あるメイドの密かな欲望のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.0

観た人
1093

観たい人
1585

投稿者:まき 2020年11月25日

レアセドゥの静かな涙の流し方に感動。
ストーリーはあんまり好きではないけど、フランス映画的な風景の綺麗さは好き。

投稿者:きゅ 2020年11月23日

最初のドレスの質感がちょっと安っぽく感じて、まあこんなもんか〜って思ったけどそのあとのドレスやメイド服はどれも綺麗でかわいかった。あのテカテカだけ惜しいな。黒のメイド服もかわいいけど水色のもかわいい。やっぱりロングメイドがいちばん好き。どの時代でもどの国でもお金のあるおっさんはきもいな。

投稿者:Cohei 2020年11月03日


服従する/せざるを得ない者。

この時代の若い女としての価値や生き方。

閉鎖的な村社会。

人間の、卑しさ、いやらしさ。

まなざしが印象的だった、静かな作品。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

3作品の見比べ (その3)ブノワ・ジャコー版

投稿者:kazupon 2020年11月19日

監督:ブノワ・ジャコー(2015年・仏/ベルギー・96分)
原作:オクターヴ・ミルボー『小間使の日記(1900年刊)』

原作を同じくする映画化作品3作の見比べに挑戦。
古い順に、ジャン・ルノワール版(1946年)、ルイス・ブニュエル版(1963年)と観て来て、本作ブノワ・ジャコー版(2015年)が一番原作に沿った内容だった。
本作で小間使いのセレスティーヌを演じるのはレア・セドゥ。3作品の中で一番ふてぶてしいセレスティーヌだ。
彼女は美しく聡明なのだが、(今までの奉公の体験がそうさせるのか)奉公先を頻繁に替える癖があるようだ。
辞める度に新たな奉公先を求めて周旋屋(今で言うハローワーク?)に行くのだが、そこでも思ったことをハッキリ言ってしまうのだった。(本作では、その様子が描かれていて面白い。)
今度のお屋敷は、パリから離れた田舎町にあった。
馬車で迎えに来たジョゼフは、無口で謎めいた男だった。
屋敷のご主人は好色で、セレスティーヌに色目を使って来る。
この主人と奥様の会話が聞こえて来たので、セレスティーヌがドア越しに聞いていると「あなたは畑で何人のメイドを孕ませたんです?」とか何とか言っている。
奥様という人はセレスティーヌに「あなたは綺麗好き?」「これは高価だから扱いに気をつけて」「このランプはイギリスでしか修理できないの」などと口うるさく、
ある時は「針を持って来て」
針を持って行くと「糸を持って来て」
糸を渡すと「ハサミを持って来て」
観ている私だって「一回で全部言えよ!」って思うくらい。嫌がらせとしか思えない。
セレスティーヌなどは、その度に階段を上ったり下りたりで、険しい顔つきになるのも仕方がない。
夕食のデザートのプラムをご主人と奥様の皿から一個ずつ摘み食いをしたセレスティーヌだったが、奥様は「食べたかったら、そうお言い!」とまるで見ていたように言う。
「プラムは好きじゃありません」
セレスティーヌはとぼけたが、奥さまはプラムの数をちゃんと数えていたのだった。(怖え~!)
庭師のジョゼフは、いつもセレスティーヌを見ている(見張っている?)ように感じるが、会話を交わすことはない。ただ、お互いが仕事をする様を、通りすがりに、あるいは屋敷の窓から見ているだけだった。
しかし、ある時、セレスティーヌがジョゼフの元を訪ねたことで、言葉を交わすようになる。
ジョゼフは、セレスティーヌが信頼できる人間かどうかを見極めていたのだと言う。
そして、自分が参加している政治活動のことや、シェルブールにカフェを開く夢を語るのだった。
その時は、結婚してセレスティーヌにも一緒に行って貰いたいと言った。
資金は、コツコツと貯金していたらしい。
しかし、それも充分ではないようで、彼は自分が仕え、主人も自分を信頼しているのを分かった上で、ある計画を立てていたのだった。
セレスティーヌも加担することになる。
ここは原作とはまるで違う部分で、セレスティーヌという女性の性格や正義感というものが少しも描かれていない。

3作を見比べるにあたり、原作もあらすじ程度に読んでみたが、それが助けになるかと思えば、逆に邪魔して混乱することがあった。
冒頭で書いたように、本作が原作に一番近かったので、××××と数行に亘って伏字だらけで分からなかった翻訳の部分を理解することが出来た。
回想シーンで出て来る、かつて仕えた主人とのエピソード、特に「奥様の宝石箱」の真相には驚いた。
残念だったのは、結核を患うジョルジュという青年との恋が、端折られ過ぎていたことだ。セレスティーヌにとっては、後々まで尾を引く恋愛だったのに…

