理由のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.0

観た人
1762

観たい人
577

投稿者:くみん 2021年04月29日

出演者の方々がたくさんいて、
懐かしい方々。
えっ?!
お若い!
なんて感じで見ちゃいました。

たまに空模様がたくさん。
あれは気分転換なのか?!

投稿者:りんちゃん 2021年04月25日

うーん…あまり好みではなかった。
最初からずっと文字読まなくちゃだったし…。
とりあえず、登場人物に多部未華子(新人)ってあって、それが気になって、そこまでは頑張って観たんだけど…
途中で挫折しちゃいましたぁぁぁあ

投稿者:R 2021年04月21日

大林宣彦監督作品、宮部みゆき原作のこの映画、原作のように事件から描くのではなくて上手いかたちで原作をアレンジしている。

また、出演者たちの独白をインタビューする形で物語が綴られており、そのあたりも大林宣彦など脚本の巧さであろう。

物語は、ある超高級マンションで起こった一家四人殺人事件の真実を追うものであるが、宮部みゆきの原作はたしか600頁くらいの長編であり、尚且つ、細々したことまでたくさん書かれているので非常に読みづらかった物語を、大林宣彦監督は2時間40分の中でキッチリと判り易く映画化してくれて有り難かった。

時々、大林宣彦監督らしい映像も見られる。涙のスローモーション映像などは良かった。
まぁまぁ面白い映画であった。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

悪いとこどり。

投稿者:真 2020年06月19日

宮部みゆきさん原作とあったので見ることにした。

読んだことのない本と思ってたけど、見ているうちに既読のものだと気づいた。
あ、この原作、ラストが散漫な感じのやつ・・ってことだけ思い出した。

バブル後のタワーマンションってとこは湊かなえさんの小説、映像化ありのものと
似たようなシチュエーションだけど、湊かなえさんの方はふたつの家族に絞って、
深く深く掘り下げていくのに対し、宮部さんのは一つの不可思議な殺人事件に
証言する人々を片っ端から強弱なしに描くという正反対の作風。

わたしはこちらの宮部みゆきさんの方は、導入部分は面白かったものの、
しりすぼみにつまんなくなっていった。
原作も映画も。

一方の湊かなえさんの方は家族に焦点を絞りつつ、周囲の人生も機微にあふれる描き方で
グイグイ引き込まれ、最後までハラハラが止まらなかった。

占有屋というキーワードが出てきたのは面白い視点だったのだけど、
果たしてそこにリアリティを感じたかというと正直感じることができなかった。

一時競売に関わる仕事を担当してたことがあり、なんとなく登記のことや
担保物権が競売にかかった時、どういう流れで手続きが進んでいくか実際に知っている。
普通に考えて、一般の人が競売物件を購入することは極めて珍しく、競売物件の買取者は
それ専門の人がほとんどだ。

ってことで、そのエピソードが出てきた辺りから白けてきた。

登場人物107人。
マスコミか何かに語るように、登場人物は皆カメラに向かってほぼ真正面から
喋り掛ける。
そして、主役を張る役者をずらっと揃えているのだけど、皆聞き取りにくい話し方で、
悪く言えば抑揚がなく棒読み。

この棒読みスタイルで成功してるのはウェス・アンダーソンの犬の映画。
あれは、極力感情を抑えさせ、出来るだけ早口で喋るようウェス監督は何度も
ダメ出しをしたらしい。
それが、なんとも言えない独特なユーモアと魅力を引き出している。

大林監督も、棒読みスタイルを役者に強いたのだと思う。
時をかける~は単純に役者が下手くそだったんだと思うけど(すいません)、
本作はあえて低いトーンの抑揚のない、演技を押さえ込んだ演出をしたのだと思う。

それが原作に近づける一つの方法だったのかもしれないけれど、
わたしにとってはあまり効果的だとは思えないし、見た方の多くが退屈、とか寝た、
とかついていけない原因になっている気がする。

なんか、宮部みゆきさんの悪い部分と大林監督の悪い部分が前面に出ちゃったような。

映画のラストはさらにピンボケな印象。

さらに気になったのが90年代後半という時代設定でそれはないだろうな部分が
あまりにも多すぎた。
大林監督はかなりご高齢で70年代80年代90年代があまり区別できてないんじゃないか
とすら思えた。

主役級の役者が次々に登場し、意外な表情を見せてくれている部分だけ良かったかな。

”大林監督が撮るなら”で映像化OKとなったそうですが。

投稿者:伝衛門 2020年05月13日

きっと『模倣犯』がいけなかったんだわっ!

と勘繰ってしまいますが、直木賞受賞作品である原作小説の映像化にあたり
宮部みゆきさんは”大林監督が撮るなら”を条件にOKを出したのだとか…

原作を読むのも苦労した記憶がありますが、
良くも悪くも原作に忠実な構成で、登場人物の数もすさまじく
皮肉な話にダメージが半端ない作品となりました。

家族の絆、その象徴的な存在であった家という器。

社会情勢の変化と共に家族の在り方自体も変わっていっているのでしょうが、
占有屋がらみで生まれた偽りの家族に”家族愛”が芽生えていったこと、
子供の名前に父親の名前が一文字受け継がれたこと、
後味悪い中幾らかは救いがある話でもあります。

わが幻想の映画【27】 東京3 マンションに土地はあるか?

