リップヴァンウィンクルの花嫁のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.8

観た人
39716

観たい人
33703

投稿者:ucca 2021年03月07日

とても不思議な映画、、高評価だから観たものの、なんというか不思議だった… 雰囲気がなんともいえなくて、でも謎に心地よさもあるような…。
綾野剛のスタンプマジ笑った

投稿者:みく 2021年03月07日

いる前は長いなと思ったけど見始めたら一瞬でのめりこめた。
空気感とても好き。
黒木華さん演じる主人公の何に対してもイエスで応えて受け入れてしまうところ、ちょっと…ってなりかけたけど、よかった。
綾野剛さんの絶妙にインチキくさい感じよかった、感情が読めない感じ。
真白さんよい。

全部イエスで答えてたから最後家具持ってこられた時に全部受け取るんちゃうかと思ったけどちゃんと選んでてよかった、そこは主人公の心境とリンクするようになっているのかな?考えすぎかもやけど。

投稿者:nina 2021年03月06日


お見合いサイトで彼氏を見つけた。ネットで買い物するみたいに、あまりにもあっさりと手に入ってしまった。
なんかあっさり手に入ってしまった彼氏だけど、彼にとっても、あたしはあっさり手に入ってしまった女・・・ってことになるのかな。
ネットで買い物するみたいに、あっさりと・・・ ・・・ワンクリックで。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

「ではまた何かありましたら」

投稿者:ヒロシ 2021年02月27日

前に観た岩井俊二監督のラストレターは自分的にはイマイチだったがこの作品は良かった。
衝撃的な展開で先が読めず、長い作品だったが最後まで惹きこまれるように見てしまった。
なんでも屋を商売とする男性を演じた綾野剛は本当にはまり役で素晴らしかった。
何でも商売に結び付けるたくましさ。需要と供給を結びつける正に経済の基本原則。
何が真実でなにが虚構なのか段々わからなくなっていく。
現代社会を強烈に皮肉りながらもユーモラスに人間臭く描いていくところが面白い。
綾野剛と黒木華って本当に凄い役者だなとあらためて思った。

嫌な酒でおくられる女神

投稿者:icy 2019年12月30日

私はこういう酒は飲まない。他の方のレビューを見ると、そのシーンの評価が高いようで、それはこの映画を高く評価するなら自然とそうなるのだと思うが、根が冷たい私にとっては過剰な演出に過ぎない。
バッハの音楽は調和に重きが置かれていて、この映画でそれが多用されるのは描かれる世界との対比になっていてとても強烈な皮肉だと思う。
が、不幸と不条理の塊である哀しい里中真白がこの世の幸せを語るシーンに至り、この対比を皮肉としかとらえられない自分の冷酷さに改めて気付かされて何とも言えない気分になる。真白はこんな私からも優しさを感じてしまうのだろうか。
そんな優しい心に居場所が与えられないのは、何も現代の日本だけではなく、歴史を通しての残酷な事実だと思う。「ドッグヴィル」のグレースがそんな現実を受け入れて皆殺しにするのに対し、真白は最後まで優しさに感謝して独りで死ぬ。何と宗教的なキャラクターか。これを神と呼ばずに何を神と呼ぶ。女神に捧げられた巫女のような七海は、圧倒的な宗教的確信をもってその後の人生を歩むことができるのだと思う。

