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「めでたしめでたし」のその後にある鬼たちの物語【TSUTAYAの名物企画人“仕掛け番長”のススメ】

桃源暗鬼

チャンピオンの新作がとにかく面白すぎるので語りたい。

思うと私という存在は『週刊少年チャンピオン』のコミックが作ったと言っても過言ではないように思う。

小学生になった頃、父親が持っていた「本気!」を読み生きることを学び、『シャカリキ!』を読んで自転車に乗りまくり、『浦安鉄筋家族』で笑いを覚え、中学では『ウダウダやってるヒマはねぇ!』でカッコいいとは何かを知り仲間とは何かを理解し『鉄鍋のジャン!』で中華料理ばかり食べるようになったりした。

そして私の人生のフェイバリット漫画は最高の相撲漫画『バチバチ』シリーズだったりする。チャンピオンの漫画を語り出したら愛が止まらないくらいには週刊少年チャンピオンを嗜んでいる。

そんな私が今最も注目している漫画が週刊少年チャンピオンにて連載、1巻目がついに発売した『桃源暗鬼』だ。

脇役のおっさんがかっこいい作品にハズレは無い(持論)

『桃太郎』という昔話は日本人なら誰もが身近に感じるだろう。この『桃源暗鬼』はその桃太郎で悪者としてかかれた鬼の血を継いだ青年の物語なのだ。
この作品にはとにかく漫画のコマが狭いと感じるほどの迫力を感じる圧倒的な表現力がある。
少年漫画の王道とも言うべきアクションを全力で行っており記憶に残るシーンがとにかく多く、読み終わったあと目をつぶるとふとお気に入りのシーンが浮かんでしまうほどに。
その効果で1枚のイラストだけでキャラの魅力がこれでもかと伝わってくるので自然とこの作品の登場人物達が好きになってしまうのだ。

そしてこのキャラクターの魅力というのがこの作品の最大のポイントだろう。
色々なタイプの鬼の血を引く青年達もツボを抑えていて惹かれるのだがこの漫画はとにかくおっさんがカッコいいのだ。
思わずこんなカッコいいおっさんになりたいと思ってしまう魅力が凄すぎる。
カッコいい青年よりおっさんに魅力を感じてしまう。こう言うところがチャンピオン的で個人的にはお気に入りの理由だったりする。

まだ1巻目が発売したばかりの若い作品だが気になった方はぜひ読んでみて欲しい。まさに今、一押しの作品だ。

(文:仕掛け番長)

仕掛け番長のおすすめ本

桃源暗鬼

桃源暗鬼

出版年月:2020年10月(1巻)
著者:漆原侑来
出版:秋田書店

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“仕掛け番長”栗俣力也

【コンシェルジュ】仕掛け番長

栗俣力也(くりまた・りきや)。小説、特にミステリーとマンガが好きな書店員。絶版書の復刊プロデュースを数多く仕掛け、ヒット本を発掘することで知られ、読者や出版業界関係者に「仕掛け番長」の愛称で呼ばれる本が大好きな日本男児。

Twitter(@maron_rikiya)

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