フジテレビ開局60周年特別企画『教場』のクチコミ・レビュー

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警察学校という特殊な環境下での濃密な人間ドラマ

投稿者:hinakksk 2020年08月09日

 舞台は、神奈川県警察学校、6か月間の初任科短期課程。ここでは、教室は「教場」と呼ばれている。寝食を共にする濃密な人間関係のなか、厳格な規律と壮絶な訓練の日々。不適格者をふるい落とすべく、試練の数々が容赦なく雨あられと警察官の卵たちに降り注ぐ。追い詰められ、心身ともにぎりぎりの状況で、自分自身と真摯に向き合い、覚悟を決めた者だけが警察官として巣立つことができるという、過酷なサバイバルの世界。

 展開にはムダがなく、ミステリーとヒューマンストーリーのエッセンスを凝縮したような、濃厚で緊迫感溢れる、とても見ごたえあるドラマ。彼ら彼女らを鍛え上げる鬼教官然とした、寡黙でスキのない風間教官は、その鋭い観察力、洞察力、推理力で、多彩な背景を持つ生徒たちの行状や人間関係を見抜いて、問題解決に導く。甘えを許さない徹底した鍛錬の極限で、人間の本質が浮き彫りにされ、卒業式シーンでは、風間教官と生徒一人ひとりの力のこもった握手に、観ている方にも、万感の思いが迫ってくる。

 どちらかというと、前編は上質なミステリー、後編はヒューマンドラマの要素が強い。風間教官役の木村拓哉は、近寄り難い厳しさのなかにも、生徒を思いやる人間らしさを秘めた人物を好演して、魅力的でフレッシュな若い俳優たちの多いドラマを統率し、引き締めている。時間をこんなに短く感じたドラマは久しぶり。 

井上由美子脚本のパクリ

投稿者:権兵衛 2020年08月02日

井上由美子脚本「陽はまた昇る」のパクリですな。登場人物の設定からちょっと似てるし。「陽はまた昇る」の主人公をカッコよくさせて、内容をシビアにしただけです。本作品が「このミステリーがすごい」第2位とは審査員も勉強不足というか、やっぱり日本の脚本力の低下を象徴する作品ですな。

新枝

投稿者:ビンス 2020年08月01日

シルバーヘアー
ロマンスグレー
白髪が
「オシャレ」という権利を得てきた昨今
それでもアイドルにとって白髪はご法度
誰もが若々しく
毛染めをしていることは暗黙の了解で
指摘するなんて野暮なことはしません。
それが今回
最早アイドルという枠内にはいないとしても
トップアイドルの地位に君臨していたキムタクが
白髪頭で教官役を務めるといのは
トピックとしてかなり「引き」がありました。
グイグイでした。
しかも義眼というおまけつき
その容姿はヴィジュアルショックと言ってもいい程で
新しいキムタクを見せつけるにはうってつけでした。
役どころも
冷静沈着で物腰が柔らかく
と言えば聞こえがいいもので
実際は冷淡で底が知れない怖さのようなものをまとった
これまでにない役
どちらかと言えばアツい男を演じることが多かったですからね。
そんなヴィジュアルと性格と、その過去に騙されて
物語は予想しない方向に進みました。
そして、それでも面白かったです。
前後編の4時間あまりで描かれるのは
警察学校という場での生徒のあれやこれや
そこには希望と闇があり
その見極めを
まるでふるいにかけて不適格な者を落とすように
感情的になる余地もなく実行する風間(木村)
見応えがありました。
実際に警察学校という隔離空間には
毎年このような生徒も紛れ込んでくるのでしょうか。
そう考えると怖くもなるエピソードも描かれていました。
生徒それぞれにフォーカスし
その人物像や警察を志望する動悸や欲望を暴き出していく展開は
連ドラにしてひとり1話で描いても
面白いものになったのではないかなぁと感じました。

お正月特番だっただけに
キャストも豪華そのもの
それだけでも楽しめるってもんです。

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