火の山のマリアのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.6

観た人
559

観たい人
692

投稿者:すぽんじ 2021年06月17日

【母親の逞しさ、厳さ、優しさが深い】

「いいさ」「強力だな」が日本語の「オツカレ」に聴こえる空耳w

モロッコ?コロンビア?ペルー?
グアテマラ、マヤ人、マヤ民族…
言葉が分からないだけで好きなようにされているのが現実でも普通にありそうで怖い。
ラストも、ざわ…ざわ…

2016.10.22レンタルDVD

投稿者:Taul 2021年06月17日

『火の山のマリア』鑑賞。馴染みのないグアテマラ先住民家族の小さな話だが、そこに普遍的な母なる女性の熱いエナジーと悲しみを見る。出身監督ならではの暮らしに寄り添う映像と語り口。母親の存在感が素晴らしい。終盤さらにある闇を知る衝撃。マリアは何を思うのか、ずっと心に残りそうな作品。

投稿者:Ayaka 2021年02月22日

グアテマラの山岳地帯を生きる人々の現実を突きつけられる。山岳信仰も細部に描かれ、当人たちの暮らしぶりを垣間見る。

グアテマラは短期で住んでいたこともあり、スペイン語留学で今もお世話になっている国なので、この国に蔓延る諸問題との向き合い方をずっと模索してる。グアテマラコーヒーを飲み格安スペイン語授業を受けている私みたいな人間は確実にこの国を搾取してる側の人間だから。

正直、迷信に踊らされ最後は街の病院に走るアホさ加減には心底驚いた。スペイン語もわからず、電気もガスもない生活。決して絵に書いたような山岳生活、放牧生活をしてるわけでなくしっかり資本主義経済に潰されてる。彼らの素朴な暮らしから、グアテマラの社会問題を痛烈にみた。
グアテマラはマヤ系先住民族が人口の46%、(混血を含めば半数を優に超える)22のマヤ言語を有す国。フエゴ火山の噴火により多くの山岳地域で暮らす先住民が命を落としたことは記憶に新しい。
先住民の伝統文化が失われつつあることについて。美しい刺繍が施された民族衣装は観光客の目を引くけど、教育問題、性差別問題、貧困..数えきれないほどの苦いテーマが見え隠れしてる。若いマリアが親たちのように熱心に祈るシーンはない。
力強くまとめ上げた良作だけど、苦しくなった。
そしてグアテマラ映画初めてみた

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

最後の闇

投稿者:icy 2020年02月24日

ラスト15分まではまあ星は3つがいいところと思っていたが、最後に途上国の闇を黒々と見せてくれたので1つ追加。その意味でよくできた映画だ。
メキシコのチアパスに旅行したのは10年以上前。メキシコでも一番貧しい地域だが、グアテマラは更にずっと貧しいと聞く。ヤシチュランの遺跡に行くときに乗ったボート。大きな川の対岸はグアテマラだった。国境では、メキシコからの出国は簡単だが逆はたいへんらしい。グアテマラからすれば、メキシコも憧れの先進国と言うことだ。チアパスの空気を思い出しながら映画に引き込まれていったが、ストーリーは単純だった。そう、最後の15分、いや最後の5分までは。
そして、その最後のところで、よく知っていたはずなのに忘れていた闇に落とし込まれた。今どき情報が氾濫しているので、自分が今の生活をできるのは単純に運がいいだけだと知るのは簡単。アフガニスタンでもシリアでもグアテマラでも、そうしたところの伝統的な農村に生まれたら。しかも女性だったら。そんなことは十分想像できるはずだが、忘れていた。バックパッカーとしてチアパスの奥地まで歩いたことがあるくせに、忘れていた。
それでも火山の大地は女性を通して生命をつなげる。映画の力はバウンダリーを広げてくれる。

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