AWAKEのクチコミ・レビュー

クチコミ・レビューFilmarks

3.6

観た人
3508

観たい人
4939

投稿者:にょろ 2021年10月20日

音楽がすごく好みだった。割と平坦なストーリー展開だとは思うけど飽きさせない。
吉沢亮の演技はマイキーしか見たことがなかったのだが、今作でその演技力の高さに驚いた。彼自身がイケメンというのばかり注目されるのではなく演技を見てほしい、というようなことを言っていたが本当にその通りだと思う。
顔面がここまで整っていてあそこまで陰キャが様になるのはなぜだろう。
実際の結果を全く知らずに見たからドキドキして見ることができた。ラストに驚いて実際の対局やその様子を調べたが、正直調べなければよかった…。後味が悪すぎるしモデルの開発者の発言がなぁ。
電王戦でAIが勝って終わったのは覚えていたがそれはponanzaなのね。映画の終わり方はもちろんその辺りを描くことなくすっきりとまとめてあってこれが正解。

投稿者:krc20 2021年10月19日

少々、内向的な性格の英一(吉沢亮)。
しかし、将棋に対する情熱だけは誰にも負けていません。
英一が挫折を味わいながらも、たどり着いた境地とは⁉︎

大河ドラマでは血気盛んな若者を演じ、今作では陰キャを演じきる吉沢亮さん。
このギャップがたまりませんでした。

※将棋ロボットの精巧さにも注目です!

投稿者:私のAVVENIRE 2021年10月17日

将棋電王戦史上、最も後味の悪い決着となったAWAKE戦の裏側を描いた半ノンフィクション映画。将棋や電王戦を知らなくても楽しめる。
現実の緊迫感には欠けるが、棋士と開発者の葛藤は伝わってきた。映画らしい希望のある締め方も満足。
一方映画好きである前に、将棋ファンでもある私としては本作をきっかけに、より多くの人が現実の将棋界についても知ってほしいと思う。羽生善治永世七冠や藤井聡太三冠の将棋には、フィクションを超えたドラマがある。
個人的にはシンギュラリティとなった電王戦をリアルタイムで見届けられたことは幸運だったと思う。そして今よりも遥かに負けられないプレッシャーとも戦った棋士の先生方に敬意を評したい。

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もうAIには勝てないのか

投稿者:こうさま 2021年07月20日

藤井聡太二冠の出現により注目を集める将棋界ではあるが、将棋ファンならともかくルールの分からない人に映像作品としてその魅力を伝えることはなかなか難しいことなのだろう。
過去には「聖の青春」「三月のライオン」など棋士そのものを描いた作品があったが本作は棋士の道を断念した主人公が将棋ソフトの開発に関わることで再び将棋界に登場するというお話で実際に行われたプロ棋士とコンピユーターの対戦である「電王戦」での一局を再現している。
主人公清田は幼い頃から将棋が強く地元では大人顔負けの腕前、プロ棋士への道を選ぶために日本将棋連盟の育成組織「奨励会」に入会、ここは全国から天才と呼ばれる棋士の卵が集結し初段、二段、三段リーグを勝ち抜いて四段となりプロ棋士としてデビューできる過酷で狭い門なのである。
年齢制限もあり規定の年齢までにプロにならなければ強制的に退会させられる。
この奨励会でライバル浅川に敗れてプロ棋士への道を断念した清田、将棋を忘れようと決意するが大学で人工頭脳研究会(AI)のサークルで将棋ソフトの開発に青春をかける。
将棋ソフトも初期の頃、つまりファミコンゲームのレベルでは反応も遅く問題にならないくらい弱かった、それがプレステーションレベルになってくると(私は将棋では少し強い)2割ぐらいしか勝てなくなった。
そして今では天文学的なデーターを蓄積し何百憶手を瞬時に読むAIとなって登場している。
最初はコンピューターソフト同士の対戦で始まった「電王戦」やがて人間と対戦するようになったが勝率ではコンピューターが圧勝、佐藤元名人が連敗してコンピューターに頭を下げている光景は衝撃的だったのを覚えている。
さて清田はAWAKEと名付けたソフトを完成させ「電王戦」でかつてのライパルで今や若手ナンバーワンとして頭角を現した浅川と奇しくも対戦することになる。
勝負はあっけなかった。ソフトの弱点をついた浅川の研究が功を奏しその局面に誘導されたのを認めた清田が負けを宣言、つまり投了したのだ。
勿論いろんな意見はあろう、将棋の美学に反してプロ棋士としては絶対指さないハメ手を指した、でも逆に言うとプロとしてコンピューターの弱点を把握して勝負にこだわった。
それが勝つための唯一の方法だったのかも。
その後人間対AIの対戦は行われていない、まさにAI恐るべしなのである。
地味ではあるが将棋ファンでなくとも結構楽しめる作品。

意外とヒット

投稿者:かかし 2021年06月12日

他の方も書いてますが、ビックリする程に動きの少ない映画です。
おなじ将棋でも『3月のライオン』の方がアクションがあるのですが、こちらはW主演にしてのクライマックスに向かっての心理戦を描いてます。
しかも結果は誰もが予想する普通の結末をしっかり描くのはかえって大変だったのが判る演出でした。
あまり期待してなかった分、凄く楽しめました。

未知の手を求めて

投稿者:akiermino 2021年06月10日

「人間VS人工知能」というので、ネットや将棋ファンの間で物議をかもした将棋イベント<電王戦>から着想を得たストーリー。
主人公・英一は、吉沢亮の魅力を半減するようなネクラなやつで、性格もねじ曲がっていて、超がつく将棋バカなのですが、「これ」と決めたら一途に突っ走る強さがいい。

厳しい勝負の世界に幼い頃から身を置いてきた彼は、
努力だけでは天才に勝てないことを身にしてみて感じてきました。
それでも、積み重ねてきたものがAIと結びつき、将棋界に、ITの世界に激震をもたらすのです。
そしてついに、因縁のライバル・陸に挑むのですが、
この2人の関係性、距離感もいい!

人類の尊厳をかけた戦いとか、AIが人間を凌駕するとか、マスコミが煽り、まわりが騒いだとしても、
これは「人間VS人工知能」ではなく、どこまでも「人間VS人間」の戦い。
プライドをかけ、激しく葛藤しながら駒を打つシーンは手に汗握ります。

人間にはコンピューターにはない豊かな想像力と自由な発想があるはずと思いきや、主人公はむしろAIの定跡に囚われない独創的で強い将棋に理想を見ています。

人間の固定概念が、まだ発見されていない未知の手への道筋を見えなくしているなんて、
なんだか考えさせられます。

個人的にはラストシーンにやられました。
漫画チックな、ベタな展開だけど、とってもあたたかくて素敵なエンディング。

羽生善治大先生へのオマージュ?もあるみたいで、
そんな遊び心も楽しい良作でした。

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