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あそび足りている? 子どもの遊びについて考える一冊『3歳からの今どき「外あそび」育児』【週末エンタメのススメ】

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度重なる自粛生活でなかなか外あそびもためらう中、子どもは「あそび」足りているの? という疑問から、この本を手に取りました。
もちろん屋外だから公園はいいだろうと連れて行きますが、以前のように公園に着いたら「さあ、あそびなさい!」というような雰囲気ではなく、友達との距離、遊具の使い方などに注意を払い、時には親が口を出しつつ遊ばせます。
そのせいかは定かではありませんが、公園で遊ぶ時間が減ってしまい、家遊びの時間がどんどん増えていっています。
今日紹介する『3歳からの今どき「外あそび」育児』は少し前の本ですが、コロナ禍に入る前の「外あそび」ってどんなものだったっけ? と思い出すとともに、子どもに必要な遊びについて大枠を捉えることのできるとてもわかりやすい本。
ぜひ、少しでも子どもの遊びについて、不安やわからないことがあれば読んでおいて損はないと思います。

<目次>

1.この本を読むことで学べること
2.歩くだけでカラダを強くし、優しい心を育む
3.子どものために覚えておきたい4つの運動スキル
4.傷は勲章。大切なことはほぼ友達から教わる
5.あそべば遊ぶほど心が安定する

1.この本で学べること

現在、自分たちが子どもの頃と比べて、確実に子どもたちの外あそびの機会が減っています。
外あそびをすることで、子どもたちのカラダや心にどのような影響を与えるかがわかりやすく書かれています。
昔は遊ぶものがなかったから、外で日が暮れるまで遊んでいましたが、今ではゲームも動画もなんでも家にあります。
そんな中、親がどう子どものあそびと向き合うべきかを考えるきっかけをつくってくれる一冊です。

2.歩くだけでカラダを強くし、優しい心を育む

バスや電動自転車、子どもが普段歩くことが少なくなりました。
昭和時代には1日1万2千歩も歩いていた子どもたち。現在は5千歩台にまで減って生きているという。
普段の生活だけでは、体力づくりが十分でないことが明白で、さらには根気も集中力も低下してしまい生き生きと毎日を過ごす力が不足していっていると著者は指摘しています。

確かに、うちの子どももすぐに「疲れたー、おんぶー」ということが多いですね。
でも集中力という観点で思い返してみると、うちの娘はとにかく工作に夢中すぎて怒られるまでやめないこともしばしばあります。

とはいえ、いきなり2倍の距離を毎日歩かせるわけには生きません。そんな時間を親子で取ることは難しいでしょう。
なので、この本で進めているのは「保育園や幼稚園への送迎時に親子で歩く」こと。
たとえ、10分~15分くらいの短い時間でも「お花が綺麗だね」「あそこには面白い看板があるね」「昨日の夜観たテレビは面白かったね」など、ささやかな親子タイムがカラダだけでなく、心も育んでくれる。
ぜひ、そんな時間を子どもたちに用意してあげましょう。

3.子どものために覚えておきたい4つの運動スキル

運動スキルとは、走る、跳ぶ、ボールを操作するといった技術を意味します。
ちなみに運動能力とは別で、体力×運動スキル=運動能力となります。
なので、いくら技術が高くても運動スキルはあまり高まらないということになります。
体力をつけつつ、運動スキルを磨いていく必要があります。

■4つの運動スキル
(1)移動系運動スキル:歩く、走る、這う、跳ぶ、スキップする、登る、くぐるなどカラダを移動させる運動スキル。
(2)平衡系運動スキル:高いところにたつ、平均台に乗って落ちないようように渡るなど、姿勢を維持する運動スキル。
(3)操作系運動スキル:道具や用具を掴む、投げる、蹴る、打つ、回す、たたくなどの操作をする運動スキル。
(4)非移動系運動スキル:移動することなく、その場でものにぶら下がったり、しがみついたり、押したり、引いたりする運動スキル。

このような前提知識があると、鉄棒、タイヤ、滑り台、ジャングルジム、砂場など、公園の遊具はこの4つのスキルを満遍なく身に付けることができるラインナップであることがわかります。
公園で何をしようか? たまに悩むことがあると思いますが、「このスキルが苦手だから、あれを一緒にやってみよう」というように子どもに声かけしていくことで、より公園の時間が有意義に使えそうですね。

4.傷は勲章。大切なことはほぼ友達から教わる

小さい頃、膝を擦り剥くことはしょっちゅうだったし、勢いよく藪に入っていって細かい傷が全身にできてしまったり、塀から落ちたり。
昔は危ないものも多く、自然と傷を作ることで「ここまでが限界かな?」というのを少しずつ把握していったような気がします。
今では、危ないものを親が先に排除してしまう。だから、何をどこまでやれば危ないのか、何もわからないまま成長してしまう恐れがあります。
自分が何をすると危ないかがわからないとなると、相手にも危ないことをしてしまう恐れがあります。正直僕はここが最も怖いですね…。

娘を持つ父親としては少し複雑ですが、傷は学び。
ストップをかけるタイミングをギリギリまで待ち、「喧嘩したっていいぞ! 親が責任とってやる!(ただし、相手に怪我させるのはNG)」という心意気で子どもと接していきたいと思います。

また、かつては、近所のガキ大将やお兄さんお姉さんの真似をして覚える、教えてもらうことがたくさんありました(良くも悪くも)。今ではそういった大きなコミュニティが生まれにくいため、子どもは親か友達からしか学ぶ機会がないのです。
こうした機会を求めるため、“外あそび”がとても重要なのです。
公園に行けば、上も下も世代を超えて「一緒に遊ぼう?」と鬼ごっこしたり、かくれんぼしたり、秘密基地をつくったりできるのです。

5.あそべば遊ぶほど心が安定する

汗だくになればなるほど、子どもの心は不思議と落ち着いていきます。読者の皆さんも同じような経験があるかと思います。
カラダを動かすと、体温が上がり、血液循環が良くなり、栄養素が運ばれ、脳に酸素がしっかりと行き渡ります。
ゆえに、リフレッシュ効果が生まれるため、気持ちの解放につながります。

もちろん対峙する大人とすれば、”早く帰りたい””良い加減にしてくれ”と思うこともしばしばかと思いますが、ここはグッとこらえてみませんか? 体力がつき、運動スキルが身につき、世代を超えた人との関わり方を経験することができる、子どもたちの豊かな経験に目を向けてあげましょう。

おうち遊びでは経験できないことで溢れている”外あそび”。
ぜひ、今週末は花粉に負けず、外あそび、してみませんか?

【Editor's select】あそび足りている? 子どもの遊びについて考える一冊

3歳からの今どき「外あそび」育児

3歳からの今どき「外あそび」育児

出版年月:2015年12月
出版社:主婦の友社
著者:前橋明

【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄

【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄

伊東寛雄(いとう・ひろお)。一姫二太郎(5歳♀、1歳♂)を子に持つ父親。毎朝こどものお弁当をつくってSNSに投稿するのが日課。スマイルサプリでは子育て中の妻に”作品をプレゼントする”シーンを妄想して記事を書いている。稀に音楽熱が燃え上がり、音楽関連の記事を書くこともある。

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