花筐/HANAGATAMIのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.9

観た人
1344

観たい人
4772

投稿者:たな会No02 2019年04月20日

文学的でしたね。メルヘンな合成映像をこれでもかというくらい見せつけられてむしろ気にならなくなり、むしろその美しさに魅了されていきました。どでかい月や赤々とした夕焼け、割れた鏡に映るキスなど印象に残っています。合成ではないでしょうが祭りのシーンも圧巻でしたね。ただ、3時間の長丁場だったので途中で疲れました。題材はわりと好みだったので演出と脚本をストーリー性を重視すればわたし好みになりそうでもったいない気もしましたが、そうすると幻想的な世界観が損なわれてしまいますね。セリフのセリフ的な言い回しとか、40近いおっさんが17歳の学生役をしたりとかわりと笑えました。娼館のばばあ役のピーターも良かった。常盤貴子がべっぴんでたまらんかった。

投稿者:nao 2019年04月20日

3時間に及ぶ大林宣彦監督の遺言的作品。

文語的な台詞回し、多様されるスローモーション、ツェゴイネルワイゼンを彷彿とさせる色使い、ハイカラで死ぬほど素敵。最近の役者でこの映画が成立したことにまず感動。
満島真之介ほど海岸で馬を走らせてサマになるような生命感に溢れた俳優は今他にいないだろうし、門脇麦ほど地味で控えめな少女の役からドロドロした欲望をチラ見せできる女優はいないと思った。
大林宣彦監督作品は「ねらわれた学園」を観て奇想天外摩訶不思議な大林ワールドにまんまと取り込まれた私にとっては最高。

男女学生6人の三者三様の恋模様。みんなそれぞれに闇もあるけど、学校には友達や先生、ちょっと変わったやつもいて、体の弱い美少女はマドンナ的存在。ピクニックにも行くしお屋敷を訪ねれば未亡人のおばさまにどきどきしたり。そんな青春が友人の死、戦争によって突然終わる。
終盤はおちていくようにただただ痛い。

「大林的戦争三部作」の最終作ということや監督自身が撮影前に余命宣告を受けていたこともありメッセージはかなり強めのため、三時間の尺は長すぎると言わざるを得ない。
初見で私も 大林さん、やりたいこと全部やったんだな という感想を抱いたこともあり"遺言的"作品という評価をしました。

投稿者:乙郎さん 2019年04月16日

超絶。咀嚼しきれる気がしない傑作。
どうしても個人的な好みとして、『HOUSE』から『さびしんぼう』くらいまでで見られた夕陽が復活してるのが嬉しかった。あの夕陽は青春の心象風景くらいに自分の中でなってるんだけど、この映画、あなたが見てきたその色は血の色だと告げる。
正直、この情報量で168分というのは明らかにバランスを欠いているし、自分も完全に飲み込めた気はしない。ただ、青春の躍動感とそれが去ってしまった寂寥感だけがある。
改めて考えても、これだけ人工的な画面の連なりと、常に既存の音楽を流して、それでも「映画」だと言わせる何かがあるとしか言えない。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

凄い「活動漫画芸術」映画です。

投稿者:大阪 肇 2019年03月05日

若手監督も驚きのテンポとモンタージュ。 話はどんどん進んでいき、異次元に引き込まれます。 テーマは、戦時中の怖さと狂気か。 戦争は恐ろしや。映画は面白きかな。

「青春が戦争の消耗品だなんて、まっぴらだ」

投稿者:みーちゃん 2019年03月03日

檀一雄の小説「花筐」を、大林亘彦監督が豪華絢爛絵巻のような、映像作品に作り上げました。大林監督おんとし80歳を越え、肺がんを患っていらっしゃいます。全身全霊をかけて、この作品を作り上げました。純文学が原作なので、はっきり言って難しいです(少なくとも、わたしには)。これから時間をかけて、大林監督がこの映画にこめた願いを反芻してゆきたいと思います。これだけは確かに感じました。青春は残酷だけれども美しい、死は恐ろしい、戦争は恐ろしい。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

戦争の無意味さ

投稿者:アナログ 2019年02月22日

戦争は国と国の争いなのにその中に、若者が巻き込まれてるのはおかしい。無駄に若者の命を削っていて、それを反戦3部作の最後で痛烈に描いた作品です。三時間が全く長くない。国同士の争いに一般人を巻き込んではならない。

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