さらば愛しき大地のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.9

観た人
187

観たい人
305

投稿者:ゆいてツ 2019年04月21日

田んぼ広がるクソ田舎。あっけらかんとした季節や風景がケモノじみた人間の営みを際立たせてる。田舎にありがちな新築木造家屋で覚醒剤打つシーンにはぐっときました

投稿者:MayukoMori 2019年03月09日

「そこのみにて光り輝く」が好きな私としては、ここでも地方の息が詰まるような重〜〜〜いお話にだいぶ引き込まれてしまいました。
ストーリーもさることながら、俯瞰のアングルだったり地面が画面の大半を占める(空がほとんど映らない)文字通り詰まった構図、急に突き放したように引き画で見せるシーン、頭の中を映し出すような不気味なインサート、、、とか凄いと言いたいことはたくさんあるけれども秋吉久美子のあの感じだけを取ってもまた観たい。

投稿者:yusukepacino 2019年01月25日

ずっと見たかった映画。先日ようやくDVDを入手して視聴。何もない場所で生きて行くことに困難を覚え、荒廃してしまった人を描いた作品といえる。目標や目的を持って生きないと人は落ちるところまで落ちる。周囲のサポートがあっても抜け出せないのは自身の弱さからなのか。終始退廃的なムード漂う本作。酒、ドラッグの恐怖。根津甚八はこういった一癖ある演技をやらせると良い。脇を固める蟹江敬三やちょい役ではあるが小林稔侍の気持ち悪さも印象深い。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

農村社会をリアルに。

投稿者:MIGHTY MOE AND JOE 2015年12月01日

素晴らしいです。
日本の土俗的な農村社会を生々しく描いて、
これほどまでに格調高い作品もなかなか無いと思います。
田畑や山林など、静謐な風景カットを差し挟みながら進行していく
庶民の群像劇に、ふとアンゲロプロスを想起させられもしました。

観る者をぐいぐい引き込む力強い物語と描写の果ての
やや脱力を誘うようなラストには、
もしかしたら賛否両論あるかもしれないし、
そこに「赦し」や「救済」を観る方もおられるかもしれません。

僕はそこに、柳町監督の前作「十九歳の地図」から連続する
構図を観たような気がしました。
前作で、理想を抱えた青年に「死ね」などと罵倒の限りを尽くされても、
希望によってでも抗議のためでもなく、
ただ生き続けるほかない沖山秀子の姿。
眼差しや台詞ではなく、文字通り「肉」によって体現された
人間の生の哀しみ。
それと共通するものが、本作にも底流しているのではないでしょうか。

ちっぽけな共同体の片隅で生きる
ささやかな個人の、本人たちにとっては重大で切実な運命や思念を
濁流のように押し流し、何事も無かったかのように更地に戻していく
凡庸な生の営み。
それは共同体にとって安寧な秩序であり平和かもしれませんが、
個を圧殺する限りない残酷さかもしれません。
度々インポーズされる田園風景が、
すべての人を包み込み和ませながらも、無関心で無慈悲なように。

のどかな農村社会の中で薬物に溺れることの、
絵にもならない寒々しさ、禍々しさ。
しかし、それもまた、都市化・工業化との軋轢の中で、
土俗的で因習的な社会が隠蔽する、
都会とはまた別の苛酷さが生み出すものであることは
言うまでもありません。

全体に、シーンのつなぎがとても秀逸だと思いました。
主演の二人はもちろん、
「田舎の男前」がとてもハマっている矢吹二朗、
前作に続き冴えない中年男を演じた蟹江敬三も素晴らしい。
横田年昭の音楽も良いです。

風景が哀しい

投稿者:ハル 2013年02月01日

高度成長期の茨城県を舞台にしている人間ドラマ。

どろどろした人間模様とすがすがしい風景。
雨と日食。
平和な農村風景と都会的なドラッッグ。
出来の悪い兄とできる弟。
嫁と愛人。
豚と鶏。
子供の生と死。
平民と部落民。
ダンプとスカイライン。

さまざまな対比が生きることと死ぬことを考えさせてくれる秀作です。

田舎が怖く、イヤになる映画!

投稿者:魔る太郎 2010年09月12日

なんで借りたのか不明ですが、借りてました。
初めての視聴で、その感想です。


自分の若い頃の 田舎周辺 の景色が見れて楽しかったが、
内容は 重く、気分が滅入って、見て得した気分にはならなかった。
しかも、長い、、、最後の方は、飽きてしまった。
シャブ映画なので、興味がないとキツイかも、、、。

でも、そんだけ自分がイヤな気分になったのも、
主役の「根津甚八」が、クズ野郎を熱演していたからかな?
顔も身体もチンピラっぽくて、はまり役 だわ、彼は。
「秋吉久美子」は、少々 大根 ぽかったなあ。

仮面ライダーの「滝」が、弟だったね、、、。

淡々とガキを背負いながら、鶏を絞める松山省二の嫁がツボでした。

内容は、少々やんちゃな兄さんが(子供が2人いたからオヤジか?)
麻薬を知って、転落していく人生の物語ですが、
いかにも、こういう人が近くに居そうで、イヤ~な気持ちにさせてくれます。
淡々と描く描写も、憂鬱な気分に拍車をかけます。

月並みですが、「クスリ」は人生を破滅させる。

イナカの生活が怖くなる、、、。
場末のスナックや、自販機食堂や、安住宅など、、、
なんか身近にありそうで、不思議と怖いわ。


リアルでいい映画かもしれないが、、、。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

生々しい

投稿者:大人アレルキ゛ー 2014年04月16日

時代や舞台設定は『遠雷』に似てるなと感じたものの、味わいは正反対ですね。

台詞(方言)も自然な感じで、覚醒剤を打つシーンや刺青を入れるシーン等やたら生々しい。
典型的な破滅ストーリーで少々好みとは違うが良い作品だと思う。

ヒリヒリします。

投稿者:スダマ 2011年08月08日

どうしようもない男だけど、「ひとり上手」を唄う愛人を見つめる視線に胸が締め付けられました。堕落した生活と美しい田舎の風景との対比や突き放しながらも尚、愛し合う男女。様々な人間同士の絡みがリアリティに溢れいて、胸の奥がヒリヒリとしてきます。根津甚八さんの再起を願って止みません。

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