連続テレビ小説 とと姉ちゃん 完全版のクチコミ・レビュー

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生活は思想である。

投稿者:ロキュータス 2020年06月29日

ロキュの69日連続レビュー Ⅲ  第21日

(,ネタばれあり)
「 元始、女性は実に太陽であった。 真正の人であった。 」
 まさか、朝ドラ(2016年上半期)で平塚らいてうのこの一節を聞くとは。

 早くに父を亡くした際、その父の遺言で母と三姉妹の一家の大黒柱「 とと姉ちゃん 」として強く生きていこうとする小橋常子。 演じる高畑充希の持つ「ひたむきさ」のキャラがここでも立っています。
 
女学校で、常子は国語教師・東堂チヨ( 片桐はいり )と出会う。
 おかっぱ頭で変わり者と見られているその教師は、女性の自立を訴え、この一節を上気して語り「青鞜」を紹介。 
戦前の、男女平等が建前ですらない時代、感銘を受けた三姉妹は、それを人生の指針とします。
タイピスト、出版社の事務員を経て戦後を迎えた常子は、女性のための雑誌をつくるため、出版社を立ち上げ、編集長に花山( 唐沢寿明 )を招きます。

「 暮らしの手帖 」の発行人・大橋鎭子と編集長・花森安治がモデル。

花森は戦時中戦意高揚のプロパガンダに関わっていたことを悔い、自責の念から身を退いていましたが、大橋の説得で復帰。
戦時の実態のない空疎な言葉や観念の怖さ、むなしさを痛感した花森は、新たな平和の時代を願って、写真やイラストを多用した構成と、具体的・客観的に検証された商品テストを企画、一方広告は一切載せませんでした。

何を食べ、何を着て、どんな家に住み、誰と暮らし、どう毎日を過ごしていくか。
花森の考えを言葉にすれば、「 生活は思想を表す。 」ということでしょう。

( さらにがっつりネタばれ)
 第19週、第110回( 完全版第10巻収録 )はこのドラマのキーとも言える回。
 次女の鞠子(相楽樹)は、原稿執筆依頼に平塚らいてうの自宅を訪れます。
すだれ、風鈴、金魚と、暑い夏を涼しく過ごす工夫の書斎は、その主の知性と感性をみごとに表現していてすばらしい。
 たおやかに泰然として迎える平塚らいてう( 真野響子 )のたたずまい。
 
女性を励まし勇気づけるような文を書いてほしいと意気込む鞠子に対し、らいてうは「それはあなたがたの雑誌にふさわしくない。」とやんわりといなして「 夏に食べたくなるようなおしるこの作り方と、それにまつわる一文 」を書くと答えます。
 激動の時代を生き抜いた思想家の、地に足がついた姿を描いた名シーンと思います。

 ナレーションは檀ふみ。
 主題歌は、宇多田ヒカル「 花束を君に 」
 脚本は、西田征史でした。
 

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あさが来たが良かったので比べてしまうと

投稿者:猫娘 2016年06月27日

あさロスになってしまって比べてしまうとヒロインが魅力的じゃないしはると高畑を比べてしまうとやはり華がない地味なので主役はやはり難しいかもと思ってしまった後一番違うのは魅力的なキャラクターがいないということあさが来たはヒロインだけじゃなく旦那も魅力的だったしディーンフジオカという魅力的なキャラクターもいたそういう惹き付けられる魅力的なイケメンキャラクターがいないということが痛い

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