シベリアーダ ロシア映画DVDコレクションのクチコミ・レビュー

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投稿者:安堵霊タラコフスキー 2021年03月09日

ロシア文学的な壮大さが中々に強烈な作品だったけれど、やはりというか結局のところ一番強く印象に残るのはあの炎上シーンだし、思い返してみてもあのシーンの為の映画だったと良くも悪くも言わざるを得ない。(長々とドラマを連ねてきてもあの強烈なシーンの印象に全部上塗りされてしまったことに徒労感すら少し覚えたり)

投稿者:Jeffrey 2020年09月30日

「シベリアーダ」

冒頭、20世紀初頭のシベリア。雪積もる銀世界。裕福な家族と貧乏な家族、 60年に及ぶ年代記、凍てつく吹雪、モノクロ映像を、泥と炎、子供、戦争。今、家族3代にわたる愛憎劇が映る…本作はアンドレイ・コンチャロフスキーが1978年にモスフィルム制作で監督した、ロシアの大河ドラマで、もう一つの1900年と国際的に評価された幻の超大作と言うことで3枚組のDVDを購入して初鑑賞したが傑作。本作は79年カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞し、ロシアの文化と歴史が楽しく学べるコレクションの修復デジタル化した初のオリジナル音声での貴重な特典映像付きのDVDは必見である。

本作は2部構成で、繊細な映像感覚に満ちたダイナミックな画面が見所の1つだと感じる。激動した20世紀史を体現させる大河ロマンであり、主演の1人であるニキータ・ミハルコフは後に「ウルガ」で金獅子賞、「太陽に灼かれて」でオスカーを受賞した明監督で、黒澤明のことをリスペクトし、2008年には黒澤明賞を東京国際映画祭にて受賞している。それこそ最近は映画を撮っていないが、ロシア版の「12人の怒れる男」などは個人的には好きな映画であった。本作は翌年の79年のカンヌ国際映画祭でのパルムドール賞争いに参加され、「ブリキの太鼓」「地獄の黙示録」と争った作品でも有名だ。残念ながらパルムドール賞に輝いたのはその2作品だったが、残念ながらと言ったが、その2作品も傑作すぎた。


さて物語は、シベリアの果てしない大自然。明るい太陽と青い空の光が美しく輝き、凍てつく吹雪と氷の世界。先祖の代から住み着いている裕福な家族、もう一つの貧しい家族が3世代、60年に及ぶ運命の年代記をたどり始める。両家は、好むと好まざるを問わず、相手なくしては生きて行けない愛と友情の絆に結ばれて、自分たちが信じる正義と情熱と恋に生きてきた。時代の波に追われ、戦争の嵐が襲う。沼が炎を立てて燃え上がった。シベリアには世界埋蔵量トップの天然ガス資源が秘められている。男たちと女たちは、先祖が遺した土地の近代化に立ち向かう。

物語はどんどん年代を重ねていき、映像の間に資料映像を使う。雪山から緑豊かな森へと変わり、家族3世代による愛憎劇が始まる。シベリア特有の吹雪や銀世界、泥まみれになりながら奇妙な音色とともに大炎上する炎のクライマックス、一度見てしまったら釘付けで見てしまうような脚本の練り方、美術から撮影まで全てが大河ドラマを超える一級のスペクタクル超大作映画である。ロシア映画はプロパガンダ作品が多くあるのでやんなってしまうが、これは見事な力作である。



投稿者:まさなつ 2019年09月13日

地の果てシベリアの辺境の村。そこに暮らす人々の三世代に渡って描かれるロシアの20世紀の歴史。

ロシア革命から戦争、そしてシベリア開拓、、革命や戦争は、この田舎の村には直接は及ばないけど、開拓はまさにその場所が直接絡んで、人々の生活を大きく変えていきます。

3時間19分。ボリューム満点!シベリアの自然は厳しく雄大で美しい。そこに10年ごとに章が刻まれる。最初に当時の歴史を刻んだ記録フィルムが映され、その後にドラマが展開していく、、。

大作ではないけれど、大河ドラマ感が半端ない。見応え十分です。

ニキータ・ミハルコフは、この映画でも三代目として役者で登場。キャラ立ってます^_^

アンドレイ・コンチャロフスキーって、黒澤さんがハリウッドで映画化を考えてた「暴走機関車」の監督(出来はまあまあ)ぐらいの印象しかなかったけど、こんな傑作を作っていたとは、、!

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