アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発のクチコミ・レビュー

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3.2

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投稿者:だびー 2020年10月20日

下書きレスキュー↓

いかにも恐ろしげな映画であるかのように見える(というか、そういう方向に誘導してる)けれど実際はそんなことはなく、なんとも不思議な一人の学者の伝記映画である。ミルグラム実験だけでなく他の多くの実験も出てくるし、何と言っても映画の作り自体が実験的(背景は基本書き割り!)。

投稿者:たま 2020年08月10日

ミルグラム実験興味深い。自分は非道なことしないだろうと思うだろうが、そんな思想を持つ人間ほど上の圧力に従って簡単に自身の正しさを曲げそう。

投稿者:mh 2020年07月07日

ミルグラム博士の半生記。
戦争ものというよりか、現代思想史のドキュメンタリー。
服従実験(スタンフォード監獄実験は別。そちらについてはノータッチ)が題材。
命令されたら残酷なことでもやってしまうことを証明したんだけど、やっぱり前提条件がちょっとおかしいと思う。当時のひともそう思ってか、いまだに非難が続いてるとのこと。
ほか、「六次の隔たり」など聞いたことのあるトピックも。アイヒマン、ハンナアーレントなどの名前も登場するけど、物語との関わりは希薄だった。
あいかわらず邦題がひどいね。
ウィノナライダーひさびさに見た。
演技を中断して視聴者に語りかけてくる第四の壁意識しすぎな構成で、このスタイルはなんだかんだめずらしくて面白かった。

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自分自身を顧みる良いきっかけになる作品だと思います。

投稿者:ポッシュ 2018年05月13日

(少しネタバレあります)

イェール大学で行われた「アイヒマン実験」を描いた作品。

ホロコーストのような残虐な殺戮はなぜ起こるのか?
ナチスドイツのアイヒマンは特に残忍な人間だった訳ではなく、
ただ職務に忠実な一介の公務員、小市民でしかなかった。
人間は一定の状況下では「殺人」でさえも厭わず、組織の命令に従ってしまうものなのか?
そんな疑問を持った心理学者ミルグラム(ピーター・サースガード)は、
人間が大量虐殺を行ってしまうメカニズムを解明しようと、実験を行う。

その内容は、なんと言うか悪質な“ドッキリ”って感じで。
「先生」役の被験者が問題を出して、部屋の向こう側にいる「学習者」役の被験者が
答えを間違ったら電流を流す、というもの。間違えるごとに電流のボルトを上げていって、
最後はかなりの衝撃になる・・・と「先生」役には話すのだけど、実は「学習者」役は
サクラで実際には電流も流されていない。とは言え、「先生」役の被験者は
実験の途中で「止めたい」とか「学習者は大丈夫なのか?」とか、かなり不安になる訳で、
当時もだいぶ批判があったようだけど、やっぱり、こりゃ倫理的・道義的に問題あるよね
っていう内容。
結果は驚くべきもので、6割の人は最大値まで電流を流すのだ。
謝礼を受け取り、スタッフから「続けてください」と促されれば、それに従ってしまう。

かなり有名な実験なので、内容についてご存知の方も多いと思い、ちゃっちゃと書いて
しまいましたが、この作品では、ミルグラム博士が行った他の実験についても描かれており、
心理学や社会学に興味のある人だったら、面白く思える内容が満載かなーという印象です。

ただ、映画作品としてどうかと言えば、うーん、なんか真面目すぎ?(笑)
ピーター・サースガードがちょこちょこ観客に向って話しかけてくる、
「フェリスはある朝突然に」方式なんですが、
あの可愛かったマシュー・ブロデリックとは真逆の堅苦しさよ(笑)。

思うに、物議をかもし批判を受けた実験だけど、改めて「意義」深いものだったと言う、
生真面目な主張を、あくまでも控えめに提示してる、ぐらいの感じなんでしょうかね。
なにせ内容が内容なんで大声で正当化はしにくいけど、
確かにこれは貴重なデータだと思います。

作中、町中で突然、主人公に話しかけてくる女性がいる。
「電流で虐待してる人でしょ」「批判されてるわよね」「書評は読んだわ」
これが世間一般のミルグラムに対する評価なのかもしれない。彼の著書は読まずに
周辺情報だけで判断し「非人道的な実験を行ったトンデモナイ学者」とレッテルを貼る。
実験の結果、得られた知見の「価値」は認めないで。

現代のネット社会では、別の意味で「アイヒマン化」が起こりそうな気がする。
「組織」ではなく、ぼんやりとした世間一般の「常識」や「正義」に対する忠誠心によって
他者に対してどこまでも残酷になれる。批判と責任の追及を徹底的にやってしまう。
「炎上」ってそういう事じゃないかと。

自分自身を顧みる良いきっかけになる作品だと思います。

映画としては面白くないがドキュメンタリーと考えればタメになる作品

投稿者:アクション大好き 2017年08月15日

早送りながらも最後まで観ました。50分過ぎからは耐え切れず早送りにしました。

普通の映画作品ではなく何かヘンテコな作品です。
この古畑風の感じは映画としては違和感を感じました。
ドキュメンタリーと捉えたほうが面白いかもしれません。

中盤からはやはりヒゲを生やしたミルグラム博士がジャックバウワーにしか見えず、
そこにさらにデイビッドパーマーまで登場する という
24 -TWENTY FOUR- でした。

心理学の知識というか、何かタメになるようなものを得たような気にさせる作品かと思います。

「キャッチャーなタイトル」にマンマと騙されました(苦笑)

投稿者:カマンベール 2017年07月19日

ミルグラム博士は、「サイコ野郎」でも、「変質者」でも、「殺人鬼」でも、まったく、ないのです。
ただの研究者です。
この「ミルグラム博士の研究論文」は、世間的にかなり評判
だったようです。
要するに、閉塞的空間で、命令をされたら、大半の人は、
かなり残酷な行為を否定出来ずに、行う・・・のである。
これが、人間の「全体主義理論」とか、「権威には逆らえない」
などの研究例として、注目を浴びるのです。

アイヒマンと関係ある・・・とはとても思えなかった。
たまたま、研究を思い立ったのが「アイヒマン裁判」の時期と重なっただけです。
ミルグラム博士には狂気の欠片も無くて、ただの給料取りの大学職員だし、家庭的で愛妻家(妻はウィノダ・ライナー)。
妻も何かに加担するかと思いきや、これも期待ハズレ。
要するに「アイヒマンの後継者とは?あなた方ですよ」
って、言いたかったのかも。

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