ドタバタ家族愛もの

よくある見たことのない父親を探す旅というのを、おっさん二人が双子の兄弟という設定でやっているものです。お決まりの父親候補がいっぱいいるというパターンでの若干のロードムービー、ドタバタもそんなに過度にはなく、家族愛を基本とした感じの作品でした。悪くはない。悪くはないけど、面白くもない。がっつりとしたドラマではないので、これは致命的・・・

気難しい兄のエド・ヘルムズ。バンクオーバーとかでバカやっている人ですが、この作品では終始、難しい顔しています。ですんで、笑いがあまり起きない。生真面目バカみたいな感じにしたかったんだろうけど、そうならず・・・そして、オーウェン・ウィルソンは相変わらずの能天気お馬鹿さん、これも兄ちゃんというくらいの年代だったらまだいけたけど、結構な歳になってくると、ちょっとねぇ・・・

結局のところ、コメディとしては物足りず（下品、下品のオンパレードのアメリカンコメディを是とするつもりはありませんが・・・）、ドラマとしてはしんみり度が足らず、といった感じの映画でした。