黒い司法 0%からの奇跡のクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

4.1

観た人
4143

観たい人
16818

投稿者:monchan 2020年08月06日

考えさせられる実話の映画。
なぜ?どうして?、、、と
心を締めつけられそうになるシーンがある。

人種差別、
人間ってなんでこうも上とか下とか決めたがるのだろうか。
それに対して戦おうと思う人がいるからこそ、ここまでできたのだと思うが、、、理不尽すぎる。

未だなくならない差別。
観るべき映画だと思った。

投稿者:Emiii 2020年08月05日

1980年代、アメリカ・アラバマ州。アラバマは低下層の金銭に余裕がない人たちが暮らす街である。
主人公・ブライアンはそこで黒人の死刑囚・ウォルターの弁護人となった。
ウォルターは6年前に18歳の白人の少女を殺した罪に問われ、死刑囚として収監されていた。
ブライアンは資料を読み進めるうちに、検察が提出した証拠や根拠資料が満足ではないことに気づく。司法取引で刑が軽くなった犯罪者のたった一言の目撃証言でウォルターは有罪判決を受けていた。
彼の家族や本人から話を聞く限りは、ウォルターの冤罪の可能性があった。真実を追求するべく、若き弁護士ブライアンはウォルターの弁護人として闘う決心をする――――。


ノンフィクション作品であることが悲しい。何度も泣いた。
ウォルター役のジェイミー・フォックスがいい演技をしてくれている。
彼の繊細な表情や瞳の動き、本当に素晴らしかった。
死刑囚が集まる刑務所のなかでの死刑囚同士の繋がりの描写も素晴らしい。
お互い目を合わせて話すことはできないが、隣同士なら意思疎通ができる。
弁護が間に合わず執行日を迎え、電気椅子室へ向かう仲間に対して「俺たちがついている。いつも近くにいる」。
その表現方法として計量カップ?のようなものを格子にあてて音を出す。それが換気扇口から別室の電気椅子室へ聞こえてきた。
それだけでも死を待つしかない彼の心情が伺える。なんて仲間思いの囚人が多いのか。
ノンフィクションであるから、一筋縄ではいかない展開に観ているこちらも苦しかったが全体的に素晴らしい作品であった。

投稿者:キッチー 2020年08月05日

ろくに調べもせずに黒人を死刑囚にしてしまう検察と裁判所。少しでも苦しむ黒人たちの力になりたいと願い、アラバマで新人黒人弁護士ブライアン・スティーブンソン(マイケル・B・ジョーダン)が弁護を申し出た死刑囚ジョニーDことウォルター・マクミリアン(ジェイミー・フォックス)。二人の前に司法の壁が立ちふさがる。

今作は実話ですが、「アラバマ物語」公開から僅か20年位し経っていない1980年代に、同じような事件が起こることに社会はなかなか変わらないんだな~と悲しくなる。
そしてアメリカでは死刑囚の10人に1人が冤罪だという、衝撃的な誤審率にも驚く。
もちろん、18歳の少女が無残に殺害されるなんて、絶対許せない凶悪犯罪だし、犯人を憎む気持ちは十分すぎるくらい理解できるけど...。

凶悪犯罪の犯人を1年経っても逮捕出来ない保安官が地域社会から受けるプレッシャー。司法取引で無理矢理強要した証言で犯人を作ってしまう異常さ。白人1人の偽証の方が大勢の黒人の証言より重いとか狂っています。
その間、真犯人は枕を高くして眠っているという事実。偽りの平和に安心感を持つ市民。
目を覆いたくなります。

それでも今作では、その理不尽な扱いに立ち向かう人たちがいることが救いでしたね。冤罪が晴らせそうになりながらも、何度も苦汁を飲まされる...執拗に行われる嫌がらせ...くじけそうになりながらも、味方の言葉に励まされ前を向く...
とりわけ最初は絶望的な状態で投げやりになっていたジョニーDがブライアンに判決は覆らなかったけど自分の正義を取り戻してくれたから生きていることを思い出させてもらったというようなことを言う(多少表現はちがいますが...)ところは感動でした。

死刑囚を演じたジェイミー・フォックスは捕まる前、捕まってから、そしてラストまで、とにかく感情が揺れ動くシーンが沢山ありましたが、表現が上手過ぎですね。主人公のマイケル・B・ジョーダンも上手いので二人のシーンは良かったです。あと、同じく死刑囚ハーバートを演じたロブ・モーガンやジョニーDに不利な証言をするマイヤーズを演じたティム・ブレイク・ネルソンも良かったです。

ブライアンと共に人権擁護活動をしているエバ役でブリー・ラーソンが出ていますが、彼を支える重要な役でした。台詞も良かったです。この映画のデスティン・ダニエル・クレッソン監督とは「ショート・ターム」「ガラスの城の約束」と3作目、相性の良さが感じられます。
毎回思うのですが、この監督、弱い立場の人間を描くのも上手ですね。

あと、地方の裁判所以外にも州や連邦裁判所もあるようだし、日本よりも複雑で興味深かったです。今作ではアラバマ州最高裁まで行きましたが、ダメなら連邦裁判所まで行くのかな?ちょっと気になりました。

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クチコミ・レビューTSUTAYA DISCAS

久し振りに

投稿者:arara40 2020年08月02日

心を揺さぶられる
素晴らしい映画でした。

心にグサグサ刺さり、考えさせさせられる映画

投稿者:ケースケ 2020年07月25日

事実に基づいた物語、という事でちょっと気になって観賞しました。
邦題が『黒い司法 0%からの奇跡』てのがなんとも薄っぺらく感じ、勿体ないなーと。原題である『Just Mercy』の方がしっくりきましたね(公正な慈悲、といった意味合いでしょうか)。「黒い司法」は原作本の邦題から引っ張ってきたようで。


