俺物語!!のクチコミ・レビュー

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純愛美少女と野獣物語

投稿者:なゆ(21)デンゲリ 2018年04月11日

 これが少女漫画なのか、と誰もが思うだろう。
 少女漫画の主人公が男だぞ。しかも美形じゃなくて、ものすごくワイルド。

 少女漫画というイメージをぶち壊す。


 だけど、中身は少女漫画。こんなに純粋なものって、なかなかないぜ。

 ヒロインの凛子ちゃんの可愛さは最強。あんな可愛い子、実在するはずない。なのに夢見てしまう。

 最強の純愛物語だぜ。

空いっぱいの星のように「好きだ!」が散りばめられているアニメ

投稿者:KUBOCHIN 2016年10月08日

原作は「別冊マーガレット」2011年11月の増刊号の読み切り掲載をきっかけにシリーズ化されて2016年8月号まで連載され、本作はアニメ化されて2015年4月から9月まで放送されたとのこと。

元はといえば、鈴木亮平さんと永野芽郁さんが主演された映画版を観て感銘を受け、そこからオリジナルのアニメーションに興味を抱いて本シリーズを鑑賞した次第です。私はチャップリン大好き爺さんですが、「笑える、泣ける、感動できる」というチャーリー映画との共通点に魅了されて全24話を一気に観終えたのですが、「映画版は俺物語の序章に過ぎなかったんだ…」ということに気づいて大変驚きました。主役二人を取り巻く人物模様も描写が丁寧で、本作は私のお気に入りアニメシリーズとなりました。

まずは神田沙也加さん作・歌唱の「未来形Answer」のテーマに続き、オープニング恒例の『俺の名は剛田猛男(ごうだ たけお)。見えないかもしれないが高1だ』という独白が映画館のポップコーンのように病みつきになったのですが、随所に散りばめられる少女漫画独特のギャグもボディーブローのように効いてくるウマイ作り方だなぁと感心しました。

世知辛い世の中を笑いと涙で忘れさせてくれる主人公の正義感と純情は、勿論その心根の優しさからきているものなのですが、周囲の人物みんなも大なり小なり同じ方向のベクトルを心に抱いている点も安心して観ていられるのがいいですね。
また、特筆すべきは猛男君の外観のキャラクターデザインで、よくもまぁこんなにチャーミングなキャラクターをアルコさんは作られたものだと感心します。赤ちゃん、小学生、高校生(おっさんにしか見えませんが)とどの表情も可愛らしい。私の特にお気に入りはデューク東郷(ゴルゴ13)にしか見えない猛男君の顔が大和さんに「好きだー」と心の叫びをあげる瞬間に少女漫画のうるうる顔に変わるところです。

第6話 俺のネガイで、猛男君が大和さんを傷つけないようにと「ファーストキスの練習台」を親友の砂川君に迫るところでも判るのですが、猛男君は根っから詩人なんですよね。野獣のような物言いをしていたって、そう、彼の魂の底には詩心が鎮まっている。親友スナ君との思い出の情景描写においてもそれは文学的に溢れ出して、私たちの心も猛男君を大好きな大和さんのハートにリンクして「あったかぁ~い」気分にさせてくれるようです。

アマレス女王だった母さんに惚れたお父さんの逸話や、「人を好きになるのって楽しいことばかりじゃない」とか、「好きだ 好きでいっぱいだ」とか、「ありがとう」と好きな人と一緒に夕日を観ることに感謝したりとか、「なんでもない話を明日までしよう」とか、「人はそれぞれだから俺はお前に会えたんだ」とか、「誰かを好きになって泣くこともある。だけどやっぱり 誰かを好きになるっつうのはイイよなぁ」とかね。

簡単な言葉も、詩人、猛男君があの顔でつぶやくとイイ言葉に聞こえちゃう。なにより一番いい言葉はやっぱり「好きだー!」だな。現実世界でも、晴れた夜空に見える星ほどの「好きだ」が今日も誰かさんの心から贈りだされることでしょう。

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