運び屋のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.9

観た人
15835

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30945

投稿者:まっつー 2019年06月17日

私は好きです。この作品。
あと先短いおじいちゃんが一生懸命家族のために、いけないことと知っていながら運び屋として働いている姿、葛藤する場面も描かれている。

投稿者:ki 2019年06月17日

グラン・トリノにすこし通じるものがあってイーストウッドの若者への想いを感じた。人生の終盤にきてから取り戻せないものを取り戻そうとする姿、その孤独や寂しさを埋めるためにこの仕事に頼っている部分なんかを感じてなんだか共感。娘の台詞、遅咲きなだけよってちょっとグッときました。

投稿者:なべ 2019年06月17日

俳優のイーストウッドは好きだが、監督イーストウッドの良さがわかるまで随分時間がかかってしまった。
ハリウッド的ケレンの少ない、飄々とした語り口にハマることができなくて、でもこれをおもしろがりたいという気持ちはあり、ずっと歯がゆく思っていた。
幸いにも50を過ぎた頃から(グラン・トリノあたりかな)、彼のリズム感や語り口が心地よく感じられるようになり、ようやくイーストウッド節に乗れるようになった。
で、運び屋だが、とてもよかった。てか、こんな役イーストウッド翁しかできねーじゃんね。
爆笑はしないのだが、クスクスはいっぱいあって、淡々としてるのに、しみじみするテイスト。ああ、イーストウッドの映画だわ。アメリカン・スナイパーみたいに考察するところはないけど、自分ならどうするだろうと思う瞬間はいくつもある。
こんなジジイになりたいなあとつくづく思ってしまったよ。3Pは別にいらないけど、エロスにビビらない積極性は持ち続けたい。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

90歳の運び屋を通して描く家族と人生

投稿者:なんの因果 2019年06月03日

わずか一日しか花を咲かせないデイリリーというユリの栽培に情熱を燃やすアール・ストーン(クリント・イーストウッド)。
品評会などでも高く評価される存在だったが、ネットの普及で園芸事業は行き詰まり農園も自宅も差し押さえられる。
仕事一筋で家庭を顧みない彼は、娘の結婚式にも姿を見せなかった。
90歳になった今は家族との確執はさらに深刻になり、孤独な老人と成り果てていた。
そんな時、アールが長年無事故だと聞いて「車の運転をするだけで大金が貰える」と仕事を紹介される。
こうしてアールが運んだのがなんと麻薬。のんきなジイさんがまさか麻薬を運んでるとは警察も疑わず、成功して麻薬の量も報酬もエスカレートしてゆくのだった。

大金を得たアールは、孫娘に資金を出して感謝され、自宅も取り戻す。火事にあった施設にお金を出すなどいろいろ実現させる。やってる事は犯罪なのだと自覚しながらも、
お金によって他者から感謝され受け入れられる気持ちよさ。歌を歌いながら稼ぐ運び屋家業。モーテルに女性たちを呼び、ボスの屋敷に招待されるとお尻フリフリのダイナマイトガールたちのパーティ!
「こんなすごい屋敷を建てるのに、何人殺したんだい?」

なんだろう、この軽薄さ、確かに捜査当局(ブラッドリー・クーパー)の動向は迫ってきているというのに緊張感のカケラもない!なにか人生の喜びを噛み締めつつ、どうしようもない諦め、みたいな感じもする不思議な作品だ。
クリント・イーストウッドが家庭を顧みず、晩年になっても映画作りに熱中し、自分のペースで楽しみながら撮ってきた、
外の世界で生きてきたという事の「懺悔」と「投影」なのでありましょう。
最後には奥さんの元に駆けつけ病気の奥さんを見守ります。
ないがしろにしてきた「家族」というものへの懺悔であり、
「時間だけはお金で買えない」という後悔。「俺みたいに外ばかり見てちゃいけない」という罪の思い。
全体のタッチは軽妙でありながら、ヒシヒシと人生の喜びと苦しみが感じられる作品だった。

運び屋

投稿者:片山刑事 2019年06月01日

 90歳にもなって老人らしい図々しさ全開で麻薬の運び屋をのんびりするおじいさんの話。

 90歳にもなって女性を抱けるのかという恐ろしいお盛んな主人公が映画史的に最高齢のベッドシーンなのではないかという衝撃の映画で最高でした。基本、チャらい90歳が周りの緊張感無視でマイペースで麻薬を運んでいくというサスペンスフルとのんびりさが交わった不思議な映画でそれが面白い作品でした。

 めちゃ怖いメキシコの麻薬カルテルたちとが何をやっているのか主人公はヤバいことに足を踏み入れているのはわかっているけれど、そこまで深刻さを感じていないのか、細かい運びの手口は見せないのも主人公と同目線になれてよかったです。ただ車を運転しているだけなのに退屈しなかったです。

 主人公を追いかける麻薬取締局の捜査も交互に描かれますが、この捜査官たちの捜査は結構オマヌケなシーンの連続で全く凄腕にみえないのも笑えてよかったです。失敗の連続の捜査のオンパレードでした。

 麻薬の運び屋を描きつつ家族への贖罪が後半メインになっていって、それも暖かい気持ちになれました。

 とはいえ普通に反省して、解決したっぽい終わりですが、麻薬カルテルは絶対追いかけてきちゃうんじゃないかと心配してしまう映画でした。

いよっ、名人芸!!・・イーストウッド監督40作目。

投稿者:カマンベール 2019年05月29日

2018年(アメリカ)

楽しい娯楽作です。
予告編を見ての、ミジメな年寄りの「運び屋」、
そんな感じは微塵もない、軽妙で肩がこらないエンタメ作品でした。

実話ベースだそうです。
好き勝手に家庭を顧みなかったことから、孤独で、お金にも困っているアール(クリント・イーストウッド)は、メキシコの麻薬カルテルから、
「運転するだけで良い・・・」と運び屋を持ちかけられます。

だから全米中をドライブする「ロードムービー」なんです。
アールの運転は法令順守、おまけに年寄りと言う利点も生かし、
仕事に順応して楽しむ余裕まで・・・そして度胸もあります。

エピソードも豊富です。
「運び屋」の仕事を寄り道して、全米イチとアールが信じる
ビーフサンドを食べて、仲間に奢ったりね!
好き勝手に運転して脱線する自己中ぶりとか・・・。

共演はアールを追う麻薬捜査官コリンに、ブラッドリー・クーパー。
人情味と男盛りの色気がムンムンします。
この作品ではクリント・イーストウッド監督自身の作品としては、
『グラン・トリノ』以来10年ぶりの俳優出演です。
クリントさんと共演者とのロマンスの噂も咲いたと言う
お元気なイーストウッド監督です。

楽しみながらも最後には、家族とのエピソードで、
ホロリとさせられる・・・本当に手練れの技ですね。
早くも次回作を楽しみ待つ・・・そんな気持ちになりました。
どうかいつまでもお元気で!!

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