サラエボ、希望の街角のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.5

観た人
113

観たい人
177

投稿者:ザン 2018年09月19日

自立し仕事も恋愛も自由に謳歌していたヒロインが、厳しい戒律とそれに傾倒していく恋人を理解しないのは仕方ない。男がはまっていき、ヒロインにもその価値観を強要していく段階とともに、男の髭が顔に占める割合も増えていくのがどこか滑稽。

投稿者:mikoyan358 2017年08月07日

2011/10/14鑑賞(鑑賞メーターより転載)
「サラエボの花」に続く、サラエボを舞台にしたヤスミラ・ジュバニッチ監督のドラマ。子供を熱望していた女性が、恋人がイスラム原理主義に傾倒したことで感じる疑問と亀裂、そして背後にある宗教間の不信や内戦の記憶などを残酷なまでに炙り出している。今年サラエボへ行き劇中にも登場した極めて平和に見える街角も歩いてきたが、数日滞在しただけでは見えない心の奥底にはまだこうした感情が残っていることを痛切に実感させられる。それらを振り切り前へ進もうとする主人公は果たして勇敢なのか無理解なのか?答えは出せそうにない。

投稿者:KSat 2017年04月30日

だいぶ前に観た。
恋人がアルコール依存で仕事をクビになり、世話になった友人をきっかけにムスリムの原理主義者になっちゃう噺。ホントにそれだけ。

厳しいイメージのあるイスラム教だが、サラエボのムスリムはクラブにも行くし、酒も呑むし、婚前交渉も当たり前で、如何に世俗的かがわかる。ボスニア紛争からだいぶ回復してるのもわかりやすく示されていた。

とりあえず、「ソフィアの夜明け」といい、これといい、邦題が酷い。東欧の最近の映画には希望を感じさせるタイトルつければいいっていう安直さよ。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

ヒロインが可愛いです

投稿者:しおちゃん 2020年03月12日

ヒロインが可愛く、活気があって、美しいです。イスラム圏と関連のある映画ですが、突き抜けて前向きに生きようとする女性がどんな世界にもいるんだなあと、この世界が愛しくなりました。彼女はCAですが働く姿がとても素敵です。恋人との関係は各国似たり寄ったりなんですね。こんな駄目男になんで惹かれるのかなあと感じたけれど、元は彼も働いていたわけで、彼女の優しい母性が彼との付き合いを長引かせたのだと思いました。イスラム教についても描かれていますが、女性監督からの一方的な見方もされているかもしれず、この映画だけで批判したりすることはできないと考えました。
ヒロインのCA姿は一見の価値があると思います。

人は宗教によっても憎しみ合う

投稿者:alterd 2015年11月19日

サラエボと聞いて凄惨な内戦の描写があるだろうと覚悟して観たが内戦が終結して5年後の話だった。

恐らく、戦闘に参加した事によるPTSDだろうが
アルコール依存症になってしまった航空管制官と
CAのカップルを中心にストーリーが進んだ。

男は、仕事中に飲んでいる事が発覚し6ヶ月の停職と降格を命じられる。
停職期間中、イスラム原理主義に深く傾倒するようになった戦友と遭い子供にコンピュータを教える仕事という名目で
イスラム原理主義者のキャンプに参加したのをきっかけに
自身も次第に影響されて行った。

その為、同じイスラム教徒とはいえ、それほど厳格ではなく
むしろ、自由、あるいは退廃した西洋文明に染まっていた彼女との軋轢が生じる。

あの辺りが、かつてオスマントルコに支配された影響で
イスラム教徒が多いがギリシャ正教、ローマ・カトリックも混在している事を知った。
クロアチア人、ボシュニャク人、セルビア人等は全てスラヴ系だがボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は、どうやら宗教戦争だったようだ。

どの人物にも感情移入出来なかったが
人間は、何らかの価値観を支えに生きるしかなく
それが違う人間同士の共生は困難で場合によっては残虐ですらある事を改めて実感した。


B+ 回教徒でも随分違う。宗教が人間関係を破壊する

投稿者:かづしげ 2012年02月04日

(ほとんどネタバレ)
 同棲するカップルの男は十余年前の紛争の後遺症か、悪い酒ではないものの日々酒浸りで職を失う。欲しているのに二人には子ができない。
 二人とも回教徒ではあるが、家族友人らを含め本作ではかなり自由を楽しむ人たちとして描かれている。途中から描写されるイスラム原理主義者たちと彼らは、同じ回教徒と思えない位違うし、お互いを理解しないばかりか寧ろ否定している。原理主義者は、悪いことが起こるのは全てアラーへの信仰が足りないからとし、コーランの教え、戒律に厳しく縛られる。男が原理主義に感化されてから二人の不幸が始まる。信者、宗徒としてしかお互いを見ず、自由を大切にする個人については否定するばかりで殆ど理解しようとしないくせに、宗教上一夫多妻まで認めるという男社会に根ざす都合よさを見て、終に女は男を見限る。

 元々は人々が宗教に対し心の安寧を求めているのに、(原典)原理主義に陥ると寧ろ紛争のネタにしかならない。個人レベルでも、民族、国家レベルでもしかり。映画とは関係ないが驚くことに、根深く対立するユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三大宗教は、同じアブラハムの宗教(旧約聖書)を起源としているらしい。つまるところ宗教対立は近親憎悪に近いのかもしれない。


※レーティングは、A+,A,A->B+,B,B->C+,C,C- の9段階。


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クチコミ・レビューTSUTAYA

愛するサラエボ 憎いサラエボ

投稿者:かおり 2012年05月16日

この監督の映画には、ぶれがないです。どれも、道が一本ずーっと伸びている様に思います。私の嫌いな政治家が『芸術家は、需要に合わせて色んな分野にあれこれ手を出すよりも、ひとつのものを突き詰めていくものだ』と、言っていました。政治家を好きにはなれませんでしたが、その言葉を口にした気持ちは、よく分かります。まさに、この監督は、そういうことを実行している方です。

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