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Amazonビデオで視聴。中国の国共内戦時代の様子を壮大なスケールで描いた物語。映像の迫力は凄いが、台湾ではヒットしたものの、中国では不人気だったというのがなんとなくわかる気がした。中国、台湾、日本の間で翻弄される人々を偏り過ぎない描写で描こうとしたのだと思うが、結果として中途半端で共感しづらい作品になってしまったのかも…
中国国内の共産党と国民党の内戦。
日本軍に従事経験のある医師、ダークンは学生時代の初恋相手、雅子を想っている。
司令官のイーファンは裕福な家の娘ユンフェンと運命的な出会いをし結婚するが、現在は前線と内地分かれている。
看護師のユイチェンは兵士のターチンと偽装夫婦として食糧配給を受ける。
前線と内地、戦争で引き裂かれた3組の男女の生活が描かれる。
どうせ吹き替えするのに何故、ソン・ヘギョをキャスティングしたんだろう。韓国人役かと思ってた。
ホアンシャオミンと並ぶと美男美女だけれども。
アラフォーの金城武は学生服を着て頑張っております。かっこいいけど。
寒い、薄着、食料ない、戦ったからって大きな褒賞があるわけでもない。
一体、戦争って誰のためなんですかね。
日中戦争直後だから国力なんてないだろうに。
後半、この3組がどうなるか気になる。
BSでやってました。
日本から長澤まさみとかも出演していましたが、しばらく日本公開されなかった作品です。
そしてひっそり?と公開されてました。
ジョンウー監督なんですね。
福山雅治のマンハントの前の作品。
Part1は比較的ありがちな大河ドラマでした。
キャストは久しぶりに見ました金城武。
チャンツィイーの主演作。
レッドクリフみたいな2部作ですが、個々で核となる話があります。
一応Part2が観たくなりましたので、及第点ですかね
共産党軍と蒋介石の国民軍の独立戦争
反日色の強い作品かと思ったら、中国独立戦争の物語でした。中国、台湾、日本が絡みますが、核となるのは蒋介石の国民軍で大陸から台湾に逃げる動乱が描かれます。戦場は生々しいのですが、特殊効果がいまいち噛み合わない部分が多くて、ジョンウーも年取ったなぁって感じです。
金城武も年取った。
六人の男女の群像劇ですが、この映画はチャンツィイーのものです。クレジットが俳優で最初にでるのも納得しました。
The Crossing/ザ・クロッシング Part1:戦場
日中戦争後の国共内戦に翻弄される3組の男女の話。
ジョン・ウー監督作品らしい派手な戦闘シーンが冒頭の抗日戦で描かれて凄かったです。戦車や大人数が1つの画面に動き回るスペクタクルなシーンの中、男性側主人公が微妙に交錯するツカミも面白く見ることができました。
ただ二部作のせいかメロドラマのシーンになると、やたらと音楽が大きくかかってわかりやすい感傷的な場面になって話のテンポがそがれる演出が多くて退屈でした。しかも金城武さんと長澤まさみさんパートはほとんどが回想のため、余計に長く感じるところがありました。国民党の将軍とその奥さん、将軍の部下と偽装夫婦となった人探しする女性、台湾人の医師と恋人の日本人女性の3組パートが描かれていきます。チャン・ツィイーさんがお箸をふいてくれてそれがスローになってときめく。とかの演出が恥ずかしかったです。心の声や手紙の声をナレーションで語って、音楽が流れて…という演出もちょっと古く感じてしまうものでした。
共産党と戦うために奥さんを台湾へ送り、自らは最前線の戦争に赴くけど。蒋介石からただ待機の命令を受けて、しだいに餓死や士気の低下と追い込まれていく将軍。ここは軍人として共産党の指揮官から投稿を命じられても最後まで戦うと勇ましくて戦争映画として燃える描かれ方でした。一方、部下の主人公は、士気も低下して戦いもあまりやりたくなく、たまたま出会って偽装夫婦となった女性を想いつつ、共産党に投降する仲間を思いやったり。クライマックスの戦闘シーンは大迫力で燃える戦いでした。
ですが、三者三様の物語が描かれる割には、あまり描けていなくて、チャン・ツィイーさんが幼馴染だかを一生懸命探しているけれどそれがなぜ身体を売ってまで探し続けるのとか見ていてもよくわからなかったり。長澤まさみさんも回想でしか出てこないためか、ただ金城武さんが好きというだけのキャラクターなのでイマイチ面白みが感じられないキャラクターが多かったです。そういった恋愛模様よりもやっぱり爆破やスローで人間がぶっ飛ばされたりするところのほうが盛り上がってしまうのがジョン・ウー作品。と思ってしまいました。
そして金城武さんの学生服姿に笑ってしまって、国民党サイドから作られたというのが興味深い映画でもありました。
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