英国王のスピーチのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

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投稿者:bluesmoke 2021年06月20日

かつて息子が小学生だったときにPTA会長をしていたことがあります。会の主旨に賛同したわけではなくむしろ大いに疑問に感じたため、会長として疑義を呈したうえで最終的には解体するくらいの思いでした。

ですが元首相の小泉純一郎氏が「自民党をぶっ壊す」というフレーズで総裁選を制し長期政権を築いたように、長期にではありませんがずいぶん周囲から厚い支持を受ける結果となった思い出があります。その際に色んな出来事があったのですが(ほとんどが醜さや愚かさに結びつくことでした)、僕が1つだけ決めていたのは「言葉の力を信じる」ということでした。

それがどんなふうに作用したのかは分かりませんが、会長としての最初の大きな仕事である入学式の祝辞を述べた際に、職員室にファンクラブが結成されることになったそうです。その後も学校行事とPTA行事の様々な場面でスピーチをしなければならなかったのですが、いつでも誰かがそばに寄ってきては賞賛してくれることになり、もちろん嬉しくはあったのですが不思議に感じることもよくありました。

彼らがほんとうに聞いているのは何だろう?ということです。

小学校でのスピーチの場には様々な年齢の老若男女が入り混じることになり、下は6歳から上は12歳の児童たちに加え、教員・保護者・地域住民などの来賓がずらりと揃うことになります。主役は子供たちなのですが、教育は大人と子供との関係性によってはじめて成立するものですから、PTA会長として話す内容は、6歳の子供を退屈させず12歳の子供を刺激しながら、大人たちも興味深く聞いてもらえるものが理想となります。

いま振り返ればウルトラ級なことをやってたと思うのですが、たぶん僕はそれが出来ていたようです。たとえば教頭が話している間はザワついていた児童たちが、僕が話しはじめると水を打ったように静まりかえるという場面がよくありました。また地域の会合に出れば(PTA会長にはそういう仕事もあります)年配の方から賞賛されたり対抗意識を燃やされたり、学校の先生たちからは「本当の意味での教養を感じます」などと言われていたからです。

しかしながらいっぽうで僕が感じていたことは、彼らは僕の「言葉そのもの」を聞いているわけではないということです。これは何もPTAに限らず、もっと大きな政治の場でも良いでしょうし仕事の場でも良いと思うのですが、不特定多数の人に向かって生身(なまみ)で何かを伝えなければならなかった経験のある方は、みな同じことを感じているのではないでしょうか。

それでは何を聞いていたのか?

その答えこそが、この『英国王のスピーチ』には素晴らしく描かれているように思います。スピーチすることは「上手く話す」ということを必要条件とも十分条件ともしていません。技術は問題ではない。ジョージ6世(コリン・ファース)はライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)との交流のなかで、はじめは技術的な難点を克服していきますが、やがてその技術を捨てることになります。

言葉は言葉であることをやめたときに、はじめて言葉としての本来の姿を現すことになる。ジョージ6世の場合それは歴史につながった。しかし本来的には言葉は何かに奉仕することを拒(こば)みます。これは体験したことのある方であれば、たぶんみな知っている真実だろうと思います。

投稿者:なえこ 2021年06月18日

最後のスピーチは自分も国民の1人になった気で聴いていました…。

国王の声が全国民に届き、勇気づけていくんだなぁと思うとグッと胸が熱くなった。
本物のジョージ6世のスピーチが聴きたくなった

投稿者:れん 2021年06月17日

ジョージ5世がダンブルドア2世ってことに気づいたのがハイライト
コリンファースの演技がもう演技でもない
こういう生臭い?努力の過程を端折らず描く映画には好感持てるし勇気をもらえますね

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

身分の差を越えた友情

投稿者:ホラーは観ないKEN 2020年10月30日

ジョージ6世とライオネルの
身分の差を越えた友情が良いです。

それほどのことはない

投稿者:ぴか 2019年08月25日

それほどのことはない。
なんでアカデミー賞最優秀作品賞なのかわからない。
霧の市街風景や寺院内の荘厳な雰囲気はすばらしいと思うが・・・

吹き替えではなく、オリジナルを観てほしい!

