大いなる遺産のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.5

観た人
149

観たい人
420

投稿者:マーくんパパ 2020年09月09日

ディケンズの小説を実家の妹本棚から持ってきて3ヶ月前に読んだばかりだったので内容をなぞりながら再現度をチェック。沼地での孤児ピップと脱獄囚との出会い、陽の当たらない館での養女エステラと出会い魅せられるが冷たくあしらわれる辺りの少年時代のシークエンスが雰囲気よく出ている。正体明かさぬパトロンからの遺産相続を受け、田舎からロンドンに出て紳士教育を受け垢抜けていくが心は逆に貧しくなってしまうピップ。そして謎の遺贈者が目の前に現れ、エステラの出自も明らかになり…。ピップが立派に成長することを朴訥に願う鍛冶屋の義兄ジョーの描き込みまでは時間足らずで惜しいかな。金持ち老嬢が若い2人を操り、優しさに見せかけて自身の遠い過去の怨念復讐を目論む心理描写はリーンが上手く捌いてる。

投稿者:えりーぜ 2020年05月24日

It's exactly like Charles Dickens.
An innocent, faithful orphan boy. He faces loads of difficulties or tricky fate, but he never be evil. He always trys to be right and faithful.
This is really austere. Though we can follow his sufferings because we know he will be rewarded in the end, it's really pitiful to witness his distress.

投稿者:Nao 2019年12月08日

貧しい少年が富豪の相続人に指名されて翻弄されていく。ディケインズ原作小説の映画化。少年パートと大人パートがあって成長や友情や恋愛など色々と詰め込んである。

レビューをもっと見る・投稿する

クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

古典文学のだいご味を味わえます

投稿者:mn 2020年07月19日

長編の古典小説からうまくエピソードを抜き出してドラマチックにテンポよく並べていました。原作を読んでいない方の方が楽しめるかも。最後のまとめ方は簡単に端折り過ぎで安っぽくメロドラマチックになっていて、ちょっと改悪ぎみ。ところで原作者のディケンズ。2~3年前のオリエント急行殺人事件でポアロ演ずるネケスブラマーが愛読する設定でした。しかもたびたび読みながらニヤニヤ含み笑い。日本人の私にはその感覚がわかりませんでした。でもこの映画で、主人公周辺の人たちのおかしな振る舞いがなんとなく英国人のユーモアなのかと感じられました。今、「荒涼館」読破中ですが、ディケンズこれからの方には「デビットコッパーフィールド」「大いなる遺産」「二都物語」がお勧めです。それなりに忍耐が必要ですが。

GREAT EXPECTATIONS

投稿者:Goose 2019年01月20日

大いなる遺産は現代版としてリメイクされた1998年版が大好きなので観賞。それにしても2012年に公開されてた作品なのに2019年にレンタル開始とかどういうこと?
感想・・恐らく原作に忠実な設定と拘りの英国人キャストの力作なんだろうけど、そういうリメイクなら既にされているから無理にリメイクしなくてもいいのでは。でもジョーおじさんは相変わらずいい人で安心。

富の魔力への皮肉と、それだけではないという希望と

投稿者:hinakksk 2019年01月10日

 原作はかなりの長編で登場人物も多く、しかも人間関係があざなえる縄の如く絡み合っていて、最後それがすべて解き明かされる形で終るので、むやみに省略するわけにもいかず、2時間という時間枠で映画化するのは、とても難しい作品だと思う。複雑な人間関係とストーリーを、分かり易く描くだけでも大変だろう。

 前半は、リアルなのかもしれないが、必要以上に暗く陰鬱で重苦しくて気が滅入り、挫折してしまいそうになる。(ディケンズだと、どうしていつもこうなってしまうのだろう。)ミステリー風で伏線が多く、謎めいていて、何を描こうとしているのか分かりにくいけれど、後半、ストーリーがドラマティックに展開し始めると面白さが増して、網の目のようにつながった人間関係が明らかになり、テーマがはっきりする。

 お金によって人はどう変わってしまうのか、変わらないものがあるのか、あるとしたらそれは何か、といったことが皮肉な視点で問われている。お金があるだけではジェントルマン足り得ないということも。大いなる遺産は決して富とは限らないということも。(英語だといろんな意味合いがあるのだが、日本語ではひとつの意味にしか訳せない。)

 仕方がないことなのかもしれないが、ストーリーを追うのが精いっぱいという感じがして、原作の実に鮮やかな人物像を必ずしも描ききれていない点が少し残念だ。

レビューをもっと見る・投稿する

クチコミ・レビューTSUTAYA

レビューを書いてみませんか?

レビューをもっと見る・投稿する