原作者ミルボーは、ブルジョワ階級や召使制度に疑問を投げかけ、社会の醜い現実を直視させようとしたようだが、三人の監督による映像それぞれの主たる視線が違い、面白かった。

「ふてぶてしさ」を鎧にして自尊心を守るしかなかったメイド

投稿者:ポッシュ 2020年09月02日

(少しネタバレあり)

レア・セドゥ祭り 第6弾

面白いです、これ。

原作はオクターヴ・ミルボーの小説『小間使いの日記』。
1964年にルイス・ブニュエルが映画化していて、本作はリメイクなんですね。
自分はブニュエル版は未見なのだけど、本作の中で何度か描かれる「唐突な死」なんて、
まるで白昼夢のようで、ブニュエル的に思えた。
今、そこにいたのに、触れていたのに、ポクッと死んじゃう。
それを禍々しく撮らないで、日常の延長として見せちゃうとこなんか。

物語は、レア演じる小間使いのセレスティーヌが、パリを離れて田舎町のお屋敷で
働き始めるところから始まる。
もう、紹介所の面接のときから態度レツアクなセレスティーヌ。
日本には三田サンや三田園サン、最近はナギサさんですか?優秀な家政婦さんが揃ってますから、
こういう子はダメだねーと思って観てましたが、違うのだわ、この子は今まであちこちの奉公先で
苦労して、辛酸を舐めつくしてきたので、
こんな具合に「ふてぶてしさ」を鎧にして自尊心を守るしかなかったのだね。

回想シーンも交えて描かれるセレスティーヌのメイド人生は、他の下僕仲間の身の上話も含めて、
悲哀に満ちている。人って自分が見下してる相手に見せる顔は、サイテーなんだな。
どんなに下卑た人間性を露わにしたところで、上層にいる事実は揺るがないから。ふぅ~。(ため息)
セレスティーヌ初出勤のときに出てきた主人なんて、いきなり「んん~、たまらん」って体に触ろうと
してくるんだから、あなた動物ですかって感じで。
それをピシャっとはねのけるセレスティーヌ。でも、「スリッパを取ってきて」という普通のオーダーには
「私の仕事です」とスッと動く。ほとんど犬のしつけ。これはヨシ!それはダメ!って。

隣の屋敷の男も、すっごい変人で面白かった。
セレスティーヌに求婚?するとき、彼女が「料理ヘタよ」って言うと
「そんなのはワシがやる。料理人もいる。君に求めるのはただ一つだけだ、ハッハー!」って、
清々しいほどのスケベだ。
セレスティーヌが「下品な小豚ね」って言うと、「小豚じゃない、大豚だ」だって。食えないヤツ。(^^;

セレスティーヌは、庭師のジョゼフという寡黙でミステリアスな男のことが気になっている。
前半は、一貫してセレスティーヌとジョゼフの、すれ違いというか、「交わらない」動線が描かれて、
彼女がまっすぐ行く道の途中に彼がいて作業しているとか、お屋敷の手前と奥でそれぞれ動いているとか、
言葉は交わさないけど視線だけが絡み合う、意味深なシーンが繰り返されるのですね。
それが、後半にグッと距離を縮めると一気にドラマが加速する。
彼に、港町でカフェを一緒にやらないか?って誘われるとき、一瞬、想像として描かれるシーンが
マネの『フォリー・ベルジェールのバー』そっくりで、ニヤリとさせられます。
あんなに明るく華やいだ笑顔のセレスティーヌは見たことない。

彼女の運命がどうなるのか・・・は、本作を観てもらいたいです。
さて、ブニュエルはどんな具合に描いているのか。これは後日、私も確かめたいと思います。
セレスティーヌ役はジャンヌ・モロー!おぉ!いいかも!

レア・セドゥの不機嫌な演技に星ふたつ

投稿者:ノーザンダーク・ボム 2018年09月30日

レア・セドゥの不機嫌な演技がおもしろかっただけで、それ以外はたいして見どころが無かった。

見終わって気がついたのだが、これ、ルイス・ブニュエルの『小間使いの日記』と同じ原作なのね。

タイトルも他の某ブニュエル映画に似ている。(ブルジョアジーの密かな〜)日本の映画配給会社さん、狙ったね、さては。

しかしブニュエルのあの傑作に挑戦するとはイイ度胸だ。
度胸だけは買う。
(映画の評価に影響はナシ)

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