ピーター・セラーズの愛し方 ライフ・イズ・コメディ!のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.2

観た人
221

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285

投稿者:HK 2020年08月28日

タイトルの1文字目は誤植ですね(“ラ”はいりません)。

スターがまだ売れなかった頃に出演した過去作品のタイトルに〇〇〇〇の~と勝手に名前が入っているのをよく見かけますが、本作の場合はちょっと違います。
原題が“The Life & Death of Peter Sellers”(ピーター・セラーズの生と死)。
しっかり原題にピーター・セラーズと入ってます。
邦題では“ライフ・イズ・コメディ”なんてサブ・タイトルまでついてますから余計にピーセラ主演のコメディ映画と思われそうですが、全然違います。

実はP・セラーズの死後に製作されたドラマで、セラーズのシリアスかつ赤裸々な半生記です。セラーズをアカデミー俳優ジェフリー・ラッシュが恐ろしい成りきり度で演じています。

先日、『エクソシスト』からの流れで久々に“ピンクパンサー”シリーズを見たら、フトこの映画の存在を思い出し、所有のDVDライブラリーから発掘して再見しました。
当時日本では劇場公開されていますが、実は数々の強力なTVシリーズを連発しているHBO製作のTVムービーです。
でもTVムービーと侮るなかれ、完成度は高くピーセラファンにはとても興味深い内容で同年のエミー賞ではJ・ラッシュの主演男優賞をはじめ9部門を受賞。

バート・バカラック作曲、トム・ジョーンズが唄う『何かいいことないか子猫チャン』で始まるオープニング・アニメから本編の構成に至るまで、凝りに凝ってます。
ジェフリー・ラッシュはピーセラ本人はもちろん彼が代表作で演じた各キャラ、はてはその周囲の人物(両親や友人たち)まで完璧(?)にこなす神業を見せてくれます。
いきなり別人のキャラにJ・ラッシュが憑依してカメラに向かってしゃべり出すメタ展開が斬新。
監督はスティーヴン・ホプキンス(『プレデター2』『ロスト・イン・スペース』)。

ブレイク・エドワーズ監督(演じるはジョン・リスゴー)や女優で2番目の妻ブリット・エクランド(シャーリーズ・セロン当時29歳が演じていたとは全く覚えてなかった)をはじめ、スタンリー・キューブリック、ソフィア・ローレン、デヴィット・ニーヴンなどと実名の人物が続々と登場(激似のJ・ラッシュ以外は顔は似てませんが)。
『ピンクパンサー』シリーズ(地球儀のギャグはアドリブ)や『博士の異常な愛情』(実はセラーズは3役ではなく4役の予定だった)などの裏話も面白い。
(キューブリックの登場シーンが『シャイニング』のエレベーターを思わせて笑えます)

ただし、ピーセラファンならば、脚色されてるにしてもこんな事は知りたくなかったと思うような本人の異常な言動もてんこ盛り。
周りを楽しくさせるクルーゾー警部のような異常な言動ばかりならいいんですが・・・
この映画を見て腹を立てる人、ファンじゃなくなる人もいるかもしれません。
私はとても興味深く拝見しましたが。

セラーズは心臓発作で54歳で急逝。奇しくもJ・ラッシュが本作に出演したのも同じ歳です。
観終わるとセラーズが最後に固執した事実上の遺作『チャンス』を見直してみたくなりました。

投稿者:rumrum 2020年06月24日

かなり好き。
ピーターセラーズ知らなかった。
大好きなエミリーワトソンがピーターセラーズの前の奥さん。
シャーリーズセロンが恋に落ちる女優さん役。本人に似ていて可愛かった。
サイケデリックなアニメが入ったり可愛い映画。
ピーターセラーズの人生は波乱万丈みたい。

投稿者:コノーヨイ 2020年06月23日

変に頭の回転早いのと、女好きだが女性と相性が良くない「即ギレ大人の赤ん坊」とかいう無理してた感ありレベルの様で、キモがられたりのマザコンで描かれている。

シャリーズセロンのイメージがまるで違う人で、ちょっと逆にこっちが困ったりして、肉体改造する前だし!と勝手に言い聞かせて見てました。

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PETER SELLERS

投稿者:Goose 2020年06月21日

ピーター・セラーズのことは良く知らなかったが、とにかくジェフリー・ラッシュの演技力に見とれる映画。

大人になりきれない幼児性

投稿者:スターダスト 2009年04月12日

本作品で特徴的なのは、ピーター・セラーズ(ジェフリー・ラッシュ)の奇行とも言える行為が二度、三度と繰り返され、強調されているところである。怒りを爆発させ、息子の模型や家具装飾品を粉々に破壊する異常性。他の女性への想いを何のてらいもなく妻アン(エミリー・ワトソン)に報告する愚直さ。ラジオ番組から映画界へ順調にキャリアを伸ばすのと反比例するように、異常な行動が増えていく。

それは、いくつになっても大人になりきれない幼児性を表していると思う。何かを欲すれば何かを諦めなけばならない。その摂理を理解しなければ、幸福はやってこない。

ピーター・セラーズの異常な愛情

投稿者:もっち 2008年09月18日

「ピンクパンサー」の大ファンていう人は少ないかもしれないけれど「博士の異常な愛情」が好きな映画だと豪語する輩は多い。
玄人好みの映画なのだ。キューブリックだしな。
映画通ぶって僕ももちろん見てるけれどw
その映画のシーンなどもこの映画に登場するところなど非常におもしろいなと思います!
映画好きを楽しませてくれるサービスだったりするわけですなw

それはさておき偏愛や異常性格など天才ゆえの歪んだ人間像は喜劇王のチャップリンの伝記モノにも被る。
ちょうど「チャンス」も再見していたのでイノセントゆえの悲しみみたいなものを感じずにいられませんでした。
ジェフリー・ラッシュは好演です。

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