【祝新作公開!】『ヤマト』はオジサンだけのものじゃない! 『宇宙戦艦ヤマト2199』が新世代ファンを獲得した胸アツポイントとは?

古代進と森雪

『宇宙戦艦ヤマト2199』古代進と森雪(松竹株式会社オフィシャルYouTubeチャンネルより)

2017年2月25日、『宇宙戦艦ヤマト』(1974年10月テレビ放送)待望の新作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』が公開される。 2012年に制作された『宇宙戦艦ヤマト2199』の3年後を描き、1978年劇場公開された『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のリメイクでもある。

現代に即した形で描き直された『2199』は、“新世代”ともいえる若年層ファンを多く獲得。1974年放送時のものを観て育ったオールドファンからも高い評価を受け、オリジナルの要素を残しつつ新たにされたヴィジュアルも大いに注目を集めた。

ところで、この“新世代ファン”の胸を熱くさせたポイントとは何なのか? 「モビルスーツに似たメカが出てこないSFアニメなんて観る気しない」と思っていた30代筆者が、気づけばすっかりファンになっていたポイントを、胸アツシーンも含めて紹介したい。

 

 

ポイント1:現代のCG技術で展開される臨場感に溢れた戦闘シーン!

「モビルスーツに似たメカが出てこないSFアニメなんて観る気しない」という懸念は、アニメを観始めてすぐに解消された。

「これがあれば無敵!」という機体や技術を一つも持っていないのが戦艦ヤマト。安心感を抱きながら観られる戦闘シーンは一つもない。常に不利な状況で行われる艦隊戦は、モビルスーツの取っ組み合いがなくても十分に興奮できた。

イスカンダル(ヤマトの目的地)への航海の途中、何度も行く手を阻むガミラス軍(敵対関係にある異星人)。大群で向かってくるガミラスに対し、ヤマトは一隻。 共に航行する艦もなく、沖田艦長の的確な判断と、敵が持っていない波動システムという技術や戦闘機で、幾多のピンチを切り抜けていく。

“1万隻 VS 1隻”という状況で仕掛ける強行突破、沈でしまうのではないかと心配になるほどの被弾、周りをビュンビュン動き回る戦闘機の攻防など、「無敵機体」がないからこその戦闘シーンに夢中になってしまう。 まさしく“死中に活を見出す”戦闘の連続。後がない状況に、観ている側にも思わず力が入る。

いつの間にか、戦闘シーンでは一緒に緊張して、一緒に「っ撃(て)えぇぇぇ!」って気持ちになるくらい入り込むことができる、迫力の艦隊戦を観られる。

 

 

ポイント2:どのキャラクターでもスピンオフが作れそうな登場キャラクター!

敵味方含め登場人物一人ひとりが、とても個性豊かで魅力的だ。どのキャラクターをフィーチャーしても、この物語を多面的に紡ぐことができるだろう。

メインキャラクターではないヤマトのクルーやガミラスの軍人たちにも、ところどころで現れる言動や昔話から、なんとなく人格や家庭環境などが想像できるよう作られている。

たとえば、ガミラス国民に絶大な人気を誇り、ヤマトを追い詰める強敵ドメル将軍。
有能で部下からの信頼も熱い軍人だ。敵将なのに、高潔で誠実な人柄、壮絶な最期に胸が熱くなる。「ぜひ、彼のスピンオフが観たい!」と願ってしまうキャラクターの一人だ。

所属する組織での立ち位置、人種の違い、戦争で失くしたもの…。仲間でありながらも、それぞれの心情と正義によって衝突してしまうところなど、キャラが立っているからこその人間ドラマが実に秀逸だ。

そして、美しい女性キャラクターたちのヴィジュアルも注目すべき点だろう。
旧作のヤマトのヒロインはどこか神秘的で、悲しげな印象のビジュアルだが、『2199』においては、女性特有の儚さは残しつつも、現代的な強さを備え喜怒哀楽も豊かだ。

メインヒロインの森雪をはじめ、山本玲、新見薫、岬百合亜、メルダ、ユリーシャ…。 クールビューティ、メガネ、清楚系と多ジャンルな美人ばかり。密かに自分だけのヒロインができてしまう。

加えてプロポーションの良さが強調され、視覚的な魅力がすさまじい。「ヤマトガールズコレクション」(株式会社メガハウス)と銘打ったフィギュアまで発売されているところにも、“現代版”の特徴が現れている。

 

 

ポイント3:「これはグッとくる!」胸アツシーン5選

「理想の上司、魅力的な異性、達成感」など、「グッとくる」が随所に盛り込まれている『2199』。ここでいくつか紹介したい。
※YouTube画面キャプチャは、松竹株式会社オフィシャルYouTubeチャンネル内の『宇宙戦艦ヤマト2199』各章プロモーションビデオより。

前妙なタイミングで流れる主題歌『宇宙戦艦ヤマト』。印象的な冒頭の間奏部分が流れると心がどんどん高揚していく。

第7話「太陽圏に別れを告げて」

「必ず帰るから…」

ヤマトクルーが地球に残してきた家族と最後の交信をする。それぞれの思いを胸に「必ず帰る」という堅い決意が胸に刺さる回だ。

地球がガミラスと初めて遭遇したときの真実が明かされる。若者を導く大人たちの言葉が教訓として心に響く。

第18話「昏き光を超えて」、第20話「七色の陽のもとに」

「これが沖田戦法!」

航海中、何度も訪れる絶体絶命の状況、それを冷静な判断力と奇策でくぐり抜ける沖田艦長の手腕に脱帽。

第22話「向かうべき星」

スイーツの幸福感は宇宙共通?

玲(地球)、ユリーシャ(イスカンダル)、メルダ(ガミラス)の3人がパフェを食べながら会話するシーンには、ごちそうさま感が…。

 

 

他にもヤマト保安部・伊東真也の最期や、ザルツ人ノランの森雪への忠誠など、各話毎に思い入れができキリがない。“語りだしたら止まらない”そんな言葉がよく似合う作品だ。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』はいかに?

いかがだっただろうか? 新世代の視点で『2199』の虜になったポイントをあげてみた。偏った点もあるが、『2199』の魅力が少しでも伝わったら幸いだ。

そして、ついに公開される『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。
『2199』は、コスモリバースシステムを手に入れ、「ヤマト」は地球に帰還。ハッピーエンドに近い形でキレイに最終回を迎えている。だからこそ、「どんな作品になるか想像できない」というのが正直なところだし、期待は膨らむばかりだ。

新キャラクターも追加登場するということで、2017年、新たに始まる「ヤマト」の旅から目が離せない!

(文:厚山理子)

 

 

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