首都消失 《デジタルリマスター》のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

2.6

観た人
328

観たい人
100

投稿者:レオピン 2020年03月03日

小松左京原作のSF映画。原作は面白いんだろうな、きっとw 竜頭蛇尾という言葉がぴったりの作品。
首都圏が半径30kmの球体にすっぽり覆われて一切の通信が遮断されてしまった。この国難の事態になぜか一民間企業が主体となって対策にあたるという違和感。途中、在日米軍と協力して偵察飛行に向かう場面があったが自衛隊はなにやってんだ。以降、米軍はソ連との冷戦もあるためあくまでも自国の国益を目指して日本に対しては非協力的、むしろ敵対的な方向へと進むというところはリアルだったが。。

役者もSFXも今から見たらショボすぎるがどうも脚本が弱い。前半部で、渡瀬とカミさん、名取と山下の関係をもうちょっとしっかりと見せてくれたら。唯一、財津一郎の報道プロデューサーだけは迫力満点でキャラが立っていたが、あとはみんな記号的な存在ばかりで感情移入が出来ない。災害パニックものの定石どうり原因となっている事象の解決に向かって突き進んでいるようでも一々説得力が弱い。今時の観客はこれでは満足しまへんわな。


関連作:「物体0(オー)」「アメリカの壁」「こちら日本・・・」
音楽:モーリス・ジャール

投稿者:しましま 2020年02月17日

小松左京先生の同名小説の映画化。原作未読。
設定としてはラーゼフォンに近い感じか。

小学生だった当時テレビで観て意味不明ながらも興奮して観た記憶。それからもテレビ放映の度に観ていたが、ここ20年くらいはめっきりやらなくなったねぇ。

映画では結局雲の正体も、東京の現状も視聴者ぶん投げだったが、頼みの綱の原作でもぼやかして終わってるというモヤモヤ必至。こういうの嫌いな人は駄目だよね。まぁほんのり希望を持たせた思わせぶりな終わり方嫌いじゃないけど。

ただやはりこの時代にこのスケールの映画を大量の予算ぶっ込んで作ったという心意気が素晴らしい。

ぜひ令和版としてリメイク希望。
右往左往する地方行政の姿や、雲の正体、その後の東京もぜひ明らかにして欲しいけど、期待しすぎると肩透かし食らいそうだな(´・ω・`)

あとあれよ、雲の周りで騒いだり出店出たりとかしてたけど、今だったらスマホで動画とか撮ってSNSにあげる輩がたくさんいる描写が間違いなく入りそう。

それにしてもフィルマの評価クソ低くて笑った。

投稿者:toshimovies 2019年10月19日

巨大雲に閉じ込められた東京を救うため、TVリポーターや科学者が活躍するSFパニック大作。日本SF大賞を受賞した小松左京の同名小説を映画化。無政府状態の国家がどうなるかにもっと時間を費やしてほしかった。結局、巨大雲も何なのか分からずじまい。KSTV関西放送。首都圏の通信・交通・ライフライン遮断。北斗電機研究者&筑波大学太田原教授。直径50キロ高さ2000メートルの異常物体O。エコーの二重現象だから中は空洞。"フジヤマ・レディー了解"。超伝導磁場発生装置。

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首都消失

投稿者:片山刑事 2014年10月09日

 東京に謎の雲が覆って音信不通なっちって2000万人の安否がわからない中、いろんな人たちがてんやわんやの話。

 ある日突然、首都東京と連絡が取れなくなる謎の雲が現れる。
 それを調査する学者さんやら企業の人たち、政治がストップしちゃったので全国の知事たちが臨時政府を作ろうと動いたり、シミュレーションものとして面白く見ることができました。
 そんな中、家族の安否がわからないながら無事を信じて働く人たちが描かれて行って、アメリカソ連が乗り出してくる。
 雲が一体どこからきて何の目的なのかというのが説明されないのが逆に怖くてよかったと思いました。

