海よりもまだ深くのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

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投稿者:換気 2021年05月09日

甲斐性なしでダメダメな父であり息子である中年の主人公、良多。
元妻から見放され、息子からはなりたくない大人と言われる。
それでも母(樹木希林)から良多に対する愛情が随所ににじみ出る日常の描写。
どんな大人げない大人でも、認められ見守られる関係性がこの世にあるって、温かい。
母が死んだとき、良多が大人げある大人になれるといい。

団地、樹木希林、小林聡美、このコラボレーションが個人的に一番良かった。

投稿者:すぬーぺー 2021年05月09日

生活感出すのがうまくて、開始早々この映画好きって思った。樹木希林さんに笑って泣けた。素敵でした。

舞台挨拶は是枝監督の人柄の良さを皆さんが褒めてました。団地に住んでたらしいし、子役の子は一番声小さい子を選んだらしいです。

投稿者:みかを 2021年05月09日

良いよねー良いよなー、映画っていいよなー、な映画。うまく表現出来ませんが、良い映画です。是枝監督の作品の良さを伝えきれないのはいつもで悔しいです

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

 

投稿者:綾奈 2020年06月01日

 

こんな筈ではなかった?

投稿者:kazupon 2020年05月05日

監督:是枝裕和(2016年・117分)

「バカな子ほど可愛い」と言うけれど、本作はそんなバカ息子と切ない母の物語です。
そして同時に“ダメな元夫”であり、“ダメな父親”の物語でもあります。
篠田良多(阿部寛)は自称作家で、15年前に一度文学賞を獲ったことがあります。
しかし、現在の彼は興信所の調査員―と言えば聞こえはいいけれど、ほとんどが浮気調査をする探偵です。
そんな仕事も、彼は「小説のためのリサーチ」と言って憚りません。
母に苦労をかけた父親は半年前に亡くなり、母は一人団地住まい。
良多は時々、実家の母・淑子(樹木希林)を訪ねては、父の遺品を物色し質草にするつもりです。
淑子が、息子を不甲斐ないと思いながらも突き放せないでいるのを見るに付け、遣り切れなく情けない思いになります。
良多は結婚して一人息子がいましたが、元妻・響子(真木よう子)に愛想を尽かされ、今は離婚しています。
ある台風が近づく一夜、良多と元家族が実家で過ごす破目になりました。
響子に未練のある良多。
申し訳なさそうに元嫁に「もう元に戻ることは出来ないの?」と訊ねる元姑。
新しい一歩を踏み出そうとしているかつての妻。お祖母ちゃんやお父さんを今も好きな真悟。
それぞれの思いが交差し合う夜でした。
台風の雨風の中、良多は真悟を近くの公園に連れ出し、滑り台の下のスペースを秘密基地みたいに籠ります。
此処での父と息子の会話が良かったです。
息子に将来、何になりたいんだ?と聞いてみたり、逆にお父さんは何になりたかったの?と聞かれたり。
自分はなりたかった自分になれただろうか?と自問自答することになりました。
誰しも将来を夢見たり、目ざす自分の姿が会った筈です。
でも、思い通りの未来に辿り着けたのは何%の人なのでしょう。
淑子は、息子に言いました。「幸せって、何かを諦めないと手に出来ないものなのよ」
興信所の所長(リリー・フランキー)が言いました。「誰かの過去になる勇気を持つのが大人の男なんだよ。」
この人たちが言うと、(特に樹木希林さん)ズーンと胸に響きます。
良多のダメ男ぶりは腹立たしく、ため息しか出なかったけれど、台風の一夜が何かをもたらし、何かを吹き飛ばしてくれたようにも感じました。
他人ならば、こんな人どうでもいいわ!と投げ出すところですが、親の思い(愛情)は有り難いほど深いのですね。
「良多の気づきが一時的なものではないように」と願ってしまう私でした。

アレミファソラシド

投稿者:ビンス 2019年11月24日

母さんひとりなんだから
一緒に住んだ方がいいんじゃないの?
それはそうだけど
オレは今ほら、アレだから
わかっってるよ
次な、次
今月アレだからさ
最近どうしてんの?
お前ほら、アレなんだろ
俺はまあ、なんとかアレしてるよ
人生はままならない
思い描く到達点と
現在の自分の位置との高低差
アレがアレしてアレだから
折り合いに打算
狡猾と愛情
甘えと思いやり
理想と現実
見栄と後悔
言い訳と猶予
都合のいい人生なんてないという諦めは
都合のいい考え方?
ドレミファソラシド
上手く鳴らしたハーモニー奏でられない人生
それでも重なり合う美しい和音が響く瞬間はある
台風の夜
公園でのあのひと時は
確かに誰もが今を愛し
家族という和音を響かせていた
見上げた翌日の太陽は眩しかった
今日も人生はアレしてる

もっとず~~っと観ていたい物語でした。
この後の彼らの人生が気になります。
なんてことのない
それこそどこにでもありそうな小さな物語
その物語を誇張もなく
キリっとした演出もなく
どこまでも普通に描いていく
その雰囲気に溶け込んだ自分がいて
透明な登場人物としてその場所にいるような気分
阿部さんも真木さんも長男も
その他キャストも演じている感じが全くしない
自然なんです。
それすらも意識してない程に
そしてその最高峰が樹木さんです。
樹木さんの演技力に関してはもう言うことないのですが
例えばアカデミー賞やら、最高という賛辞やら
演技に対する評価が様々あったとして
樹木さんに贈るべき賛辞は一番てっぺんに位置する
「自然」です。
もう女優すら超越して
樹木さんは「自然」です。



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