ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

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投稿者:aya 2020年08月11日

KINENOTEより/評点: 評価しない /鑑賞日時: 2013年6月15日 /鑑賞方法: 選択しない /鑑賞費: 0 円

投稿者:上海十月 2020年08月03日

映画の作法について考えてしまう映画でした。最近テレビ出身の監督も多く日頃、クローズアップばっかり撮っているので、映画では、引きの映像が多く映像表現で人物像に肉薄しないケースをよく見ます。しかし、この作品は、クローズアップを効果的に使って、人物像に肉薄します。やや注文をつけると今度は、引きの映像がないんで、戦後の日本の現状があまり見えてきません。「飢餓海峡」で内田監督がやった闇市のシーンのようにドラマを盛りたてる風景描写が欲しかったですね。昭和21年ですからあちこちに廃墟があったはずなんで。松たか子、浅野忠信の代表作であり、太宰作品の精神をよく表現していると感じました。脚本田中陽三、監督根岸吉太郎と日活ロマンポルノコンビも良かったなと・・・

投稿者:い 2020年06月21日

だよなぁ。
どんな人でも、生きてさえいればいいんだよなぁ。
いろんなことは思うんだけど、もう、この一言に尽きてしまうよなぁ。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

松たか子最高

投稿者:カマンベール 2014年10月06日

邦画として昭和の戦後間もない雰囲気とても出てました。
松たか子が子供を背負って、事も無げに育てている。
悪い・・・働かない、お金を入れない、浮気性、死にたがり
・・・ほとんど最低の作家に、疑問なんか持たずに、ただ尽くす。
昔の女って、今の女性より文句言いませんでしたよね。
たかが子供育てる位で、疑問何か持たなかった。
夫に尽くす。子供を育てる。
当たり前の事。
松たか子のたくましさ、健気さ、それでいて、心中未遂を
されて始めて[夫に心中された女はどう生きればいいのですか?]
と夫に問いただす。
ともかく、いい映画でした。
松たか子が輝いてました。演出も脚本もキャストも
最高です。


いっしょに墜ちてほしかったのね。

投稿者:港のマリー 2013年01月30日

あるじの荒れた生活をそのまま映しているような貧窮極まる大谷邸のすさまじく侘びしいようすや、居酒屋「椿屋」のほの暗さ、間取りの面白さ、怪しげな小店が軒を連ねる路地裏の、淪落と猥雑な活気が入り交じったような雰囲気。
と、一転青い目の進駐軍の兵士と、その腕にぶらさがる派手なスカート、真っ赤な口紅の日本女性たちが闊歩するさまを、さんさんと白い陽光のもとに置き、脇にはGINZAと記されたアメリカ映画に出てくるような道路標識が。
じつは私も知らない敗戦直後、進駐軍占領下の東京界隈が、臭いや不潔さや当然孕んでいたであろう不穏な空気をいっさい抜き取った、国民みなが共有すべき「適切な」イメージとして再現されているかのようだ。太宰のお話だからデカダンスの香りは多少ある。
この「適切さ」にわたしは抗する術はないので、本作の丁寧に作り込んだ美術はすばらしいと思う。
それと照明がまた見事。荒れすさんだ大谷の家、ふすまが開いて粗末なねまき姿の松たか子が顔をのぞかせる。その顔の内側から微光を発しているかのような白さ。
居酒屋で働いているうちに、松たか子の顔の白さに底のほうから紅が差してくるように艶が増す。肌がきれいなこともあるけれど、照明のあて方もいいのかも。
対照的だったのは広末涼子。どこまでも青白く翳りを帯び、闇の底でまたたく妖しい燐光といった気配。いい光を当てられて広末さんは健闘していました。こういう役に挑戦していってほしいものです。
太宰モノとして特徴的だと思ったところは、作家としての苦悩よりその人格障害ぶりを強調している部分。
懇意の人から当然のごとく金を盗み、それをさらに懇意の人に肩代わりをしてもらい、妻をストーカーし、純情な青年の心をもてあそび、いよいよとなったら自殺未遂をくり返す。しかも女を道連れに。
とほうもない醜態をさらし続けるおのれに、どこか自身では快楽を感じているふしすらある大谷の異常さを、淡々と映す。
ちょっとドストエフスキーの「地下室の手記」の主人公を思わせる。ずっとひ弱ではあるけれど。自己愛過剰の魔物は、日本では優しく弱々しい姿をしていることを、浅野忠信は伝えています。
結局大谷が望んだことは、聖母のように清らかで、どんな時でも慈愛で包み続ける妻さちを、じぶんのいる地獄まで引きずり下ろすことだったのかもしれない。
娼婦から買った真っ赤な国紅をつけ、かつての恋人に身をまかせ、子どもに与えるべき桜桃を、夫婦でいっしょにこっそり食べてしまったさち。
これで妻さちも堕落したと、大谷は安心したようにも見えるふたり手をつなぐラスト、でもそれは誤解だったと、わたしたちは知っている。

桜桃忌だったから

投稿者:kzoo2633 2012年07月16日

何故、この作品を見たのかというと、桜桃忌の番組を書いて、太宰治の一生を結構調べたら、太宰治が自由奔放でやりたい放題の生き方をしているのが、凄いと思って見たのです。でも、こんな風に男を支える女は、いないだろうなぁ。妻という財産を知らない男が多すぎる。って、俺も失ってから分かったことだから。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

ぴったりな二人

投稿者:クワトロ・バジーナ 2012年02月22日

主演の浅野忠信と松たか子は役柄にぴったりだと思いました。
色っぽい広末涼子の演技も良かったです。
作品を通し文学的な台詞回しも良かったです。

昭和

投稿者:みつ 2011年11月07日

当時の状態をうまく演出していると感じました。

文学してる映画。

投稿者:★483821★ 2010年06月02日

太宰っぽい!台詞まわしが、時代を感じる、っていうより太宰文学を感じる。

昔の小説家って、今の芸能人みたいな扱いだったらしいし、もんのすごく繊細な人種ばっかりだったんだろうな。
冷静に見たら、相当、だめんず&だめんずウォーカーの話(笑)

松たか子も広末も、演技の仕方とか今まで好きじゃなかったけど、これは良かった。

なにより、浅野さんがハマリ役★そして、脇役陣も贅沢でした。

丁寧に丁寧に作りこんである感じの映画でした。

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