんどかった。テーマ自体は素晴らしいんだけど、監督の小細工が私的に苦手。くどい。そのくどさ良いのかもしれないが、ゴダール苦手な人が、ゴダール見れない感じ。それにしても、メイヴェルプポーっていい役者だとつくづく思った。これまで、ロメールとか巨匠に可愛がられた俳優さんだったけど、今度は、若い監督可愛いがってる。映画って、やっぱり美形使うと質上がると思った。

生きにくい

投稿者:icy 2018年04月08日

性同一性障害の話としての緻密さにツッコミを入れることはできると思うが、それはともかく、この映画は人生の中にマイノリティを受け入れるということを問うたものであり、だからフレッドの映画だと思う。マイノリティの内容はなんらかの障害を持つ場合でも、現在の大脳生理学的には病気ではなく性格として片づけられるようなものも含め、とにかく社会的に受け入れられるのに困難を伴うものなら何でもある程度当てはまろう。もちろん、性の問題はドラマ性が大きいが。
マイノリティがそれを開き直って自由を問う時に、現代ではそれを否定しにくい。自分の人生と深く関わっていない話であれば、その自由の主張を受け入れたふりをしても問題ないが、人生の根幹に関わってきてしまうとキレイごとではすまない。フレッドの苦しみは、リベラリズムがある種の限界を超えて大きくなり、個人の自由より大きな社会常識や文化のようなものは否定される時代において、救いようがない。個人の関係はお互いがどこかでバランスを取って折り合いをつけることで成り立つのだと思うが、この手の自由の主張は一番バランスを取りにくいものになってしまたったように思う。我々は一般にマイノリティではないという意味では誰でもフレッドであり、人は皆何らかの形でおかしなところがあるという意味では皆ロランスである。私はフレッドに共感するけれど。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

愛の星

投稿者:usaco 2016年02月07日

わたしは女性で異性愛者ですが、同性愛や女装趣味、最近「流行り」の性同一性障害には理解があるつもりでした。
けれど、どちらかと言えば否定的な気分でDVDを借りた。
だって、最近あの人たち楽しそうじゃない、くらいの気分で。
それどころか、テレビなんかで特別扱いされてるじゃない、という妬みの気持ちで。
もっと言えば、本当には理解出来ないかな、という恐れの心理で。

違うんです、そういう事じゃなかった。
ホームページで、メロドラマ、というコメントを目にしました。
でも、ただの男女のメロドラマが、ここまで愛の本質にたどり着けているでしょうか?

性別も容姿も地位も乗り越える、無防備な愛という感情に真っ向勝負を挑んだ二人。
私はその勇気に、輝く星をあげたいと思いました。

そして、その隣で強く輝く、恐れという星からも、やはり目をそらせなかったのでした。

恐るべき才能

投稿者:大人アレルキ゛ー 2013年10月02日

23歳にしてこんな作品を作れるなんて信じらんねえ。スクリーンをフルに使った刺激的で艶やかな映像に合わせたエレクトロやタ゛ンサフ゛ルなBGM等、若々しい感性とセンスが炸裂していた。レオス・カラックスやフランソワ・オソ゛ンのような鬼才監督になりうる新たな才能に今後も注目したい。

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