投稿者:ちゅく 2017年04月19日

宮部みゆき(1960年、東京都江東区深川生)が書いた長編小説「理由」は、家族と土地について考えさせられる作品です。

分譲マンションの一戸を買った家族がいますが、彼らは住宅ローンを払えなくなり、一定の猶予期間のあと、
「追い立て」を、くらいます。彼らの団欒の家であった、そこは、彼らの「家」でなくなり、追い出されます。
家財道具も、彼らの持ち物(ローン完済品)以外は、持ち出せません。

不動産会が売れない物件は、都や府、市町村が競売にかけます。
ここまで、最短一1年くらいは、かかります。

不良不動産物件(おもに、マンションです。)が、長期間放置されたままになると、家(マンションの戸室)が荒れます。
風を通す必要があります。掃除機をかけたり、家具の位置を変えたり、家(戸のフロア)で、人が動いたりしていないと、「家」の空気は停滞し、
腐ってしまいます。物件は、売れなくなっていまいます。

そこで、前の持ち主から、次の持ち主までの間、この「空の空間・時間」に、住んでいる人材が必要になります。
債権者からの追及をかわすために、「家族」の態をとっている必要もあります。
「嘘」には、それなりの偽装が必要です。

「理由」は、マイナスの「疑似家族」が、その「家(戸のフロア)」に住んでいたことから始まります。そこで終わらず、
「疑似家族」の間で葛藤が起こり、一人の人物がマンションから落下することで、「事件」が現れます。
そして、新しい「疑似家族」へ発展するという過程で変わります。

宮部みゆきの「理由」は、1996年の朝日新聞・朝刊に連載され、翌1997年、朝日新聞社から単行本刊行され、
2002年・朝日文庫として初・文庫化され、新潮文庫で今、読むことができます。680ページ。

これを、朗読で聴きました。図書館で借りた、往復90分のカセット・テープで2週間近くかかったでしょうか……。
書籍物の文字では、とても読めない長編が、音訳では、毎日、睡眠前に時間を決めて、聴けるのです。

最近、ユーチューブ(YOU TUBE)で、アマチュアの人ですが、レベルの高い朗読者を発見し、愛聴しています。

どちらも女性です。
「えぷろん」さん、「茗荷谷(みょうがや)かぼす」さん。

江戸・東京を、知るために、必須の朗読者です。
岡本綺堂の「半七捕物帳」の全話・音訳を達成された「えぷろん」さん。
さらに、綺堂の「青蛙堂鬼談」「近代異妖編」「新集巷談」「今古探偵十話」の完読、「三浦老人昔話」「探偵夜話」の朗読を頂いている、
「かぼす」さま。最近拝聴した「椰子の実」も名演でした。

さて、さて話は戻りますが、ヴェンダースが「東京画」でコメントしていた「日本人の家族の崩壊」「日本人のアイデンティティーの消失」の件。

大林宜彦監督は、「理由」で、宮部みゆきの長編を料理し、一つの映画的結論を出しています。
マンションから落下した一人の人物を地面に叩きつけず、浮遊させる。彼はまだ地に落ちていないということを、大林監督は言っている。
「土地には縛られない」魂がある、という宣言かもしれません。
「さびしんぼう」「ふたり」の監督らしくないと思いましたが、魂は自由ですから、どこに居ても、その土地でいても、愛する人が引っ越したら移動します。
これは、「日本人の家族は崩壊していない」証拠です。
宮部みゆきが書き、大林監督が映画化した「理由」という作品を、読む、見る人間がいる限り、「日本人のアイデンティティーの消失」は「ない」と
言ってよかろうと思う。

「日本人のアイデンティティー」とは何か?

生きて「居る」人間が、死んでいる「居る」人間を敬うことから始まるのではなかろうか。
「死んで存在する」人間は、たぶん、生きている僕らより、かなり自由ですから、重力に縛られている僕らを救ってくれます。
宗派やイデオロギーが異なっても、死者との付き合い方を知っているということは、「日本人の独自性」なのでしょう。
不思議なアイデンティティー、有難い恩寵。

ちゅく

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クチコミ・レビューTSUTAYA

理由

投稿者:かおり 2012年03月14日

こんなに登場人物の多い映画(エキストラ抜きでの人数)は、初めて見ました。一度見ただけでは、人物が特定できず、話にも付いていけなかったので、二度目の鑑賞をしました。とても良い映画でした。 全編通して画面の暗い所がいいよね。不穏な気持ちになってぞわぞわします。

涙の理由は

投稿者:ピカ2 2005年06月12日

大林ワールド、全快の長編。大林監督だからこれだけ役者がそろったのか?役者をスッピンで出演させるとは残酷なこと(特に女優には)。DVD版にメーキングあり

いい出来!!

投稿者:よっちゃん 2005年05月27日

これと模倣犯は比べ物にならない。どちらも面白い小説なんですがこっちは映像負けしてないです。原作を読んだ人も読んでない人も楽しめると思います。小説を読んで想像した世界がそのまま映像になってる感じです。ハリーポッターですら原作のほうが面白いと思ったのにこれは本当に見て吃驚しました。完璧とは言えませんがとても忠実です。是非沢山の人にお薦めします。

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