奇跡の絆のクチコミ・レビュー

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実話だと思うと感動しました

投稿者:スヌーピー 2019年03月25日

亡くなった奥さんデビーさんが本当にすごい人だなと思いました。なかなか出来ないことだと思いました。奥さんが亡くなって足が遠のく主人公の気持ちは良くわかります。でも、またデンバーに会いに行ったところで本当に彼も信仰心が芽生えた気がしました。

奥さんがすごい人だなと最初は思ったけど自分が末期がんと知って落ち込んで泣いてる姿を見て普通の人間なんだなと思いました。その普通の彼女がと思うと本当に素晴らしい人だなと思いました。思うことは出来てもなかなかいざ行動に移すとなるとすごいなと思い頭が下がります。人のためになにか出来る人って尊敬します。

鯛が腐ってしまった...

投稿者:趣味は洋画 2018年07月01日

奇跡の絆(2017年アメリカ、カラー119分)

日本劇場未公開作品。
実話を基にしたヒューマン・ドラマとのふれこみで、なかなか期待感を抱かせます。
結果、収穫(満足した内容)は黒人ホームレスを演じたジャイモン・フンスーの好演のみでした。

製作に5人、製作総指揮に4人、脚本に3人、‘よってたかってこの出来かい?’...そう感じました。
監督はマイケル・カーニーとかいう無名(少なくとも私は存じ上げません)の人。

映画としてのテーマは悪くないんですが、全体的に散漫で、「演出」に工夫がみられず、‘せっかくの鯛が腐ってしまった’...そんな印象です。

そんな中、黒人ホームレスのデンバーを演じたジャイモン・フンスーが見事でした。
登場シーンは実に暴力的で、ロン(グレッグ・キニア)とデビー(レネー・ゼルウィガー)夫婦に対する態度も非人間的です。しかし、デビーの優しさが徐々にデンバーに伝わりはじめ、更に言葉を交わすロンにも、一言、二言喋りはじめます。
デンバーの生い立ちから現在に至る過程が明らかになったときは、もう映画の中心は完全にジャイモン・フンスーです。
クレジット1位はグレッグ・キニア、2位がレネー・ゼルウィガー、そして3位にジャイモン・フンスーと続くのですが、私見ではどうみても主役はフンスーの感でした。

ロンの浮気の原因は曖昧ですし、それをいともあっさりと許してしまう(本当は許していないのか?)デビー。このあたりはもっと丁寧に描いてほしかったです。
夢に度々出てくる男がデンバーだったということで、それを‘神のお告げ’と理解し、浮気夫に対しては、ホームレスへの給仕のボランティアになるよう指図する...妻デビーも、なんか無理やり感いっぱいで、みていて消化不良でした。
何より、ロンの画商の仕事はほったらかして大丈夫? 余計なお世話ですが(笑)。

ジョン・ヴォイトに至っては、ただの気難しい年寄り役。よく引き受けたと思います。

そしてレネー・ゼルウィガー...ブリジット・ジョーンズはどこへ行った??

「飛べない魔女」さんがおっしゃるように、‘たぶん、いいお話なんでしょう’





慈善家のお話が好きな方に

投稿者:しろ太 2018年06月12日

裕福な白人夫婦が、慈善事業を通じてホームレスの黒人男性と心通わせていくという実話に基づくお話で、差別、偏見、格差について考えさせる映画でした。そういう作品が好きな人にはゆったりとしたテンポで美しい映像と音楽を楽しみ、演技を堪能できる良い映画だと思います。

でも私にはダメでした。アメリカ映画でこのテーマはもうおなか一杯、という感じもある上に、裕福な白人、貧困の黒人の対比には、どう作っても偽善の香りを察知してしまいます。そして甘々な脚本。伏線に思えるものが全く回収されないし、裕福な白人夫婦の裕福っぷりが半端なかったり(完全に「お城」に住んでます)、ホームレスの住むエリアに、妻が夜一人で友人となった黒人男性を探しに行くシーンがあったりと、社会問題を扱いながら非現実的な設定が随所にあります。ところでここまで書いて思いましたが、裕福な黒人がプア・ホワイトを助ける話ってあまり聞かないですよね。これまで黒人は搾取されてきたのだから、そんなことしなくていい、ということなのかな。それに、そんなことしたらプア・ホワイトのプライドがさく裂して、愛ある黒人は殺されてしまうかもしれないか・・。黒人も白人もそんなストーリーは見たくないかも。逆はこれだけあるのにね。

慈善家と施しを受ける人々の話を見聞きするにつけ、キリスト教の教える「愛」ってものがホントにわからなくなります。アメリカにおいて彼ら白人はこれまですべてを奪ってきたのに、奪い終わったら「金の価値が分からない」などとつぶやいて「施し」を始める、それって罪の意識を薄めるためとしか思えないんだけど。もちろんやらない善よりやる偽善なんだけど、それをこんな風に美談に仕立ててしまうことが恥ずかしくないんだろうか。これはキリスト教徒でない私の偏見ですかね。

主役の一人、ホームレスのデンバー役のジャイモン・フンスーの存在感が素晴らしく、また彼のセリフはこの脚本にもかかわらず本当に心に響き、もう牧師になったほうがいいんじゃないかと思える素晴らしいお説教でした。彼が映画の牽引役でしたね。実年齢はまだ50代だろうけど、ごま塩のつけヒゲでちゃんと苦労した老人に見えましたよ。それと、彼と友情を育む裕福な白人男性には差別的な父親がいるのだけど、それを演じたジョン・ボイトも、単に嫌味で不機嫌な老人ってわけじゃなく、そこに至った彼の心の機微が見て取れて、これもまた素晴らしかったです。

一番残念だったのは、実話に引っ張られるせいか、白人夫婦の妻役にどうしてもスポットを当てに行ってしまい、後半は彼女と家族のメロドラマにすり替わってしまったこと。しかも演じるのはレネー・ゼルヴィガー!彼女のお直しの過剰な顔を見てたら何もかもが嘘に思えてきてしまいました。夫婦のドラマではなく、デンバーのその後の活躍が見たかった!これが正直な感想でした。

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