現実世界の虚構と、虚構世界の真実

投稿者:高橋 幸二 2019年04月07日

■第1部 虚構に満ちた現実
七海は、電脳空間でしか本音が言えない。自分の殻の中に閉じこもっている主人公に対し、ネット授業の生徒であるカノンは引きこもりで、顔は映らずパソコンの中だけに登場する。主人公の分身のような存在だ。
現実世界の結婚式は、新郎新婦の少年・少女時代を演じる役者が登場するなど、滑稽なほど虚飾にまみれている。七海の父はにこりともしない。七海にとって自分のための結婚式なのに自分のものでないようで、緊張からか表情がこわばっている。
浮気の容疑をかけられた七海は家を追い出され、行く当てもなくさまよい、安室に電話で「ここはどこですか」と問う。スマホがあれば確認できることなど、わかっているはずだ。家を失い、職を失い、頼る人もいない彼女には、自分が何者でどこに属しているのか説明できなかっただろう。
リップ・ヴァン・ウィンクルが村に戻ると、知り合いは誰もいなかった。彼は、口うるさかった妻の安否をきく。妻なら、20歳ほど年上になってはいるが、生きていれば夫の自分を認識できるはずだ。しかし実際には亡くなっていて、誰一人として彼を認識できなかった。人は単独では、自分が何者かを説明できない。人は人に認識されることで、自分が誰なのかを説明できるのだ。
電脳空間でしか人と繋がれない七海は、孤立無援に陥った。やがてバッテリーが切れ、他者との繋がりを完全に断ち切られてしまう。長い道のりを歩いて来たのに、映像では不思議なことに人も車も全く通っていない。本当はいたのに、目に入っていなかったのだろうか。夕暮れ時となり、ようやく通行人の姿が見えるようになり、ショーウィンドウからウェディングドレスが見え、視聴者は皮肉だと感じるが、当の七海は茫然自失で気づかないようだ。

■第2部 虚構世界にある真実
七海は自分の結婚式では顔をこわばらせていたが 自分が代理出席する側になると、結婚式が終わったとたん、家族役を演じた他人どうしで大笑いし、姉役だった真白と意気投合する。ここでは、現実世界に喜びがなく虚構世界に喜びがあることが表現されている。
真白と豪邸で暮らし始めた七海は、初めて相手の意に反し「この仕事辞めます」「二人で暮らせる家を探そう」と言って涙を流す。他人の顔色を窺うのではなく、真に相手を思いやっての提案である。
家を追い出されたときはウェディングドレスに注意を払わなかったが、真白と部屋探しに行ったときは、店の奥に見えるウェディングドレスに気づいている。二人は試着と称し、記念撮影する。日本には同性婚はないから、これはどこまで行ってもまがいものである。結婚も偽物、指輪も偽物、だが七海は、現実の結婚では見せなかった笑顔に溢れている。ここでも、現実世界に喜びがなく虚構世界に喜びがあることが表現されている。
二人はウェディングドレスを着たまま豪邸に帰り、酒を酌み交わし、ピアノを弾き、ダンスを踊り、二人だけの宴に興じる。サクラの出席者など要らない。指輪も証明書も。画面はBGMだけの無声になり、逆光やスローモーションを用いた幻想的なシーンが続く。虚構世界の結婚式が、現実世界で満たされなかった二人の、至福の時を描き出す。この二人が出逢ったのは、結婚式のサクラがきっかけだったというところに皮肉がある。

■第3部 再び現実生活へ
真白の死を知った七海は、声をあげて泣く。夫に追い出されたときも、大声をあげなかったのに。真白の葬式シーンには、本物のAV女優・男優が登場する。ここは演技ではなく本心なのだということで、監督が本物の起用に強くこだわったところだろう。
リップが村に戻ると、全てが変わっていた。物語は最後に、再び一人暮らしに戻った七海の引越しシーンを描く。彼女が新婚生活から追い出された日は雨だったが、今度は晴れ渡ったすがすがしい朝だ。引きこもりのカノンも「東京ってどんなところ?」と、外の世界に興味を示す。
安室は頼まれもしないのに、家具をプレゼントする。一人暮らしなのに、二人で椅子を二つ運ぶ。七海はこの部屋に、誰かを招くつもりだろう。それはいつかこの町で出逢うであろう、愛する人。別れ際には「ありがとうございました!」と大きな声をあげ、大きく手を振る。冒頭では小さくしか手を挙げることができず、授業では声が小さかった彼女がである。
安室が帰ると、七海はまた一人になる。だが彼女はもう、孤独ではない。七海は、薬指に残る虚構の指輪の感触を確かめる。そこには、愛にはもともと形なんかないのだという強いメッセージが込められている。ベランダの外は雲一つなく晴れ渡り、彼女の視界を遮るものはない。最後にカメラはすうっと引いて行き、七海を取り巻く都会の風景を映し出す。彼女はもう、人ごみの中でとまどうことはない。虚構に満ちたこの世界にも、真実の愛はきっとあるはずだ。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

良かった!

投稿者:良かった! 2016年11月04日

3時間は、長いって思ったけど、先が読めない展開に岩井俊司監督ならでわの綺麗な映像、音感そして、黒木華、Cocooが綺麗で良かった!綾野剛の自然な演技も良かった!

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