 ところが中盤からは主人公たちの恋愛要素が加わってしまい、しかも今まであんまり出てこなかった記者さんたちの恋愛なので正直どうでもよくなっていまいました。
 それに政治の動きとかが全く消えてしまうのが残念でした。結構挿入される関西マスコミの人たちもあんなに時間をかけるのであったら、逆に描かなくてもよかったような気がしました。

 そしてスーパー兵器みたいなのが出てきて雲に照射したりするのもありますが、スーパー兵器が日本らしくてリアル路線だったのが途端にリアリティーがなくなってしまってグッタリでした。
 雲の中の人たちが心配で歌を歌うシーンも失笑ものな名シーンが印象的な映画でした。

「関東消失」にならなくて良かったけれど。

投稿者:ぴよさん 2012年10月19日


(ややネタバレあり) 

 1984年に書かれた小松左京の『首都消失』は、「もし首都圏が、外部と完全に途絶したら?」
という設定に沿って描かれた、シュミレーション・SFだ。
 30年も前に書かれた物語だが、決して古びていない。それどころか、今般の原発事故による
関東圏の麻痺状態を予知していた感さえもある。…リアルに「関東消失」にならなくて良かった。

 突如、首都圏を覆った正体不明の“雲”によって、交通・通信・あらゆるインフラが途絶する。
雲の内部には物理的に入れず、あらゆる電波も通さない。雲中の人々の安否は不明となる。
 政治・経済・軍事、全ての決定機関が首都圏に集中していたため、日本は国家として麻痺
状態に陥ってしまう…。

 
 『日本沈没』や『復活の日』、『こちらニッポン…』もそうだったが、小松左京のこの種の物語は
その特異な現象自体より、それによって人々や社会がどう動くかという描写に重きを置く。その為
どうしても説明の多い硬質な話になってしまう。 (“なぜ”の部分は、大概、解明されない)

 ともかく情報量が膨大なため、映画化にあたっては、どこを削り、どこを生かすかの脚色センス
が問題となる。本作は基本設定だけ生かして、大幅に“角川的脚色”がされて、全くの別作品
へと改悪されてしまった。原作にない、名取裕子演じる女性キャスターを登場させたことで回転軸
がブレ、すっかり物語が矮小化してしまった。

 中央政府が失われることは、日本という国が無政府状態に陥ることだ。政治的決定の根拠が
無くなる為に、予算の執行もできなくなる。また指揮系統を失った自衛隊は、無力化する。
その隙をついてソ連が艦隊を南下させ、米軍も動く。中央に集中していた外交、産業、金融も
大混乱に陥る。そういったいちいちのケースについて、原作では綿密に描かれているのだが、この
映画ではその部分が、どうでもいい報道話と安っぽいメロドラマに取って代わってしまっている。


 技術者と“雲”との闘いが、物語のもう一つの核になるが、これがまた…「超電導磁力システム車」
という東宝怪獣映画的ギミックによって、トンデモなラストに向かって暴走していくことになる。

 『ドクトル・ジバゴ』『アラビアのロレンス』の名匠モーリス・ジャールが音楽を担当しているが、
驚くほどのやっつけ仕事感に泣けてくる。一世風靡の松村冬風演じる、盲目のロックシンガー
に至っては、完全に意味不明。身悶えするような恥ずかしさだ。

 
 しかし、やっぱり首都機能は分散させとかないといかんよなぁ。シャドウ・キャピタルの必要性
はハッキリしてるし、あらゆる法整備もしとかないと。 
 大震災の4ヶ月後に没した小松左京御大だが、きっと為政者や技術者の想像力の欠如
を、嘆く思いだったろう。




こんなだったかな・・・

投稿者:木村純一 2008年11月01日

15年以上も前にビデオで観て、凄いおもしろい作品だと記憶していました。しかし、その後、何処のレンタルDVDショップにも見かけません。やっと、見つけたのがこのDISCASです。
このDVDを借りるために、入会しました。
しかし、観てみると・・・ちょっと残念。観る側の目が、時代と共に肥えてきているのかな?特殊車両もいかにも・・・という感じでとても残念に思います。時代ですね。

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