果し合いのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

二の舞はさせないと

投稿者:こうさま 2019年02月10日

藤沢周平の短編時代小説、スカパーの特別ドラマとして制作されたものだが一部の劇場でも公開された作品らしい。
主演はベテラン仲代達矢、流石にある種のオーラを感じる。
江戸時代のいつ頃かは明らかにされていないが旗本の次男に生まれた庄司佐之助、今では家督を継いだ甥の一家の離れで暮らしているが完全な厄介者扱い。
旗本の家に生まれた次男、三男以下は部屋住みという身分、家督は長男が継ぐので城務めもなく当然役職もない。
特に裕福でない家であれば自身の特別な才能で身をたてるか、しかるべき旗本の家に婿養子として入るかしか道がない。
佐之助には辛い過去があった。
相思相愛の女性の家へ婿養子が決まっていた時、果たし合いを挑まれ相手を倒したものの足に傷を負い、結局破談に。
その許嫁の決死の頼みである駆け落ちも断り、仕方なく他家に嫁いだ許嫁もほどなく心の病で死なせてしまう。
厄介者の佐之助に唯一人肉親の情を寄せてくれる美也に気に染まぬ縁談が持ちかけられる、70石の庄司家に400石取りの家への縁談、しかも上司の薦めとあらば家として断れるはずがない、しかし美也には想い人がいる、でも残念ながらその男も部屋住みの身。
佐之助の助言もあってこの縁談を断る美也、上司の顔を潰すような行為、このまま済むハズもない、しかも断った相手はかなりひねくれた無頼者、美也の相手に果たし状を突きつける。
佐之助は刀をとり不自由な足をひきずって助太刀に駆けつける、恐らく自身の過去の悔いを美也とその相手に味合わせたくないという思いがあったのであろう。
いくら「生きていても仕方のない身」とはいえ、男として武士としての矜持がそこにある。
佐之助のこの後は明らかにされていないが、庄司家を守るため一命に代えても己の行為に責を負うという老武士の姿がなんともカッコ良い。
貧乏旗本の次男に生まれた悲哀がよくわかる。

「かかってまいれ!!」

投稿者:じゃじゃまる 2018年03月26日

部屋住の厄介者、佐之助。彼に優しくしてくれるのは,甥の娘、美也。
美也にこれ以上のない縁談が持ち込まれるが、好きな男のいる美也。
佐之助は、昔、同じようなことで、好きな女を死なせてしまった。
美也にはそんな思いをさせたくないと、美也の恋を後押しし、縁談を断らせる。

しかし、相手の男から、果し合いが持ち込まれ、、


鉄板ものですが、ラストの決断は、クリントイーストウッドの「グラントリノ」のようで心が打たれました。

仲代達矢の迫力がすごかったです。

レビューをもっと見る・投稿する

クチコミ・レビューTSUTAYA

レビューを書いてみませんか?

レビューをもっと見る・投稿する