観た人
24940人
観たい人
12395人
魂を持ってしまったラブドールのお話。魂があると、いろんなことに傷付いたりするから、ないほうがいいのかもしれない。けど、ペ・ドゥナちゃんは、悪いことばかりではなかったみたい。いいことばかりでもないけど。
ペ・ドゥナちゃんが人間だったら、人形師のオダギリジョーが神様か。オダギリジョー自身、人間をつくった神様も人間がなぜ魂を持ってしまうのか、わからないと。
神様につくられ、魂を持ってしまったから、人間の社会は辛いことばかりなんだ。たまにいいこともあるけど。
そんなことを思いながら、全体的な雰囲気を楽しむ映画ですね。いい雰囲気でてます。
それにしても、日本映画にペ・ドゥナちゃんが出てくれるのは、うれしい!キレイでスタイルよくて、日本語も上手。この映画をみたウォシャウスキー姉妹がクラウド・アトラスへの器用を決めたのは頷ける。
ペ・ドゥナちゃん、いい!
ふぅ…
「空気人形」の文字が吹かれて散っていく。
ペ・ドゥナのファンにとって最高の癒しアルバム。
しかしながら、是枝監督の脳味噌がまじでわからない。
前回に続き、ペドゥナ主演作をレビュー。
まだ是枝監督の良さがわからず、少し毛色の変わったこれなら楽しめるかなと思い期待したけれど、基本的には合わなかった
作風の好みの問題かなぁ。淡々とした描写に魅力を感じない。ものすごく退屈。ペドゥナのビジュアルと演技がなければ映画として成立してないのでは?と思うレベル。
原作がどうなのかわからないのだけれど、人形が心を持つのが唐突過ぎて、まあそこは「もし心を持ったら?」という前提を否定するとお話が始まらなくなっちゃうのでしかたないにしても、心を持ったらどうなるかを色々考えて作ってみました感が強く、どれもこれも過去に見たような景色ばかりで面白みに欠けた。このへんぎゅっと90分くらいに絞れば良かったのに。
それと、男の目線で恐縮なレビューになるのを覚悟で言うと、この監督はエロが優しすぎた。まるで女性監督が作ったような美しいエロで、このくらいの加減が好みな方にはとても良いものに映るだろうけれど、自分には相当物足りなかったww
コスプレや空気の注入など美味しいネタが満載なのに、どれも緊張感に欠けており、ペドゥナならもっと恍惚な表情でドキッとさせてくれるのではと期待してしまったぶん、まあまあ残念。
つまるところせっかく全裸で体当たりしているのに、どことなく空回りを感じさせている。が、ある意味それが狙いなのかもしれない。ラブドールがホンモノの人間みたいにエロくなってしまったらそれはそれで違うのだろう。そこまで計算してペドゥナも演技していたのだとしたら…と、思って公開当時のインタビューを読んでみると「役柄を100%理解して、20%だけ表現した」。さすが、恐れ入りました。
中盤まで辛気臭い展開が続くものの、オダギリジョーの工場へ行ったり板尾が誕生日やってたりという憎いシチュエーション(演出そのものはやはり好みではなかったが)を用意して、自分を見つけることのできないままに悲劇へとなだれ込むラストはじゅうぶん切ないし、ゴミ袋のくだりや、リンゴや空き瓶など伏線回収も素晴らしく、ダラダラと進んだ割には締まりがよかった。さすがラブドール。
(使ったことないよ!)
(下ネタか!)
9割メルヘンだったのに、ラストが「あれ」で絶句
是枝裕和監督の2009年作品。原作は業田良家の短編「ゴーダ哲学堂 空気人形」。
冴えない男(板尾創路)が5980円で購入したビニール人形「のぞみちゃん」。(ペ・ドゥナ)
ある日、心というものを持つ。自分でピコピコ体を膨らませ、可愛いメイド服で
街をさまよう。ペドゥナちゃんのフワフワ・ルンルン、まさに浮足だった軽い足取り。
生まれたばかり状態でどこにゆくやら?
きれいなディスプレイに惹かれてレンタルビデオ店に紛れ込めば・・・、
そこにいたのがイケメンのARATA(今の井浦新)。ビニールながら一目惚れしまして、
さぁ、翌日から自分もそこで働くという超イケイケ。
申し遅れましたが、5980円のタグつけられちゃったペドゥナ様の裸がすごい!
すごい!では何も伝わらぬ、小ぶりながらきれーいな丸く尖ったおっぱい。バァーンと
張った腰。(うまく表現できません、ワタクシ女の端くれですが、ペドちゃんの裸見た時、
この子はまだ、○ょ○ぉ?と思いました。ま、私が悩まなくとも見ればわかりまする。)
徐々に人間味の出てくるペドちゃんだが、
持つはずのなかった「心」を持ってしまい、彼女の目には何が映ったのだろうか?
ある日、ビデオ店の釘に引っかかってペドちゃんの空気がプシュシュゥゥ・と抜ける。
ヘナヘナとぺしゃんこになるペドを見て、ARATAは傷口にテープを貼り、おへそにある
空気栓に口をあてプープー膨らます。
官能的で目がくらむ場面だが、しかし全然いやらしくない。美しい。まじ。
こんなに美しい二人なのに、監督はなぜ、あんなホラーまがいの血みどろのラストに
しちゃったのだろうか。せっかくマシュマロみたいにフワフワした前半だったのに、
回想シーンなどで妙に長引かせて、ジワジワと悲しくなるのよね。120分観て、これでは報われぬ・・。
空気をつかんだような虚しさだけが残ったとは、まさに監督の術中に落ちたか!?
うん。
ずっと独特の雰囲気をまとった作品だった。
「人形は燃えないゴミ、人間は燃えるゴミ。行きつく先は一緒」
この言葉にハッとさせられた。
いろんな人が誰かの何かの役に立っていて
どことなくそれとなく繋がっていっているのかと思うと
なんとなく平等な生命の必要性を感じた気がした。
愛してしまった彼とのラストは衝撃的で、そんなところもとてもよかったです。
一度見て損はない作品だと思いました。
題材は。
題材やタイトルは凄く面白そうなのに内容は本当につまらないです。これをみんな韓国の役者さんで作ったほうが面白いです。あらたさんの演技も少しオーバーで笑っちゃいました。退屈だけが残る自己満映画です。
「無垢」という怖さ
トトトト・・・と歩くところや無邪気さがかわいい。
それと同じくらい、悲しかったり怖かったり、人間が持つ面を極端に人形が表現している。
子供はかわいい。でももし無垢なまま教育されなかったら、どれだけ恐ろしい存在だろう。
ロボットではなく、ちゃんと人形らしく演じてくれた女優に感謝!
ペ・ドゥナが素晴らしい
この映画はペ・ドゥナなしでは成り立っていなかったと思います。彼女のきょとんとした目、いまでも鮮明に思い浮かびます。台詞は比較的少ないのですが、変化の少ない口調、表情なのにもかかわらず圧巻です。日本アカデミー賞主演女優賞大賞まで後一歩でしたね。彼女が外国人でなければ受賞できたのでは?(あくまで個人的な意見ですが)
是枝監督の作品は初めて見ましたが、映画らしい余韻がとてもいいです。何回も見て、何回も考えたくなるような作品です。
自然
ペ・ドゥナさんの演じるお人形がとにかく綺麗。 透明感、儚さ、柔らかい肌の質感。 詩集のような映画。 余韻がほろ苦い。