映画だと思ったらドラマだったので驚きました
3話のドラマなのですごく丁寧に細かく描かれていたので良かったです。実話だと思うとただただ驚きました。
でも正直どちらにも感情移入出来なくてどっちもどっちに思えました。ソープさんも自分のことしか考えれないし、国民保険証さえ渡せばこんなことにならなかったのにと思いました
ノーマンは気の毒な部分もあるけどでもしたたかだなとも思いました。裁判官の最後の判決前に行ったとおりだなと思いました。二人の演技もすごく良かったです。
英国を最高に揺るがした実録《政治家スキャンダル》
2018年(イギリス)スティーヴン・フリアーズ監督。
3時間テレビミニシリーズです。
エピソード1・・・情愛
エピソード2・・・殺意
エピソード3・・・対決
主演はヒュー・グラント。助演はベン・ウィショー。
見応えのあるテレビシリーズでした。
ヒュー・グラントは1967年から10年間も「自由党・党首」を務めた
大物政治家。
ベン・ウィショーは、彼に見初められてゲイの恋人になる若者。
その若者ノーマン(ベン・ウィショー)が、ソープ議員(ヒュー・グラント)と別れた後に、同性愛関係を暴露する手紙をソープ議員の母親に送ったことから始まる《英国史上、最も物議を醸した政治家のスキャンダル》と言われる・ソープ事件の10数年間に渡る実録映画です。
面白かったです。
ヒュー・グラントの狡くて身勝手な大物議員振り、
“ウサギちゃん”と可愛がられる愛人のベン・ウィショー。
2人とも入魂の大熱演。
ノーマンの度重なるソープへの嫌がらせ、
度重なる《告発》も、相手にされないのに、回り回って、ソープの
ライバル議員にラブレターが渡ったり、
一番問題だったのは、ソープ議員がノーマン殺害を依頼した事件が公になった事でしょう。
3時間という長さは映画の倍近いですから、とてもじっくりと事細かに10年以上の2人の関係を描いています。
ベン・ウィショーの上手さに驚きます。
情緒不安定で、時に愛らしく時に手に負えないふてぶてしさ、
傷つきやすい・・実際に運命をソープに寄ってねじ曲げられた青年を
コミカルに演じてヒュー・グラントを凌ぐ程でした。
実際にこのドラマ、結構笑えるんです。
(ドタバタ喜劇です)
ヒュー・グラントの老け顔にも、ビックリしました。
今年58歳とは思えないシワシワです。
1987年「モーリス」でゲイに悩む青年を演じた美しさ、
歳月とは残酷ですね。
見応えがあります。おススメです。
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