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お酒を飲みに行きたいお店リストが完成するエッセイ本『無職、ときどきハイボール』に魅せられて【週末エンタメのススメ】

無職、ときどきハイボール

今週は最近僕が読んでいる多種多様な食関連の本の中から、ぜひおすすめしたい作品をご紹介します。
今回は『無職、ときどきハイボール』というエッセイ本です。
久しぶりに頭にガツンっと衝撃を受けた作品でした。
言葉を選ばず言えば、ぐるなびや食べログ、RettyだけでなくTwitterやInstagramなどのSNSをも超越するであろう一冊です。

愛のカロリーゼロ理論。酒で肴をコロボックル

「ドーナツは穴が空いているからカロリー0(ゼロ)」「カステラはギュッとすればカロリー0(ゼロ)」

サンドイッチマン伊達さんのカロリーゼロ理論は大きな反響を読んでいましたね。
そのことを知ってか知らずか、著者の酒村ゆっけ、さんも同じように独自のカロリーゼロ理論を展開します。

「ハイボール飲めば、カロリーは全部流しコロボックルだぜ」

そう、この本はエッセーで綴られた酒村ゆっけ、とハイボール(彼氏)の愛の物語なのです。

終電で帰宅した彼女を暖かく迎えるハイボール。
魔法のように吉野家の牛皿と一緒に胃の中へと消えていくハイボール。
竜宮城と化したくら寿司でマグロとのマリアージュを楽しませてくれるハイボール。

どこに行ったってハイボール(時にはリッチハイボールというスイートルームの彼も出てくる)と一緒。
他のお酒を飲むこと=浮気と表現するほど愛している。
そして、彼(ハイボール)もまた彼女を愛し、優しくカロリー摂取をなかったことにしてあげている。

そんな二人だから、鳥貴族にも行くし、びっくりドンキーにも行くし、サイゼリヤにも行く。
カロリー気にせず、うまいものをたらふく食べて、飲んでいる姿が本当に目に浮かんできます。
手書きのタイトルや感想が絶妙に酒村ゆっけ、さんの人となりを表現し、挿絵のイラストがお店の料理やお酒の味を想像させることで、あたかもお店で自分も一緒に飲んでいるような感覚を味わうことができるのです。

コロナで飲み会もなければ、お酒を飲む機会もめっきり減ってしまいました。
そのせいもあってか、初めてエッセイ本を一気読みしてしまいました。

とにかくお店で飲みたくなる。みんなコロナが終わったら行きたいお店リストが完成してしまうだろう

この本を読むと本当にお酒を飲みたくなってしまうし、お店に行きたくなってしまうのです。
磯丸水産の蟹味噌甲羅、舌で味を覚えてますから思い出すだけで何杯だってビールが飲めそうだし、サイゼリヤの1,000円ガチャで「デカンタ500ml」が出るまでひたすらガチャを引いてしまいました。

そう、彼女のレビュー(恋物語)が本当に僕らの「酒飲みてぇ」という気持ちを揺さぶるのです。
一体それはなぜなのか。
個人的には友だちに体験談を話しているテンションでありつつも、ユーモアに富んだスパイスの効いた言い回しの文章が癖になるんですよね。

==本文引用
サイゼを通るとストゼロが手招きしている気配を感じる。
もういいなりにはならないし、会いたい気持ちをグッと堪えると誓いを立てても姿を見かけてしまったら最後。
結果、都合のいい女に成り下がってしまうというわけだ。
基本、どこにでもサイゼはあるのでエンカウント不可避。もう諦めている。
==

サイゼがいかに身近で、魅力的な存在かがうまく伝わってきます。
じゃあ次にエンカウントしたら倒してやるか、かかってこいストゼロ!! という気持ちも生まれてきます。

こんな調子で鳥貴族、東京ディズニーシー、セブンイレブンなど多様なジャンルのお店での体験談を紹介してくれています。そして、おそらく彼女が紹介したお店は確実にみんなの行きたいお店リストに入りますし、同じメニューを注文し、体験することになるでしょう。

これは大げさではなくぐるなびや食べログ、Retty、はたまた各SNSなんかで情報探すよりも、彼女の体験記を読んだ方が圧倒的にお店に行きたい度が増します。彼女と一緒にお店を紹介するようなサービスをはじめてみたいものです。

ぜひ、この週末この本を手にとって読んでいただき、お店にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

【Editor's select】

【20代女子の食と酒/エッセー本】無職、ときどきハイボール

【20代女子の食と酒/エッセー本】無職、ときどきハイボール

出版年月:2021年3月
出版社:ダイヤモンド社
著者:酒村ゆっけ、

【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄

【Editor】お弁当パパ/伊東寛雄

伊東寛雄(いとう・ひろお)。一姫二太郎(5歳♀、1歳♂)を子に持つ父親。毎朝こどものお弁当をつくってSNSに投稿するのが日課。スマイルサプリでは子育て中の妻に”作品をプレゼントする”シーンを妄想して記事を書いている。稀に音楽熱が燃え上がり、音楽関連の記事を書くこともある。

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