ロスト・シティZ 失われた黄金都市のクチコミ・レビュー

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ゴムの戦争・緑の砂漠

投稿者:裸足のラヴァース 2.0 2019年01月29日

この題名では ジェームズグレイの作品とは気がつかなかった こんなん
やるのかと思うも 普通の商業映画的冒険活劇のわきゃあ ないわよね

冒頭の鹿狩りから 早くも惹きつけられる 安定した画面だ 死に乾杯!
20世紀初頭 何の話なのか 冒険譚では無いのか 上流社会への上昇志向の
軍人が主人公 華麗な舞踏会! ワンダーストラックの博物館に対して
こちらは地理学学会の主宰する冒険へ 暗い暗い画面が共通する

侵略主義の王道をひた走る 大英帝国のボリビア侵攻の話か 帝国主義が
明らかにテーマとなっている 主人公は軍人と冒険家の二つの顔を持た
されるのだ 本人は職業柄か理想の道が 帝国主義的侵略の尖兵となる
事には全く無頓着 自分の一族の名誉の回復 勲章が欲しい 上流階級へ!
優秀な軍人の隠れたエゴは 己れをジャングルへと向かわせる

キップリングの詩 失われた何かがお前を待っている そんな理想郷が
果たしてあるのか 早くも「マンディンゴ」の世界が視界に現れ あるいは
沈黙サイレンスであり そして川と船の登場となり「地獄の黙示録」が
いやコンラッドの小説か いやはや格調高くて面白いじゃん わくわく
させるよ 「アラビアのロレンス」のような壮大な政治物語世界を予算が
あるなら グレイは夢想しているのだ 端折らざるを得ない所があるのが
何とも残念だ

40分で水源を確保 ラストの測量 帰国 ここで主人公は 二つの顔のうち
エルドラドを夢見る冒険家の方へと大きく比重を変えてしまう アマゾン
原住民の文明の擁護へと旧転向してしまう そしてまたもやジャングル
へと向かうが失敗してしまう 後半の一時間は第一次世界大戦が間に
挟まるのだ 世界は野蛮で自らに火をつけたのだ 魂の安らぎを求めて
大佐となった主人公は息子と共に 又々 旅に出る それは理想を追い求
める人々の美談に見えるかもしれないが 大佐の夢を 大英帝国も また
ライバルのアメリカ帝国主義も夢見ているのだ 両刃の剣を 歴史に
足をしっかり踏み入れて ジェームズグレイは描いているのだ 去年の
シネマのベスト3に入って良しな入魂の作品だ

実話を忠実に再現するだけでは…

投稿者:hinakksk 2018年04月12日

 タイトルから、てっきりインディ・ジョーンズのようなハラハラドキドキの冒険物語だと思い込んでいたら、実際は、苦難続きの、地味で重い話で、ぐったり疲れました。観た後、皆さんのレビューのおかげで、実在のイギリス人探検家の半生を描いた伝記的映画だということを初めて知る有様。

 それを踏まえると、映画はとっても真面目に誠実に制作されていて、主人公の、ロストシティへの飽くなき信念や、妻子を犠牲にしても絶対に発見するという強い意志はよく分かります。ただ、丁寧に描こうとするあまり、長すぎるし、色調も暗く、メリハリもない。もっと冒険の高揚感や華やかさがあってもよかったのではないだろうか。

 夢を追い続ける話なのに、苦い現実の方が印象に残るというのが、何だかとても残念。

地味で渋い堂々とした傑作

投稿者:tamama 2018年04月04日

さすがジェームズ・グレイ。行ったり来たりの映画だが、ずっと緊張感が続く。探検家の執念に妻が犠牲になる様を避けることなく描き切る圧倒的な演出力。冒頭、夫婦がダンスを始める瞬間すごい好き。映画ってダンスし始める瞬間を見るためにあるよね。

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