フィルム・ノワール フランス映画篇 ランジュ氏の犯罪のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.7

観た人
99

観たい人
104

投稿者:高橋典幸 2020年08月03日

うわぁ ... ... 人情噺だぁ。犯罪ミステリーなのですが、笑ってしまうシーンもちりばめられていて、楽に観られる。終盤の怒涛の物語が、緻密なカメラワーク映像と大胆なカット割りでシンプルに展開され、ラストシーンは、涙。

投稿者:Jimmy09 2020年08月01日

ジャン・ルノワール監督によるフィルムノワールと紹介されているが、ノワールというよりは人情ドラマであった。
ジャン・ルノワール監督の鮮やかな軽やかさが心地良い作品だった。

ある宿に見かけない男女がやって来るところから始まる。この二人の一人が殺人犯として指名手配されているランジュ氏だった。「警察に通報しよう」という人達に、やって来た女性はランジュ氏の殺人に至る経緯を語り始めて、回想シーンで語られるドラマ。
ランジュ氏は小さな町工場で働きながら小説を執筆していた。出版社の社長バタラは彼をだまして、彼の小説を改変したり売上げを自分の懐に入れたりしながら、出版してしまう。小説はベストセラーとなるが、バタラ社長の会社経営は破綻しており、夜逃げする社長。
そうしたドラマの合間に、いろんなカップルの恋愛物語を挿入するあたりが軽いタッチで描かれていてホノボノする。ランジュ氏もその一人。
そして、逃げた社長が列車事故で死亡したというニュースが流れて、会社の関係者や債権者などが「会社をどうしようか?」と対策を考える。組合を作ったりして何とか会社が軌道に乗り始めた頃、神父の格好をした死んだはずの社長が戻って来て……。

なかなか楽しいルノワール監督作品だったと思う。
上手くまとめた映画…という印象を受けた作品。

投稿者:Ricola 2020年05月29日

ファムファタールの男性版のような、その悪人ぶりに慄えるというか、もはや苛立ちを覚えた。

ある青年、ランジュ氏が殺人の容疑で逮捕された。女性と逃走していたものの、その事件に至るまでの理由が、回想で語られる…。


出版社の社長の愛人たちが皆似ていて見分けがつきにくかったが笑、それはともかく人物たちのやり取りや関係性の描写が、この短尺の中でもちゃんとわかりやすく、繋がるように描かれていたのがよかった。

ストーリーとしては起承転結の型にはまっていて物語を追いやすい上に、ちょうどいい具合に驚かされるなど、ノワールものらしいハラハラ感もしっかり味わえる。

演出で特に驚いたのが、ポスターのショットから紙が破れるように画面が切り替わるところ。
なんて洒落た演出だろうか!ルノワールの素敵センスを感じられる。

オチにわたしは驚いたが、結末が地味なのは仕方ないのかもしれない。

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