投稿者:karren 2019年08月24日

 意外にもミニシアター作品(短期上映・整理券で並ぶ)なのね。

イギリス王室の実話で、1930年代でしょうか。
王室に2人の兄弟がいるのですが、跡取りである長男が「駆け落ち結婚」したため、王位を退きました。
そして、次期国王は弟がなることに。
ところが、この次男・ジョージ6世には吃音があり...。
なので、トレーニングを受ける日々なのですが、どうにも(治療ではなく)先生とは合わない様子。 
奥さまが先生を探してくるのですが、今度の先生・ライオネルとはいい関係を築いていく...だけではない!

 ライオネル先生との二人三脚の中で、先生の経歴がバレ、それでも彼を信じる国王。
そして自身の抱えるトラウマにたどり着いた頃...!(涙、涙)
 
 大事なのは治療よりも、心の支えとなってくれる(信頼できる)人がいるということなんでしょうね ー 国王が、その場を去ろうとするライオネルに、「ここにいてくれないか」と言うシーン...私には印象的でした。

 ジョージ6世を演じたコリン・ファースですが、国王をとても素晴らしく演じています。特に喋り方が上手い!
...以前TVでロードショー放映されたときは”吹き替え”だった。しばらく観てたんだけど、あまりにもひどくて(声優の方、ごめんなさい)、やめました...。
この作品はオリジナルを観てほしい!


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クチコミ・レビューTSUTAYA

レンタル二回目

投稿者:ウィル 2016年03月05日

また観たくなる映画。
話の内容はとてもシンプルだが、のめり込んで観てしまう。
「高慢と偏見」という作品で、コリンファースのインタビュー映像があるが、彼は非常に知性豊かな俳優だと感じる。そんな彼が演じているからこそ、癇癪もちだけど愛おしく見えるジョージ国王が演じられたのだと思う。感動しない訳がない。

実話らしい

投稿者:イチゴ@Jam9 2014年06月23日

ドクターが素晴らしい!

これもまた映画なり

投稿者:アッキー 2013年03月16日

良かったです。アクションでも、サスペンスでも、ラブストーリーでもなく、進行は穏やかに流れるけれど、素敵な映画です。号泣はしないけど、一筋の涙が流れるそんな素敵なストーリーでした。

理解してもらえるということ

投稿者:simile 2013年02月02日

そのことほど救われることって、ないんだろうな・・・。 「どんなあなたでも私は好きよ」  その言葉に込められた愛と言ったら。自分自身を本当に芯から理解してもらえるエリザベスという存在がいたバーティ。しかし、吃音の原因はわからない。そこに現れるライオネル。彼は、バーティの“心の理解者”となる。紐解かれてゆく、縛られていた“心”。 ライオネルは実にテクニシャン。時折、“怒り”を引き出し、激高の中から心の声を引き出し、恐れを溶く。そして自信へと導く。ほんの小さな優しさで、「君なら大丈夫だよ」と。  脚本が巧妙、セリフ・言葉のやりとり、“言葉”が持つ奥深さを知る、脚本家さんの知性を感じます。 観終わった後、実に深く、時間が経てば経つほど考えさせられる作品!生きるヒントが沢山。

キャスティンク゛が良い♪

投稿者:あずききゃらめる 2012年11月03日

ジョージ6世=エリザベス女王(二世)の父が吃音という言語障害をのりこえてゆくお話です。 感想は、本当に…苦労し努力なされたんだなぁと。王室生まれなんて恵まれてるし、なーんの苦労もしなくていいって考えてた自分がいました。けれど人前に出て話す。国を動かすってことの重大さのプレッシャーはとても計り知れないです。 ジョージの脇を固めたのが妻エリザベス、そして聴覚士のライオネル。 妻のどんなときも夫を信じ、支える姿勢は本当に素晴らしく、身分や生まれの壁を破ってジョージと対等にむきあい、友達として支えるライオネル。二人の愛と温かみを感じました。 対等な関係でものを言える存在って、やっぱり必要ですね。 終盤のスピーチはすごくいいシーンでした♪志の力強さを感じます。

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