パリは燃えているかのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

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投稿者:はるかかなた 2019年04月21日

1940年ドイツ軍によるパリ占領から4年後。
1944年6月に連合軍がノルマンディーに上陸してから間もなくの8月のパリ。25 日の解放に至るまでの2週間余りの様子がよく分かる。
レジスタンスの抵抗から、ヒトラーのヤケクソの様な命令、コルティッツ将軍の思いなど。ドイツ敗戦を目前に、ドイツ内部にもヒトラーが錯乱していると考える人がいたのだと知った。

昨日見た西部戦線異状なしもそうだったけれど、見てなるほどと思う題名には力がある。

投稿者:mtmt 2019年03月10日

ヒトラーの有名な言葉「パリは燃えているか?」が題名の戦時ドラマ。彼がパリに固執したのは画家志望だった故のコンプレックスからという説も。如何にしてパリは戦火を逃れ解放されたのかを、フランス側の内部確執やドイツ軍に於ける親衛隊の特異性も加え描いている。しかし総統命令を無視し続けたコルティッツ将軍は凄い人だ。

投稿者:stanleyk2001 2019年01月02日

「パリは燃えているか」1966

フランスは1940年ナチスに敗れパリは占領された。英国軍は大陸から撤退(「ダンケルク」)。占領されていた間フランス警察はナチスに協力してユダヤ人を逮捕して強制収容所に送った(「サラの鍵」)

イギリスはチャーチル首相の下、ドイツ空軍を追い払った(「空軍大戦略」Battle of Britain)

1944年ノルマンディーにアメリカ・イギリス他の連合軍が上陸した。(「史上最大の作戦」)一方ソビエト連邦との戦いも勝てなくなりナチスの負けが見えてきた(「スターリングラード」)

パリ占領軍の指揮官コルデイッツ将軍(ゲルト・"ゴールドフィンガー"・フレーベ!)はヒトラーから「万が一パリを連合軍から奪われるようなことがあればパリを焼き払ってこい」と命令されていた。

エッフェル塔やノートルダム聖堂に爆薬を仕掛けはしたが、コルデイッツ将軍は「私の命令がない限り爆破してはならない」と厳命していた。

「パリを焼き払って戦争に勝てるのなら命令に従う。ヒトラーは正気ではない」コルデイッツ将軍は爆破命令を黙殺して連合軍に降伏する。

映画のラストは受話器から聞こえるヒトラーの声「パリは燃えているか?パリは燃えているか!」

第二次世界大戦史では「パリ解放」と一言で語られるけれど連合軍だけがパリを解放したわけではなくフランス人レジスタンスが血を流したのだということがわかる映画。記録フィルムの生々しい映像の迫力。アラン・ドロン、ベルモンド、イヴ・モンタン、シモーニュ・シニョレ、ジャン-ルイ・トランティニャン。シャルル・ボワイエ。綺羅星の如きフランス映画界のスターが並ぶ。

ロバート・スタック、カーク・ダグラス、グレン・フォードのアメリカ勢も豪華。

戦争映画には似つかわしくないワルツのテーマ曲を作ったのはモーリス・ジヤール。

もう涙が出て止まらなかった。ナチスに占領されたけれど屈しなかったレジスタンス(涙

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フランスオールスターキャスト映画

投稿者:土豆 2015年07月08日

「史上最大の作戦」から「遠すぎた橋」までは、戦争映画と言えば、日本の正月番組の様に
オールスターキャストってのが定番で、この作品も例に漏れずフランスを中心に当時の豪華な
メンバーが沢山出演しています。
米軍にはアメリカ人の俳優、独軍はドイツの俳優、仏側はフランスの俳優って事ですが、
ほとんどフランス人が中心で、合作でありながらフランスの為の映画って感じです。
異彩を放っているのが、オーソン・ウェルズ(ちょっと暑苦しいが…。)のスウェーデン領事官です
存在感があります。

舞台は、第二次世界大戦のナチスドイツ占領下のパリで、連合国の攻勢によりドイツの旗色が
悪くなり、各占領地から撤退を余儀なくされている時期。
冒頭で少し触れられていますが、ポーランドとかは悲惨で、解放に迫ってきたソ連に扇動され、
ワルシャワでレジスタンスの一斉蜂起が始まりますが、ソ連は戦後の統治を考えポーランド国力を
ここで弱体化させる事を目的に傍観に徹しました。
梯子を外されたレジスタンスは次第に劣勢になり、そしてヒトラーはワルシャワを徹底的に破壊したのです。
結果的に市民あわせて20万人が犠牲になったとの事です。
そんな事を考えると、パリの解放は事が上手く運んだと言えるのかも知れません。
この作品で見ると、コルティッツはじめドイツ側は徹底抗戦モードでは無く、
本国に家族を人質にとられ、ヒトラーに難題を押し付けられる中間管理職の状態。

京都もそうですが、色々な人々の努力や偶然が相まって
都市が戦火による破壊を逃れたのは、奇跡的な事なのかも知れません。
この作品の最後で「パリは燃えているか?」と繰り返すヒトラー。
撤退する占領軍が腹いせに旧占領地を徹底的に破壊する行為は、
あくまで個人の面子だけに拘った、愚かな言動・行動としか捉えれない事を物語っています。

30人のトップスター競演

投稿者:趣味は洋画 2015年04月29日

第二次世界大戦中、パリを守って戦う市民たちの活躍が、連合軍によるパリ解放につながっていくさまを、米仏両国映画人の協力で、ドキュメント風に綴った超大作。

1944年8月、ナチス・ドイツの侵攻を受けたパリでは、ド・ゴール将軍の幕僚シャバンがパリ防衛計画をめぐって過激派と対立していた。2ヶ月もすれば解放されるかもしれないが、それではパリは廃墟と化してしまう。
市民たちは自らの手でパリを守るために立ち上がった...

これほどまでにパリ解放を描いた作品は珍しい。前半部は仏・レジスタンスの活躍、中盤部は独軍とレジスタンスの戦い、後半部は連合軍のパリ進行とパリ解放が描かれる。

監督はフランス映画の巨匠ルネ・クレマンで、米国、欧州のトップスター30人が競演するという実に華やかなキャスティング。
ただ、ドイツ軍のパリ占領軍司令官コルティッツ将軍役のゲルト・フレーベと、自由フランス軍の首領ロル大佐役のブルーノ・クレメルの2人を除いては、トップスターの出演シーンは短い。
短いが、みな重要な役どころで、画面に登場した途端、‘あっ、○○だ...’と分かる瞬間が多く、それだけでも十分楽しめる。

マルセル・グリニョンのカメラワークも素晴らしく、遠近を上手く使った描写で、迫力ある映像が真に迫る。また、実写フィルムも効果的につかわれている。
白黒映像だが、ラスト、パリが解放された瞬間は、ぼんやりだがカラーに変わるあたり、心憎い演出だ。

そしてヒットラー総統に扮したビリー・フリックという俳優、無名だがヒットラーそっくりで、出演シーンはわずかだが、強烈な印象を残している。

1944年8月25日、パリ解放の日。ヒットラーの専用電話がパリにかかり、‘パリは燃えているか?’と叫び続けている。

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