若手弁護士ブライアン・スティーブンソン(マイケル・B・ジョーダン)は同じ黒人である受刑者の人権を少しでも向上させるため、アラバマ州でエヴァ・アンスリー(ブリー・ラーソン)とともに活動を始め、その中で“ジョニー・D”ことウォルター・マクミリアン(ジェイミー・フォックス)という死刑囚に出会う。彼が起こした事件を調べるうちに、ウォルターは完全な冤罪だと確信したブライアン。ウォルターの無実を証明するために奮闘することに・・・。


以下、本編内容に触れつつ感想。鑑賞時の感情に関わる内容も含むと思いますので、未見で気にされる方はご注意ください。









アメリカでの黒人差別による冤罪事件。黒人差別というと映画『グリーンブック』でも描かれていましたが、グリーンブックの舞台は1960年代初頭が舞台。本作では発端となった事件が起きたのが1987年。20年以上経っても根強い差別が残っていたのですね…。
ただ黒人というだけで、白いものが真っ黒にされてしまうという恐ろしさを、まざまざと見せつけられました。



ウォルターが有罪とさせられた証拠が、彼の知り合いであるラルフ・マイヤーズ(ティム・ブレイク・ネルソン)による証言のみ。しかもその証言は司法取引によってある意味無理やり供述させられたというもの。
だがしかし、劇中で弁護士ブライアンによって集められる事件に関する内容は明らかにウォルターは無関係で冤罪と思わせられるものばかり。

普通の人だったら「これだけの証拠、証言があれば冤罪である事は確実に証明されるよね」って思うのでしょうが、「嘘でしょ!?」って展開に。そしてブライアンやエヴァにも脅迫等の嫌がらせが起きるという…。
最初は怒りを感じたのですが、もし自分がこの死刑囚という立場の状況だったら絶望を味わっただろうなと、なんとも重い気持ちになってしまった。


死刑囚達の独房でも、ウォルター達と隣あう同じ死刑囚との交流等が描かれる部分が、ある種アクセントとなっていますね。
中には冤罪ではなく、実際に罪を犯した者たちもいるのですが、あの監獄内で本当の“死刑囚”は一体何人だったのだろう…。




ブライアンはウォルター以外の死刑囚にも刑の減軽や、再審などを求めて奔走するのですが、その中の一人ハーバート(ロブ・モーガン)の弁護に関するくだりがあるのですが、ここが個人的に一つ目のピークだった。
「普通の人はまさか今日が人生最後の日と思っては生きていない」
もちろん罪を犯し、裁かれた以上は償う必要があるけど、果たして本当に死刑が正しいのか、、、深く考えさせられましたね。


もう一つは終盤の起訴取り下げ請求に伴うブライアンの熱弁。もしあれで司法に伝わらないなら、正義って何なんだろうと思わせられる名シーンでしたね。セリフが心にグサグサ刺さった。泣いた。
検察側にも、ちゃんと良心がある人が描かれていたのも救いがありました。

いやー、ほんと後半は我ながらびっくりするくらい泣いた。泣けた・・・。




映画では130分ちょっとで描かれますが、ウォルターの事件に関しては6年以上の歳月が流れており、ブライアンが他に弁護を務めた人の中では実に30年ぶりに無実が証明され刑務所から出たという人も(劇中にも登場しております)。
間違いによって奪われた時間は帰ってこない。それでも冤罪における無罪を勝ち取れるのは大切な事なのだろうけど、そもそもそういった事が起きないようにするにはどうしたらいいのか、考えさせられる。


一言で「良い映画だった」っていうとちょっと違う気もするのですが、色々と考えさせられる、重く深みのある映画でした。

トランプ降ろしに使われてた可能性あり

投稿者:勇光 2020年07月22日

はっきり言って前半はかったるい。意気軒昂な新卒の弁護士が人種差別と戦うことを決意して登場し、その家族が不安におののく。無実の罪で死刑囚として拘束されている準主役のオッサンは人生をあきらめていて青二才の弁護士を小ばかにする。弁護士は信頼を勝ち取るために苦心する。いよいよ戦いがはじまると、あてにしていた協力者が敵に脅されてビビリまくって退場。敵は弁護士にも悪辣な手で脅しをかける・・・このあたりの流れは今までのこの手の映画の定石みたいなものであり、新鮮味がまるでない。
だが、逆転劇がはじまると面白くなる。で、ワンクッションあったり、話が二転三転したりして楽しくなる。ラストの勝利のフィナーレはよかったよかったで感動的。

悪い映画ではないし、こういう映画は定期的につくりつづけねばならないと思う。
ただ、今、アメリカでは黒人の暴動が全国に波及しつつある。きっかけとなったミネアポリスでの事件における黒人被害者は無実ではなかったらしいし、過去にはかなり悪いことをしていたらしい。が、暴動が起きた。この映画がその暴動にいたる経緯で一役かっていたのだとしたら、ちょっとなあって思ってしまう。
ちなみに、暴動が拡散したのは、この騒ぎをトランプ降ろしに使おうとした勢力がマスコミと協力したかららしい。

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クチコミ・レビューTSUTAYA

まあ

投稿者:toysboy 2020年06月19日

まあまあ

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