言葉のチョイスが良い。
槙生は飾らず、自分に正直で、共感はしないけど否定もしない。
子供っぽいけど大人なところに憧れる。
ここに来てヤマシタトモコが好き
交通事故で両親を亡くした高校一年生の朝ちゃんと、母の妹で独身・小説家の槙生。引き取り手もおらず、槙生は未成年後見人として朝を自宅に住まわせ、共同生活を送る。
まず『違国日記』ていうタイトル、センスあるなあと思いました。
哲学で「自分が見ている世界と他人が見ている世界は全く別物かもしれない」なんて言うけど、本作の物語はそれを地で行く。
お互いに全く違う生活圏にいた人間が暮らし始めるとどうなるか。まして母娘の年齢差。1巻から少しずつ少しずつ歩み寄っては反発し、また歩み寄って…まさに違国間交流。
何にしたってコマ割りとセリフの入るタイミングが神がかっている。
本棚にずっと入れておきたい。
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他者と関わらずに生きてゆく事は可能たが。
ひょんな事から姪っ子と暮らす事になったアラサー主人公。
思春期の好奇心に対して『他人は自分ではない』事を密やかに教える彼女も孤独を好んでいる訳ではない。
絶妙なリアルが痛い。
しかも面白い。